圧勝
弘、竹内 菖蒲園
選挙は自民の圧勝でした。
私の叔父(放送作家)はパパに生まれてはじめて自民に入れたとわざわざ電話をしてきたほど、小泉自民ブームだったのですね。
私は1827ナカノをカラ売りしているので、どきどきです。
果たして、東京市場はどうなってしまうのでしょう?いよいよ日経が1万3千円ですか?
自民党大勝!GDPの上方修正を受けて大幅高で年初来高値更新
日経平均 12,896.43 (△204.39)
日経225先物 12,830 (△160 )
TOPIX 1,309.80 (△ 16.45)
単純平均 463.05 (△ 4.44)
東証二部指数 3,941.29 (△ 46.72)
日経ジャスダック平均 2,112.12 (△ 10.08)
東証一部
値上がり銘柄数 1,161銘柄
値下がり銘柄数 373銘柄
変わらず 125銘柄
比較できず 0銘柄
騰落レシオ 121.03% +4.97%
売買高 22億3530万株(概算)
売買代金 2兆0829億1200万円(概算)
時価総額 408兆6594億円(概算)
為替(15時) 109.92円/米ドル
◆市況概況◆
米国市場が堅調であったことや自民党が大勝したことに加え、寄り付き前に
市場筋の推計として伝えられる外国人の売買動向が大幅買い越しとなったこと、
GDP(国内総生産)の改定値が大幅上方修正となったことなどから買い先行
の始まりとなりました。先物も週末にヘッジ売りしていたむきの買戻しなども
入ったと思われ、買い気配を切り上げ、大幅高の始まりとなりました。
「日本買い」となり為替が円高に振れたこともあり、ハイテク銘柄など輸出
関連銘柄を敬遠する動きはあったのですが、不動産株や銀行株を中心に内需系
の景気敏感銘柄を物色する動きで堅調な動きとなりました。それでも寄り付き
は先物の買戻しだけでなく、総選挙に対するヘッジを含めた意味で週末に「空
売り」のポジションを抱えていた目先筋の買戻しが多かったものと思われ、寄
り付きの買いが一巡したあとは御多分に洩れず小動きとなりました。
後場に入ってからも大きな動きとはならず、「下がれば売り、上がれば買い」
といった状況が続き、週末の後場のような腰の据わった買いというよりも目先
筋の買戻しや押し目買いが中心と言う感じでした。昼の市場外取引も金額はそ
こそこ大きかったものの、大きな影響もなく、好業績主力銘柄へのディーリン
グも含めた目先筋の買いが中心となっていました。基調は強含みとなっており、
米国市場と違って金利上昇懸念が無いことから、景況感の好転を素直に受け取
る動きとなっており、好業績が期待される銘柄などを中心にしっかりした動き
となったようです。
小型銘柄はまちまちの動きとなっており、小口の売り買いで大きく値を飛ば
すものも散見されました。総じて強含みではあるものの目先的な動きは小型銘
柄の値幅取りの動きよりも主力大型銘柄のディーリングの動きが中心となり、
小型銘柄の動きを示す指標は狩猟銘柄の動きを示す指標よりはもたついた感じ
になりました。日経平均は最後はインデックス買いが入り、後場の高値引け、
12,900円一歩手前の引けとなりました。
◆個別銘柄◆
主力銘柄が堅調な動きとなっています。
ナカバヤシ(7987) 321円 (△7)
先週末に中間配当の実施と年間配当の増配を発表、手掛け易い値ごろという
こともあって、目先筋の買いを集めて上伸しました。それでも目先筋の買いが
一巡すると利食い売りに押され上値も限定的となりました。
セコム(9735) 5,740円 (△440) :500株単位
相場の地合いが良い事に加え、自民党が総選挙で圧勝したことで、「改革」
が推進されるとの思惑から、医療改革が行われた際にメリットの大きな同社が
注目され、値動きの良さも手伝って大幅高となりました。
キヤノン(7751) 5,700円 (△70) :100株単位
今12月期の連結純利益が従来予想を上回る見通しと新聞で報道され、好業績
銘柄を物色する動きに乗り、堅調な展開となりました。好業績銘柄の代表格と
されているだけに既に保有している投資家も多く、上値の重い展開となりまし
た。
東邦チタニウム(5727) 5,040円 (△420) :100株単位
プラントや航空機、船舶向けにチタンの需給が逼迫しており、チタンを増産
すると言う新聞報道をきっかけに、収益拡大期待から買いを誘いました。
住友金属鉱山(5713) 900円 (△30)
年初来高値更新となりました。週末に2006年3月期の連結業績予想を上方修
正したことを好感し、朝方から買い先行となって、地合いの良さも手伝い大幅
高となりました。
TIS(9751) 2,605円 (▲405) :100株単位
週末に連結業績予想の下方修正を発表し、見切利売りに押され大幅安となり
ました。ある程度株価に織り込まれていた、との見方もありましたが、予想以
上に収益悪化が大きかったとされ、売り先行となったようです。
◆ランキング◆
東証一部値上がり上位
材料含みの銘柄が小口の買いで値を飛ばしているものが見られます。
東証一部値下がり上位
悪材料の出た銘柄の他、小口の売りで値を崩すものが上位になっています。
東証一部売買高上位
鉄鋼株と低位ディーリング銘柄が上位を占めています。
東証一部売買代金上位
銀行株を中心とした主力銘柄が上位を占めています。