日経が復活

本牧

お国の予算が緊縮
それで日経が戻したの?
やっとセプが胎動開始?

NYは微動
▼ダウ 10,836.53

  • 39.06 (-0.36%)

▼SP500 1,259.92

  • 7.40 (-0.58%)

▼Nasdaq2,222.74

  • 29.74 (-1.32%)

△CME日経 15,330
115 (0.76%)
Dax 5,350.18

  • 3.48 (-0.07%)

△FT100 5,539.8
8.2 (0.15%)
△米ドル 115.99
0.28 (0.24%)
△ユーロ 139.30
0.34 (0.24%)
▼ポンド 204.44

  • 0.63 (-0.31%)

米国債 4.437

  • 0.005 (-0.11%)

▼JGB 136.84
NY原油 57.34
△金 506.10


手掛かり材料難だが買い意欲は依然として強く、大幅高

日経平均            15,641.26 (△249.78)
日経225先物         15,580 (△170 )
TOPIX            1,613.99 (△ 24.75)
単純平均             551.18 (△ 8.15)
東証二部指数           4,939.84 (△ 55.53)
日経ジャスダック平均       2,555.35 (△ 21.47)
東証一部
値上がり銘柄数         1,214銘柄
値下がり銘柄数          366銘柄
変わらず             86銘柄
比較できず            1銘柄
騰落レシオ            116.49% +7.92%
売買高            21億7422万株(概算)
売買代金        2兆7343億6100万円(概算)
時価総額          509兆4879億円(概算)
為替(15時)          116.62円/米ドル


◆市況概況◆

 米国市場がもたついた動きであったことや昨日の大幅高の反動からもたつい
た始まりとなったものの、外国人買いを期待した動きや目先筋の積極的な買い
もあって、堅調な動きとなりました。目先的な利食い売りをこなしての展開と
なっており、改めて個人投資家などの買い意欲の強さを確認した格好となりま
した。

 朝方は米国市場が軟調、特にハイテク銘柄が安くなったことやシカゴ市場の
日経平均が日本市場の終値に比べ大きく値を下げていたこと、また、3連休や年
末などを控えて積極的に動き難いのではないかと思われたことに加え、特に目
新しい材料もなく日経平均は小安い始まりとなりました。それでも政府の経済
見通しの発表を受けて内需銘柄を中心に堅調な動きとなるものも多く、また、
寄り付き前に市場筋の推計として伝えられる外国人の売買動向が買い越しとなっ
たこともあって下値を売り叩き難い雰囲気でした。

 個別に出遅れ感の強い銘柄や材料含みの銘柄が堅調な動きとなるなかで、為
替が円安に振れてくると輸出関連銘柄やハイテク銘柄の一角が切り返し、先物
主導で大幅高となりました。値動きがよくなると、個人投資家やディーラーの
売買も活発になり、一気に盛り返す動きとなったようです。

 最近の相場はいったん動き出すと動き出した方向に大きく動く傾向にあり、
本日の相場も御多分に洩れず大きく上昇する動きとなったようです。小型銘柄
も引続き目先的な値動きの良さを好感する動きで大幅高となるものが多く、小
型銘柄の動きを示す指数は大幅上昇となりました。

 こういった勢いになって来ると3連休を気にする動きよりも「株を枕に年を越
す」ことを目論む投資家も増えて来そうです。

 (マネックス証券 清水洋介)


−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・輸出関連銘柄(ゆしゅつかんれんめいがら)
 売上げ構成に占める輸出比率の高い銘柄のことをさす。そのため、為替の
 動向が収益に影響を与えやすい。例えば、輸出をして外国で物を売った場合
 に、外貨が手に入るが、為替が円安だと円に換えた時により多くの利益を
 得ることができる。そのため輸出関連銘柄は円安の際に物色される傾向にある

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


◆個別銘柄◆

やまや (9994) 1,292円 (△137) :100株単位
 イオン(8267)と共同で、ワインなどの輸入会社を設立すると発表したことを
受けて、事業拡大への期待感から買いが入ったようです。イオンは、同社への
出費比率も引き上げる方針です。

TDK (6762) 9,550円 (▲30) :100株単位
 19日の米フィラデルフィア証券取引所半導体株指数(SOX)が下落した
ことや前日の反動から、朝方から軟調な展開となりました。大引けにかけて値
がさハイテク銘柄が買われたこともあって急速に下げ幅を縮小しましたが、小
幅安で引けました。

三菱地所 (8802) 2,190円 (△180) 
 東京駅周辺の不動産が過去最大級といわれる額で取引されたと報じられ、同
駅周辺に不動産を保有する同社株が、不動産取引の活発化を期待されて買われ、
大幅高となりました。

ハニーズ (2792) 9,530円 (△300) :100株単位
 2006年5月期の連結経常利益を上方修正したことで、利益拡大を期待する買い
が入り、終日堅調な展開となりました。

ニッシン (8571) 230円 (△29) :100株単位
 国内系証券が目標株価を引き上げたことや、金融株など内需関連銘柄を物色
する動きが広がったこともあって買いが集まり、東証一部で値上がり率が1位と
なりました。また、大引け後には株式分割を発表しています。

三菱UFJ (8306) 1,680,000円 (△40,000) :1株単位
 傘下の銀行のシステム完全統合が延期されたと報じられましたが、内需株
堅調な展開もあって値を上げ、大幅高となりました。


◆ランキング◆

東証一部値上がり上位
 個別の材料と小口の買いとで値を飛ばす銘柄が多く、不動産株が多く見られ
ます。

東証一部値下がり上位
 前日の急伸を受けて利益確定売りで値を下げる銘柄が多いようです。

東証1部売買高上位
 鉄鋼株や重工株の出来高は細り気味で、他に、個別の材料で大商いとなった
ものがあります。

東証1部売買代金上位
 銀行株や鉄鋼株に加え、インターネット関連株が上位に見られます。