ジェーソンがやってくるか
魔の13日の金曜日です。
オプションSQだし、なにが起きるのでしょうか?
▼ダウ 10,962.36
- 81.08 (-0.73%)
▼SP500 1,286.06
- 8.12 (-0.63%)
▼Nasdaq2,316.69
- 14.67 (-0.63%)
▼CME日経 16,335
- 90 (-0.55%)
△Dax 5,542.13
9.24 (0.17%)
△FT100 5,735.1
3.6 (0.06%)
△米ドル 114.21
0.07 (0.06%)
▼ユーロ 137.44
- 0.96 (-0.69%)
▼ポンド 200.93
- 0.40 (-0.20%)
▼米国債 4.406
- 0.048 (-1.08%)
△JGB 137.87
=NY原油 63.94
▼金 549.30
米国株、ダウ81ドル安――ナスダックは今年初の下落
12日の米株式相場は下落。ダウ工業株30種平均は反落し、前日比81ドル8セント安の1万962ドル36セントだった。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は8営業日ぶりに反落し、同14.67ポイント安の2316.69で終えた。ナスダック指数は2006年に入って初めて下落。年初以降の相場上昇が大きかったことから幅広い銘柄に利益確定売りが出た。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は午後4時までの通常取引(速報)で約17億株。ナスダック市場(同)は約19億9800万株。
朝方から売りが優勢だった。前日にダウ平均が約4年7カ月ぶり、ナスダック指数が約4年11カ月ぶりの高値を付けたことで、相場過熱への警戒感から売りが出た。
証券会社がJPモルガン・チェースやコカ・コーラといったダウ平均構成銘柄の投資判断を引き下げ、大型株に売りが出やすかった。原油先物相場が午前中に一時、約3カ月ぶりに1バレル65ドル台に上昇したことも嫌気された。
正午ごろまでは小安い水準でもみ合い、小口の押し目買いなどで下げ渋る場面もあった。だが午後2時前後から相場は下げ幅を拡大。これといった材料はなかったが、上値が重いとみた投資家が一斉に売りを出したという。
業種別S&P500種株価指数では、午前中唯一上昇していた「エネルギー」も下げて終え、全10業種が下落した。
エネルギー価格上昇を受け、スポーツ・ユーティリティー・ビークル(SUV)などの売れ行きが鈍るとの思惑からゼネラル・モーターズ(GM)やフォード・モーターなど自動車株が大幅安。JPモルガンは1.8%下落。コカ・コーラが0.5%あまり下落した。2005年の収益見通しが同社の従来予想に届かないと発表した家電販売チェーン大手ラジオシャックが下落。
一方、証券会社が目標株価を105ドルに引き上げたことを受け、アップルコンピュータが買われた。5日連続で過去1年(52週)の高値を更新。証券会社が収益見通しを引き上げたキャタピラーも買われた。
〔NQNニューヨーク=横内理恵〕
オプションSQの売り買い一巡後は途中乱高下となるも方向感のない動き
日経平均 16,454.95 (△ 9.76)
日経225先物 16,400 (▲40 )
TOPIX 1,681.69 (▲ 2.65)
単純平均 575.40 (△ 1.38)
東証二部指数 5,443.20 (△38.38)
日経ジャスダック平均 2,859.53 (△27.57)
東証一部
値上がり銘柄数 714銘柄
値下がり銘柄数 858銘柄
変わらず 97銘柄
比較できず 0銘柄
騰落レシオ 106.55% -5.28%
売買高 22億9981万株(概算)
売買代金 3兆2059億8300万円(概算)
時価総額 532兆6918億円(概算)
為替(15時) 114.76円/米ドル
◆市況概況◆
オプションSQをにらんで寄り付きから売り買い交錯となり方向感のない展
開となりました。寄り付きの売り買いや寄り付き直後の売り、14時の機械受注
統計の発表で指数は上下に振れる場面もありましたが、総じて「堅調なものは
堅調」「軟調なものは軟調」(あたりまえですが・・・)という状況は変わら
ず、大きな変化のない一日でした。
大きく売られる場面ではすかさず買いが入り、しっかりした動きとなるかと
思うとするすると値を下げる銘柄が散見されたり、と物色対象も絞り切れない
状況となり、市場全体の方向感が出るような展開にはなりませんでした。主力
銘柄は押し目買いと戻り売りのせめぎ合いで大きな動きとならず、週末の手仕
舞い売りも買戻しや押し目買いに支えられる、といった状況でした。
小型銘柄は目先筋の値幅取りの買いが入り、値動きがいいものだからますま
す買い方の回転が効き、回転がしっかりと効いているものだからますます買い
が入り値動きが良くなる、という好循環でしっかりとする銘柄が多くなりまし
た。日経平均は16,500円を意識したところでは積極的に買い上がるというより
もしっかりと利食うという動きが先行し最後まで買い意欲は強いものの上値の
重い展開となりました。
機械受注統計の数字が予想を大幅に上回るような状況になれば、一気に
16,500円を超えて、上昇に弾みがつき大幅高となったのでしょうが、予想を大
幅に下回ったことで、手仕舞いの動きが優勢になり、押し目買いで下支えられ
るのがやっと、と言う展開になったのでしょう。
(マネックス証券 清水洋介)
−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・機械受注統計(きかいじゅちゅうとうけい)
機械受注統計とは機械メーカー280社による生産設備用機械の受注額を
集計したもので、内閣府の経済社会総合研究所から発表されるものである。
通常「船舶・電力を除く民需」という項目が利用され、景気の動向を計る
上で重要な企業の設備投資の先行きを示す指標として注目される。
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◆個別銘柄◆
引き続き、小型銘柄を物色する動きで、主力銘柄は一服
ファナック (6954) 10,570円 (△90) :100株単位
本日発表された11月の機械受注統計が市場予想を下回ったことで、上げ幅を
縮小する場面が見られましたが、売り込まれることはなく、小幅高で引けまし
た。
コジマ (7513) 1,777円 (△131) :100株単位
冬季オリンピックやサッカーのW杯などスポーツイベントを控えてデジタル
家電の販売に先行き期待が出ており、本日は上げ幅を縮小する場面もありまし
たが、大幅高となりました。
ファーストリテイリング (9983) 10,870円 (▲40) :100株単位
前日に発表された2005年9−11月期の連結業績が増収増益と報じられましたが
反応は限定的で、大引け間際に値を戻したものの、小幅安にとどまりました。
ライオン (4912) 796円 (△39)
育毛剤向けの新成分を発見したと報じられたことで買いが集まり、終日堅調
な展開となりました。
三井住友FG (8316) 1,180,000円 (△10,000) :1株単位
銀行株はこのところ上値の重い展開が続いており、同社株は本日も寄付き前
に他の銘柄と間違われて大量の売り注文が出たことで朝方は値を下げましたが
、その後は堅調に推移し、前日比プラスで引けました。
日テレ (9404) 17,710円 (▲520) :10株単位
外資系証券が「視聴率改善の遅れ」などを理由に13日付で投資判断、目標株
価ともに引き下げたことにより、3営業日ぶりに反落しました。
◆ランキング◆
東証一部値上がり上位
思惑的な買いから、買いが買いを呼ぶ形で値を上げているようです。
東証一部値下がり上位
急伸後の利益確定売りで値を下げるものが散見されます。
東証1部売買高上位
軟調な自動車株、堅調な電機株が上位になっています。
東証1部売買代金上位
引き続き大手銀行株や電機株などが上位となっています。