利確のシーズン
和田・L’S
△ダウ 11,144.94
35.62 (0.32%)
△SP500 1,297.81
2.98 (0.23%)
▼Nasdaq2,336.74
- 3.05 (-0.13%)
△CME日経 17,380
360 (2.12%)
△Dax 6,024.05
53.97 (0.90%)
△FT100 6,024.3
59.7 (1.00%)
▼米ドル 117.66
- 0.01 (-0.01%)
△ユーロ 142.87
0.30 (0.21%)
△ポンド 204.61
0.28 (0.14%)
△米国債 4.874
0.025 (0.52%)
▼JGB 132.80
△NY原油 66.74
△金 594.30
さすがに8連騰はならず上げ一服だが、小型銘柄の一角は引続き堅調
日経平均 17,292.91 (▼40.40)
日経225先物 17,330 (▼20 )
TOPIX 1,749.65 (▼ 4.99)
単純平均 558.10 (▼ 0.28)
東証二部指数 5,133.49 (△26.86)
日経ジャスダック平均 2,695.04 (△ 5.58)
東証一部
値上がり銘柄数 749銘柄
値下がり銘柄数 821銘柄
変わらず 125銘柄
比較できず 0銘柄
騰落レシオ 114.30% △0.26%
売買高 20億2275万株(概算)
売買代金 2兆8686億7600万円(概算)
時価総額 557兆4384億円(概算)
為替(15時) 117.68円/米ドル
◆市況概況◆
米国市場も底堅くCME(シカゴ市場)の日経平均先物も堅調、寄り付き前
の外国人売買動向(市場筋推計、外資系12社ベース)が大幅買い越しとなった
ことで買い先行となるのかと思われたのですが、7連騰後ということもあって
売り先行の始まりとなりました。それでもしっかりと押し目買いも入り、底堅
い動きとなり、底堅さを確認すると押し目買いや目先筋の買いで堅調となる場
面も見られました。先物のまとまった売り買いに振らされることもあったので
すが、出遅れ感の強かった銘柄を拾う動きは出ていました。
さすがにここまで連騰、高値更新となってくると目先筋を中心に利食い売り
が先行、下値を売り叩く動きにはならず下値も限定的ではありましたが、軟調
となりました。昼の市場外取引の金額が大きかったことや後場の寄り付きにま
とまったバスケット売買が入ったことで、出来高も膨らみ、思惑も呼んだので
すが、個別銘柄への対応に終始する動きとなって方向性の無い展開となりまし
た。
小型銘柄は値動きの良さを好感して物色されるものが多かったのですが、目
先筋の早めの利食い売りに押され軟調となるものも目立つなどまちまちとなっ
て、日経ジャスダック平均や二部株指数は堅調であったものの東証マザーズ指
数は軟調となりました。先物にもまとまった売り買いは散発的には出たものの、
方向感を示すような展開にはならず、「下がれば買い、上がれば売り」といっ
た展開が続きました。
7連騰後ということで上げ一服となりましたが、ここまで上昇を牽引した主
力銘柄が利食い売りで一服となる一方で小型銘柄の中には値動きの良さを好感
されて物色されるものもあり、指数が軟調であった割りには買い方の回転はしっ
かりと効いているのではないかと思われます。週末の米国雇用統計などの指標
の発表やオプションに絡んだ思惑も取りざたされますが、取り立てて売り叩く
材料もなく、売る材料がないことが唯一の売り材料という感じです。
(投資情報センター 清水洋介)
−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・目先筋(めさきすじ)
言葉どおり、目先の(直近の)利益を狙い頻繁に売買を行う人をいう。特に、
一日のうちに売買を行う証券会社の自己ディーラーや個人投資家のデイトレ
ーダーなどを指す。
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◆個別銘柄◆
主力銘柄は上げ一服となったが出遅れ銘柄、小型銘柄の一角は堅調
ステラケミファ (4109) 7,030円 △900 円 :100株単位
トヨタ自動車(7203)がハイブリッド車を全クラスに投入すると報じられた
ことで、リチウムイオン電池向け電解質で高いシェアを有する同社に対して将
来的な収益拡大を期待する買いが集まり、大幅高で引けました。
ファーストリテイ (9983) 11,890円 ▼30 円 :100株単位
東証株価指数(TOPIX)算出の時に使う浮動株比率の定期的な見直しが
行われましたが、同社株の組み入れ比率が引き下げられたことが材料となって
売りが優勢となり、軟調な展開が続きました。なお、引け後には3月の既存店
売上高が前年同月比で9.2%増となったことが報じられました。
スズキ (7269) 2,700円 △10 円 :100株単位
3月の米・新車販売統計が発表され、販売台数が前年同月比で大幅増となっ
たことが好感されて買いが集まり、堅調な動きが続きました。
塩野義 (4507) 1,902円 ▼52 円
主力製品の販売計画が未達となることなどを理由に、外資系証券が投資判断
を引き下げたことが材料となって売りが優勢となり、大幅安となりました。
住友鉱 (5713) 1,659円 △20 円
米国市場で金先物価格が堅調な動きだったことなどから、非鉄金属銘柄に買
いが集まり、引けは堅調となりました。
日 立 (6501) 837円 ▼9 円
新社長が記者会見でHDD(ハードディスク駆動装置)、薄型テレビ、ディ
スプレーの3事業について黒字化を目指す方針と述べたことが伝わりましたが、
収益拡大につながるかを疑問視する向きもあって市場の反応は鈍く、軟調な展
開が続きました。