ああ、半年が終わるのです

黒須田のお友達

様子見気分が強く、目先的な売買が中心で方向感のない展開

日経平均            15,152.40 (△28.36)
日経225先物         15,140 (△40 )
TOPIX            1,548.97 (△ 3.40)
単純平均             470.44 (△ 0.43)
東証二部指数           4,341.48 (▼ 1.47)
日経ジャスダック平均       2,334.07 (▼ 3.13)
東証マザーズ指数         1,419.20 (▼24.56)
東証一部
値上がり銘柄数          754銘柄
値下がり銘柄数          825銘柄
変わらず             116銘柄
比較できず            0銘柄
騰落レシオ           82.27%  △2.51%
売買高            15億0089万株(概算)
売買代金        1兆8814億5900万円(概算)
時価総額          492兆7336億円(概算)
為替(15時)          116.37円/米ドル

◆市況概況◆

 週末の米国市場が軟調であったことや引き続き外国人が売り越し基調にある
と伝えられたことで、売り先行となりました。それでも先物もシカゴ市場(C
ME)の終値にさや寄せするように底堅い動きとなり、日経平均15,000円を意
識した始まりとなりました。前場の引け際には仕掛け的な売りに値を崩し、下
げ幅を広げ、後場に入ってからも軟調な地合いが続きましたが、下値を売り叩
く動きもなく比較的底堅い動きが続きました。

 後場の寄り付きからの売りが一巡したところからは底堅さを確認したかのよ
うに先物にまとまった買いが断続的に入り、いったん底入れ感が出てくると買
い戻しも入り、一段高となる場面も見られました。米国でのFOMC(公開市
場委員会)を始め先行きの見通しが読み難いなかでは積極的に買い上がる動き
も限定的となり、いったん上値の重さが確認されると今度は目先筋の売りがか
さむ、といった展開となり、結局は小幅高で取引を終えました。方向感のない、
目先的な動きが中心の相場展開となりました。

 小型銘柄は目先的な利食い売り、戻り売りに押されるものが多く、軟調なも
のが目立ちました。一時期のように積極的に買い上がり、その値動きの良さを
見た買いが入り買い方の回転が効く、というよりは目先筋の回転が一度止まっ
てしまうとすぐに見切る動きとなるような感じで、方向感の出難い展開となっ
ています。先物には仕掛け的な売り買いが入るのですが、追随する動きも皆無
というわけではないのですが、限定的となっておりこれもまた方向感の無い動
きです。

 先行きの景況感や金利動向に確信の持てない中では目先的な動きが多くなる
ようです。こうしたところではしっかりと見極めて好業績銘柄の押し目を焦る
ことなく拾っておくか、あるいは目先的な動きとして割り切って「乗って」行
くしかないのでしょう。中途半端にしたり顔で決め付けて動くよりは目先の情
勢の変化を敏感に読み取り、機敏に対処できるようにしておくことが大切なの
ではないでしょうか。


(投資情報センター 清水洋介)


−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・FOMC(えふおーえむしー)
 FOMCというのは公開市場委員会と和訳されるものでFRB(連邦準備制
 度理事会=日本の日銀のようなもの)の7人の理事とニューヨーク連銀を含む
 5名の地区連銀総裁で構成されるものです。日銀の政策決定会合のように米国
 の金融政策を決める最高意思決定機関であり、公定歩合やFF金利(銀行間
 で取引される短期金利短期金利の指標とされる)の誘導目標や景況判断、
 及び金融政策の運営方法などを決定するものです。
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◆個別銘柄◆ 

 不動産株や鉄鋼株などが高く、小型銘柄はもたついた展開

新日鉄 (5401) 417円 △7 円 
 鉄鋼業界で世界2位のアルセロールと最大手のミタル・スチール経営統合
が伝わり、世界的な業界再編への期待もあって買いが集まって、堅調な動きが
続きました。

みずほ (8411) 932,000円 △2,000 円 :1株単位
 割安感などもあって、同社など大手銀行株は後場に入ってから前日比プラス
に転じ、堅調に推移しました。

日産自 (7201) 1,216円 ▼17 円 :100株単位
 自動車各社の5月の国内生産・輸出・国内販売実績が発表されましたが、同
社の減少が目立ったこともあって、トヨタ(7203)やホンダ(7267)と比べて
株価の動きは鈍く、軟調となりました。

日立プラ (1970) 692円 △23 円 
 エネルギー需要が世界的に高まる中で、原子力発電への期待感が大きいとの
見方もあり、同社など原子力発電関連銘柄は買いが集まり、堅調に推移しまし
た。

ヤクルト (2267) 3,140円 △140 円 :100株単位
 医薬品事業の堅調さなどを理由に、外資系証券が同社の投資判断を3段階評
価の最上位で新規に開始したことが材料となり、堅調な動きが続いて大幅高で
引けました。

アイフル (8515) 5,770円 ▼150 円 :50株単位
 貸金業規制法の改正が議論されていますが、返済期間や額についても規制を
入れる見通しとなったことで、先行きの収益に対する不透明感から売りが優勢
となり、軟調となりました。