ハイ、今年も半分終了

高島忠夫

月曜日は日銀短観です!

NYが爆上げ!!!

△ダウ 11,190.80
217.24 (1.98%)
△SP500 1,272.87
26.87 (2.16%)
△Nasdaq2,174.38
62.54 (2.96%)
△CME日経 15,480
470 (3.13%)
Dax 5,581.67
124.80 (2.29%)
△FT100 5,791.5
112.9 (1.99%)
▼米ドル 114.98

  • 1.42 (-1.22%)

▼ユーロ 145.44

  • 0.67 (-0.46%)

▼ポンド 210.11

  • 1.59 (-0.75%)

米国債 5.208

  • 0.037 (-0.71%)

▼JGB 131.66
NY原油 73.52
△金 588.90

米国株高を受けて大幅高だが上値も重い

日経平均            15,505.18 (△384.03)
日経225先物         15,510 (△380 )
TOPIX            1,586.96 (△ 39.21)
単純平均             476.84 (△ 9.70)
東証二部指数           4,385.87 (△ 27.59)
日経ジャスダック平均       2,342.00 (△ 13.02)
東証マザーズ指数         1,471.07 (△ 21.99)
東証一部
値上がり銘柄数         1,443銘柄
値下がり銘柄数          187銘柄
変わらず             65銘柄
比較できず            0銘柄
騰落レシオ           84.44%   △1.23%
売買高            16億5116万株(概算)
売買代金        2兆5071億2100万円(概算)
時価総額          504兆5684億円(概算)
為替(15時)          114.50円/米ドル

◆市況概況◆

 米国市場が大幅高となったことから買い先行で始まり、大幅高となりました。
昨日に続き外国人売買動向(市場筋推計、外資系13社ベース)が買い越しと伝
えられたことも底入れ感を加速させ買いを急がせる動きとなったようです。た
だ、週末、月末と言うことに加え、来週初めには日銀短観の発表を控え、買い
一巡後は積極的に買い上がる動きも一段落となり、上値の重くなる場面もあっ
たのですが、引け際には買戻しや月末・期末の「お化粧買い」もあって高値圏
での引けとなりました。

 後場に入っても押し目買いは入るものの積極的な買いはあまり見られず、上
値の重い展開は続きました。主力銘柄を中心に割安感の強かった銘柄も多く戻
り売りを急ぐような動きにはならないのですが、週明けに日銀短観の発表を控
えていることもあって、買いも慎重になっているような感じでした。為替が円
高に大きく振れたことも米国金利の低下が起因しているとわかってはいても積
極的に輸出関連銘柄を買い上がるのをためらわせる一因となっていたようです。

 小型銘柄は選別色が強く、堅調ではあるものの積極的な買いが手控えられる
ものが多く、上げも限定的となりました。東証マザーズ指数は堅調となったも
のの日経ジャスダック平均や二部株指数はもたついた上値の重い展開でした。
先物のまとまった売り買いも散発的に見られたのですが、米国市場の大幅上昇
や為替の変化に比べてインパクトに欠け、方向感を出すような展開にはなりま
せんでした。

 米国FRB(連邦準備理事会)の態度がある程度はっきりしたことで底割れ
感はなくなったようですが、まだ、日銀短観の発表を控えていることや「ゼロ
金利解除」の問題などもあって、買い一辺倒とはいかないようです。戻り売り
をこなしながらしっかりとした動きが続くと言う感じではないかと思います。

(投資情報センター 清水洋介)


−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・輸出関連銘柄(ゆしゅつかんれんめいがら)
 売上げ構成に占める輸出比率の高い銘柄のことをさす。そのため、為替の動
 向が収益に影響を与えやすい。例えば、輸出をして外国で物を売った場合に、
 外貨が手に入るが、為替が円安だと円に換えた時により多くの利益を得るこ
 とができる。そのため輸出関連銘柄は円安の際に物色される傾向にある。
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◆個別銘柄◆

 ほぼ全面高の中で原油高を受けた石油関連銘柄の上昇が目立つ

アドバンテ (6857) 11,660円 △320 円 :100株単位
 米国市場が大幅高となったことや、フィラデルフィア半導体株指数が上昇し
たこともあって、同社など半導体関連銘柄は朝方から買いが集まり、堅調とな
りました。

NTT (9432) 561,000円 △19,000 円 :1株単位
 外資系証券が家庭用光ファイバー通信(FTTH)で圧倒的優位にあること
などを理由に、同社を「強い買い推奨リスト」に採用したことが材料となり、
買いが集まって堅調に推移し、大幅高となりました。

SUMCO (3436) 6,520円 ▼50 円 :100株単位
 コマツ電子(5977)のTOB(株式公開買付)を控えて資金を確保すべく、
公募増資をするのではとの見方が出て、朝方は値を上げていましたが、次第に
見切り売りなどもかさみ、小幅安となりました。

アサヒ (2502) 1,607円 ▼6 円 :100株単位
 2006年6月中間期の連結営業利益が減益となる見通しであることが報じられ
ましたが、発泡酒での苦戦は既に伝わっていて、売り材料視する向きは少なく、
朝方は堅調な動きとなりましたが、後場に入ってから利益確定売りなどで前日
比マイナスに転じ、小幅安となりました。

村田製 (6981) 7,430円 △330 円 :100株単位
 朝方から高値圏での動きが続き、大幅高となりました。海外機関投資家の買
いが先行しているとの指摘もありました。

三 越 (2779) 523円 ▼1 円 
 朝方は値を上げていましたが、後場に入ってから前日比マイナスに転じ、小
幅安となりました。2006年3−5月期連結業績で最終損益が赤字になることが
嫌気されたようです。