なんか変

藤沢
いやな予感がしています。
きょうアメリカが暴落をするとーーー、

米国株のもたつきや外国人売り、地政学リスクを懸念して大幅安

日経平均            14,437.24 (▼408.00)
日経225先物         14,410 (▼380 )
TOPIX            1,475.28 (▼ 46.43)
単純平均             434.51 (▼ 16.71)
東証二部指数           4,011.57 (▼173.99)
日経ジャスダック平均       2,179.16 (▼ 66.30)
東証マザーズ指数         1,176.42 (▼126.84)
東証一部
値上がり銘柄数          76銘柄
値下がり銘柄数         1,597銘柄
変わらず             23銘柄
比較できず            0銘柄
騰落レシオ           79.87%  ▼ 10.68%
売買高            20億6384万株(概算)
売買代金        2兆5139億4800万円(概算)
時価総額          468兆3768億円(概算)
為替(15時)          116.94円/米ドル

◆市況概況◆

 日本市場が3連休となっている間の米国市場がもたついた動きとなっていた
ことや外国人売買動向(市場筋推計、外資系13社ベース)が大幅売り越しとなっ
たことから売り先行の始まりとなりました。寄り付きからの売りが一巡したと
ころでは底堅い動きから戻り歩調となる場面も見られたのですが、戻り売りも
多く、戻りの鈍さを確認したところで先物へのまとまった売りが出ると一段安
となる場面もありました。それでも前場のうちは日経平均14,500円を意識する
ところでは下げ渋り、底堅いところも見られました。

 昼の市場外取引は売り買いの偏りは無いと伝えられたのですが、後場に入っ
てからも先物への仕掛け的なまとまった売りが続き日経平均は14,500円を割り
込み、先月の安値を窺がうように見られる展開となりました。「これ」といっ
た理由がない中では安値を割り込む勢いで売り叩く展開にもならず、買戻しで
値を戻す場面もありましたが、新興市場が売られていることを下げの要因と見
る向きもあり、最後は目先筋の投げもあって安値引けとなり、日経平均
14,500円を割り込みました。単に先物への仕掛け的な動きに目先筋の投げが加
わったことで下げ幅が大きくなっただけ、という感じではないかと思います。

 小型銘柄も軟調なものが多く、朝方は底堅い動きとなっていた日経ジャスダッ
ク平均や二部株指数も東証マザーズの下げに引っ張られるように大幅安となり
ました。下げが新たな投げ売りを誘う形で、売り急ぐ向きもあったようです。
先物には仕掛け的なまとまった売りが断続的に出て、下げ止まったかと思った
ら売られるような展開になりました。目先筋が買い戻しを交えながら売り方の
回転を効かせている、という感じで、あくまでも目先的な動きが中心ではない
かと思います。本日より、「日経225mini」と言う先物の小口売買も始まりまし
たが、市場への影響はほとんど無いものと思われます。

 市場のセンチメントが悪い時にはちょっとした先物への仕掛け的な動きにも
敏感に反応してしまうようです。地政学リスクや米国市場の懸念材料をそのま
ま日本市場に持ち込んでも駄目なのではないかと思うのですが、先物ディーラ
ーに「良いように」振り回されているような感じです。それもまた相場と言う
ことなのですが、割安感の出ている銘柄も散見され、そういった銘柄から反発
も期待できるのではないかと思います。

 (投資情報室 清水洋介)

−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
日経225mini(にっけい225みに)
 「日経225mini」とは、現在取引されている「日経平均先物」を小口化した商
 品のこと。「日経平均先物」は日経平均株価の1000倍が取引単位なのに対し
 て、「日経225mini」はその10分の1である100倍が取引単位となり、取引に
 必要な証拠金も約10分の1となるため、より少ない資金でも取引が可能。ま
 た、呼値(値段の刻み)も異なり、「日経平均先物」は10円単位なのに対し、
 「日経225mini」は5円単位となる。
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◆個別銘柄◆

 証券株や非鉄株が安く、医薬品株はディフェンシブ銘柄として底堅い動き

パーク24 (4666) 3,220円 △100 円 :100株単位
 6月の駐車場稼働率が前年同月比で大きく上昇したことが伝わり、道路交通
法の改正による需要拡大を好感する買いが集まり、堅調となりました。

武 田 (4502) 7,030円 ▼50 円 :100株単位
 相場の地合いが悪かったこともあって、ディフェンシブ銘柄として物色対象
となり、後場には前日比プラスに転じて堅調となる場面も見られましたが、大
引けにかけては売りがかさんで、小幅安となりました。

コマツ (6301) 1,996円 ▼124 円 
 米国市場が景気減速への懸念もあってもたついた動きとなっていることもあ
り、収益の多くを米国に依存している同社は売りが優勢となって大幅安となり
ました。

AMI (3773) 432,000円 △14,000 円 :1株単位
 NTTドコモ(9437)と携帯電話のメールを音声で入力できる企業向けサー
ビスを始めることが伝わり、収益拡大への期待感もあって買いが優勢となり、
一時ストップ高となるなど堅調となりました。

住 金 (5405) 428円 ▼27 円 
 朝方から売りが優勢となり、大幅安となりました。外国人投資家の利益確定
売りが出ているとの指摘もありました。

関東ツクバ (8338) 975円 ▼200 円 :100株単位
 公的資金を受け入れる際に策定した経営基盤強化計画の見直しなどを金融庁
に命令されたことを受けて、先行きへの不透明感などもあって売りが優勢とな
り、ストップ安となりました。