きょうはお手伝い

立川伊勢丹

先物に振らされるも堅調な動き

日経平均            15,890.56 (△127.97)
日経225先物         15,920 (△150 )
TOPIX            1,615.99 (△ 15.74)
単純平均             467.53 (△ 3.33)
東証二部指数           4,316.47 (△ 10.60)
日経ジャスダック平均       2,269.97 (▼ 2.06)
東証マザーズ指数         1,328.63 (△ 18.37)
東証一部
値上がり銘柄数         1,228銘柄
値下がり銘柄数          353銘柄
変わらず             106銘柄
比較できず            1銘柄
騰落レシオ           124.68%  △0.55%
売買高            12億5378万株(概算)
売買代金        1兆6598億0300万円(概算)
時価総額          513兆4228億円(概算)
為替(15時)          116.80円/米ドル

◆市況概況◆

 米国市場が堅調となったことや昨日の大幅下落の反動もあって堅調な始まり
となりました。寄り付きから高く始まった後はその後の手掛かり難から、上が
るでもなく下がるでもなく小動きとなりました。先物への仕掛け的な売り買い
がどちらにでるかを待っている、という感じでしたが引き続き鉄鋼株が堅調と
なるなど、好材料にはしっかりと反応し、また、好業績銘柄にもしっかりと押
し目買いが入るといった状況でした。

 昼の市場外取引は金額も小さく売り買いの偏りもなく、寄り付きから堅調な
展開が続きました。それでも寄り付きの買いが一巡した後は目先筋の売りに押
され、先物へのまとまった売りが出ると「待ってました」とばかりに売り叩く
動きとなって上げ幅を縮小する展開となりました。それでも、すぐに目先筋の
買い戻しなどもあってすぐに切り返し、結局昨日の下げ幅を取り返すところま
では行かなかったのですが堅調な引けとなりました。

 小型銘柄はまちまちの動きとなり、東証マザーズ指数はさすがに戻し、二部
株指数は堅調、日経ジャスダック平均は軟調となりました。先物へはご多分に
漏れず仕掛け的な売りが出たのですが、追随する動きも目先筋が中心となって
結果的には大きな影響はありませんでした。

 堅調ながらも何となくもたついた雰囲気となりましたが、経済指標の発表へ
の反応も比較的良く、好材料にもしっかりと反応する格好となっています。市
場に参加したがっている向きは多そうで売り買いのきっかけがあれば方向感も
出て来そうです。

 (投資情報室 清水洋介)

−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・日経ジャスダック平均(にっけいじゃすだっくへいきん)
 ジャスダック証券取引所に上場する全銘柄の株価の単純平均から算出した指
数です。 新興市場の活況度を測るのに参考とされます。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

◆個別銘柄◆

 石油関連銘柄が安く、証券株、不動産株が高い

トヨタ (7203) 6,290円 △70 円 :100株単位
 米国市場が堅調だったこともあって、同社など国際優良銘柄の一角には朝方
から買いが入り、堅調となりました。

TBS (9401) 2,650円 △70 円 :100株単位
 28日の立会外取引で、発行済株式総数の約2%にあたる取引が前日の終値
上回る価格で成立したことが伝わり、思惑的な買いが入って堅調となりました。

松 下 (6752) 2,450円 △5 円 
 銀行等保有株式取得機構の保有する分を中心に同社株が売り出されることが
伝わり、需給悪化を懸念する向きもあって朝方は売りがかさみましたが、下値
ではしっかりと押し目買いが入って下げ幅を縮小し、引けは小幅高となりまし
た。

東邦テナック (3403) 803円 △53 円 
 親会社である帝人(3401)を割り当て先とする第三者割当増資を行うことが
報じられ、航空機向けに需要が伸びている炭素繊維の生産能力を拡大すること
で、収益拡大を期待する向きもあって買いが入り、大幅高となりました。

PGGIH (2466) 189,000円 △9,000 円 :1株単位
 ゴルフ場の1コースあたり平均入場者数が増加したことが報じられ、ゴルフ
場運営を手掛ける同社の収益拡大を期待する向きもあって買いが入り、堅調と
なりました。

レデイ薬局 (3027) 462,000円 ▼29,000 円 :1株単位
 無担保新株予約権社債(CB)を発行することが伝わり、将来的に株式に
転換されることで1株あたり利益が希薄化することを懸念する売りがかさみ、
大幅安となりました。