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南橋本 my car


10月30日月曜日の東京株式市場は日経平均株価が大幅続落いたしました。
 先週末の米NY株式市場は反落。DOWは−73ドルの12090ドル、NASDAQ総合指
数は−28.48ポイントの2350.62ポイントとなりました。

 シカゴ平均株価先物大証終値から−165円の16,525円。寄り付き前の外
資系証券13社経由の注文状況は、売り3270万株、買い2430万株、差し引き84
0万株の売り越し観測(金額ベースでも売り越し)となっておりました。

 東京株式市場は幅広い銘柄が売られ全面安商状。日経平均株価始値16,5
44円と前日終値16,669円から125円安くスタートし、そのまま売り物に押さ
れズルズルと値を下げる展開。後場には一段安となり、結局−317円の16,35
1円で本日の取引を終了しております。

 東証1部の騰落数は、値上がり199銘柄に対し、値下がりは1,447銘柄、変
わらずは53銘柄。東証1部の売買代金は概算で2兆8051億円、売買高は18億6
321万株となっております。


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 ※日経平均−317円の16,351円と大幅続落。主力株を筆頭に全面安の展開。※
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 ■□ 主力株・1部2部銘柄などの動き □■

 週明けの月曜日、本日の株式市場は主力株を筆頭に幅広い銘柄が売られて
おります。東証1部の騰落数では値下がり銘柄数が1,447銘柄に達し全面安
商状。これまで相場を引っ張ってきた国際優良株に利益確定売りが目立って
おります。

 個別では、三井不動産(8801)、三菱地所(8802)などの不動産株や、大和証
券グループ本社(8601)、野村ホールディングス(8604)などの証券株が下落。
トヨタ自動車(7203)、ホンダ(7267)など自動車株や三菱UFJフィナンシャ
ル・グループ(8306)、りそなホールディングス(8308)など銀行株も売られて
おります。
 また、キヤノン(7751)、京セラ(6971)、富士通(6702)など主力ハイテク株
や、アドバンテスト(6857)、東京エレクトロン(8035)など半導体関連株も大
きく売られております。

 一方目立った銘柄では、大和総研がレーティング「3」を継続した松下電
工インフォメーションシステムズ(4283)が大幅な上昇を演じた他、携帯電話
の販売拡大期待からネクシィーズ(4346)も上昇。仕手性銘柄では、富山化学
工業(4518)、東都水産(8038)が上昇。「特別会員銘柄」の三井住友建設(182
1)も上昇率ランキング上位にランクイン。クレディア(8567)、五洋建設(189
3)も逆行高となっております。


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 ※GDH(3755)、ストロベリーコーポ(3823)ストップ安。新興市場軟調。※
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 ■□ 新興市場銘柄の動きと投資戦略 □■

 本日の新興市場は売り物に押され続落。主力株では、楽天(4755)、アイ・
エム・ジェイ(4305)などは上昇いたしましたが、SBIイー・トレード証券
(8701)、アルデプロ(8925)、スパークス・グループ(8739)、ミクシィ(2121)
などが売られております。JASDAQ平均、マザーズ指数、ヘラクレス指数は続
落となりました。

 個別では、ダブルクリック(4841)、エスケーアイ(9446)がストップ高に買
われた他、イーシステム(4322)、日本社宅サービス(8945)、トーヨーコーケ
ン(6352)などが上昇。
 反面、業績の下方修正が嫌気されたGDH(3755)、ストロベリーコーポレ
ーション(3823)がストップ安になった他、新華ファイナンス(9399)、セント
ラルユニ(7706)、アクロディア(3823)、ウェッジホールディングス(2388)な
どもストップ安に沈むなど大きく売られる銘柄も散見されます。

 先物の売り崩しから主力株を始め中・低位銘柄や新興市場銘柄も大きく株
価を落としております。日経平均株価は10月24日の16,901円から本日の16,3
29円まで572円幅の下落を演じてきただけに、個別で見てもそれぞれが幅の
ある下げとなり厳しい展開となりました。
 この調整が短期で終わるのか?或いは1ヶ月を越す中期的な調整となるの
かは判別し難いですが、11月10日のSQ前後が1つの目安となるのではないか
?と見ております。

 それまでは低位材料銘柄や仕手性銘柄、新興市場銘柄の一角など個別物色
の色彩が強まることが予想されます。当日動きの出た銘柄の飛び乗り飛び降
りトレードや、大幅な下落を演じた銘柄のリバウンドを細かく狙っていく形
となります。基本的には年末から来年に向けての『上昇相場の為の熱冷まし
』の動き。下げ幅を見ながら新興市場銘柄の押し目も狙っていきます。