蒲田柳原ビル
三軒茶屋

遣り方と仕上げ

業績悪化に反応し売られるも好業績銘柄の見直しで切り返す

日経平均            16,364.76 (△14.74)
日経225先物         16,380 (△30 )
TOPIX            1,616.71 (▼ 2.31)
単純平均             450.30 (▼ 0.63)
東証二部指数           4,168.02 (▼13.25)
日経ジャスダック平均       2,145.48 (▼ 5.10)
東証マザーズ指数         1,166.26 (▼10.92)
東証一部
値上がり銘柄数          615銘柄
値下がり銘柄数          965銘柄
変わらず             124銘柄
比較できず            1銘柄
騰落レシオ           89.52%  ▼ 4.21%
売買高            15億6224万株(概算)
売買代金        2兆1674億0700万円(概算)
時価総額          515兆6978億円(概算)
為替(15時)          118.05円/米ドル

◆市況概況◆

 日本市場が3連休中にも米国市場がもたついていたこともあって、売り先行
の始まりとなりました。自動車株の一角など好業績が伝えられたにもかかわら
ず売り先行で始まるなど、業績を下方修正した一部の銘柄の不安が市場に広が
って売り急ぐ動きとなったようです。ただ、外国人売買動向(市場筋推計、外
資系13社ベース)も売り買いほぼトントンと伝えられたことなどもあって、む
きになって下値を売り叩く動きも少なく、底堅い動きとなりました。

 前場に売り一巡感が出たこともあって、昼の市場外取引が金額もそこそこ大
きくやや買い越しと伝えられ後場は買い先行で始まりました。先物にも買い戻
しを急ぐ動きもあって堅調な展開となると目先筋の買戻しや押し目買いが入り
堅調となりました。先物にまとまった買いも入ったのですが、追随する動きに
も乏しく堅調ながらも上値の重い展開となりました。好業績銘柄には素直に買
いも入るのですが相変わらず早めに利食いを入れるむきも多く一気に戻すとい
うわけにも行かないようです。

 小型銘柄は終始軟調となるものが多かったようです。ただ、下値をむきにな
って売り叩くような動きもなく目先的な利食い売りや見切り売りが出ていたの
ではないかと思います。先物へのまとまった売り買いも散見されましたが追随
する動きも乏しく、大きく方向付けるような動きにはなりませんでした。

 好業績を発表する銘柄が多い割には先行きへの懸念が強く、なかなか上がれ
ないようです。「マーケットメール−夕刊−」のテクニカル分析などでも述べ
ているように日経平均が16,200円を割り込まずにこの水準から切り返してくれ
ば10月の高値を抜けて、年内に4月高値を抜ける可能性もあるのではないかと
思います。逆に16,200円を割り込んで来ると一気に15,500円から15,700円あた
りの水準まで下落となる可能性も出て来るのではないかと思います。

 (投資情報部長 清水洋介)

−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・堅調・軟調(けんちょう・なんちょう)
 堅調とは、相場が好調つまり株価が高いことを指し、逆に、軟調とは、相場
 が不調つまり株価が低いことを指す。
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◆個別銘柄◆

 業績に素直に反応し小売り株が軟調

マツダ (7261) 809円 △15 円 
 寄り付きは地合いの悪さに反応して軟調な始まりとなりましたが、2007年3月
期通期の経常利益予想が上方修正され、過去最高益である従来予想を上回ると
発表したことを見直す買いが入り年初来高値を更新しました。

丸 井 (8252) 1,417円 ▼137 円 :100株単位
 上方修正が相次ぐ中で、2006年9月中間期の下方修正を発表したことから、大
幅安となり、この日の「悪役」となりました。

コニカミノルタ (4902) 1,738円 △174 円 :500株単位
 2006年9月中間期の上方修正を発表したことから、地合いの悪さをものともせ
ず朝方から買いが先行、年初来高値を更新して大幅高となりました。

ミクシィ (2121) 2,140,000円 ▼160,000 円 :1株単位
 ソフトバンクと米メディア大手ニューズ・コーポレーションが、SNS事業
で提携すると発表したことから、競争激化を嫌気して大幅安となりました。

トヨタ (7203) 7,030円 △70 円 :100株単位
 朝方は地合いの悪さに売り先行となったものの、2007年3月期の連結業績が好
調と報じられたことから、底値を確認すると切り返し、堅調となりました。

クレディア (8567) 1,201円 ▼81 円 :100株単位
 信用取引日々公表銘柄に指定し、6日から信用取引残高を公表すると発表
されたことから、規制強化を嫌気して大幅安となりました。