サイバーの実力
今日は売り込まれました。
滝野川、新座立教キャンパス
米国株高にもかかわらず依然として買い気に乏しい
日経平均 16,215.74 (▼177.67)
日経225先物 16,240 (▼190 )
TOPIX 1,597.50 (▼ 19.18)
単純平均 442.49 (▼ 7.09)
東証二部指数 4,131.58 (▼ 29.58)
日経ジャスダック平均 2,106.32 (▼ 35.88)
東証マザーズ指数 1,128.88 (▼ 36.37)
東証一部
値上がり銘柄数 179銘柄
値下がり銘柄数 1,469銘柄
変わらず 55銘柄
比較できず 3銘柄
騰落レシオ 78.54% ▼ 8.08%
売買高 18億1806万株(概算)
売買代金 2兆5137億0900万円(概算)
時価総額 510兆0889億円(概算)
為替(15時) 117.58円/米ドル
◆市況概況◆
米国株が引き続き堅調となったことや外国人売買動向(市場筋推計、外資系
13社ベース)が大幅買い越しとなったことで買い先行の始まりが期待されたの
ですが、CME(シカゴ市場)の日経平均先物がもたついていたことから小幅
高であったものの、もたついた始まりとなりました。その後も買い気は乏しく
戻りも鈍いので先物への売りなどもかさみ、見切売りに押される格好で軟調と
なりました。
後場に入っても寄り付きこそ前場の引け値水準で寄り付いたものの、昼の市
場外取引が売り買いの偏りがなかったことすらもマイナス要因と見るように先
物への仕掛け的な売りが出て一段安となりました。一時、節目と見られた日経
平均の16,200円を割り込む場面もあり、さすがに買い戻しも入り戻り歩調とな
ったのですが、引けを意識した時間帯には買戻しは入らず見切売りがかさみ、
結局かろうじて16,200円は保ったものの安値圏での引けとなりました。
小型銘柄も軟調となり、底入れとなる期待を裏切るかのように大幅安となる
ものも散見されました。二部株は底堅いものの総じて小型銘柄の動きを示す指
数は軟調となり、東証マザーズ指数は大幅安となりました。先物へのまとまっ
た売りも多く、指数の戻りを押さえるような展開となっていました。オプショ
ンSQ(特別清算指数)算出を前に、いろいろな思惑が絡んでいるのかもしれ
ません。
米国中間選挙で民主党が過半数を占めたことを相場下落の要因としてあげて
いた向きも多いのですが、今週に入ってからの相場の下げは丸井(8252)が決
算の下方修正を発表したことや、ファーストリテイリングの10月売り上げが芳
しくなかったことなどから、個人消費に対する懸念が出ていたこと、また、昨
日の日銀総裁の発言で年内利上げの可能性が出ていること、などに加え、オプ
ションへの思惑が下落の要因ではないかと思います。少なくともオプションS
Qが終われば、好業績銘柄を中心に買い戻しや買い直しの動きも出て来るので
はないかと思います。
(投資情報部長 清水洋介)
◆個別銘柄◆
自動車株が高く、不動産株や金融株が安い
いすゞ (7202) 465円 △50 円
トヨタと資本・業務提携すると発表したことから、大幅高となりました。
オリンパス (7733) 3,860円 ▼140 円
中間連結と通期連結業績を上方修正したのですが、好材料出尽くしとの見方
から利益確定売りが先行し、大幅安となりました。
トヨタ (7203) 7,230円 △130 円 :100株単位
業績上方修正に加え増配、自社株買いを発表したことから素直に好感され、
軟調な相場の中で逆行高、上場来高値を更新しました。
アイフル (8515) 3,640円 ▼310 円 :50株単位
事前にある程度予想されていたこととは言え、2007年3月期の連結最終損益
が1854億円の赤字になる見通しと発表したことや地合いの悪さから、年初来安
値を更新しました。
JAL (9205) 218円 ▼3 円
業績の底入れも期待されたのですが、2007年3月期通期の連結業績予想の下
方修正が発表されたことから、軟調となりました。
きんでん (1944) 861円 ▼23 円
相場全体の地合いが悪い中、個人投資家や海外機関投資家と見られる売りが
出たことから、軟調となりました。