きたきた

なんかきたきたという感じです。

大船

利上げ警戒感もあり利食い売りでもたついた展開

日経平均            17,202.46 (▼ 7.46)
日経225先物         17,250 (± 0 )
TOPIX            1,703.54 (▼ 1.04)
単純平均             464.31 (△ 1.01)
東証二部指数           4,179.22 (△ 1.19)
日経ジャスダック平均       2,158.54 (△ 7.49)
東証マザーズ指数         1,105.17 (△23.93)
東証一部
値上がり銘柄数          877銘柄
値下がり銘柄数          694銘柄
変わらず             141銘柄
比較できず            0銘柄
騰落レシオ           113.98%  ▼ 4.13%
売買高            19億4381万株(概算)
売買代金        2兆2776億1100万円(概算)
時価総額          545兆2178億円(概算)
為替(15時)          120.33円/米ドル

◆市況概況◆

 米国市場が休場の中、昨日の反動もあって売り先行となりました。企業物価
指数は予想通りの発表となったのですが、利上げに対する警戒感も強く、利食
い売り、戻り売りが先行となりました。それでも寄り付きの売りが一巡すると
すぐに切り返す展開となり、その後は積極的な買いは見られないものの押し目
買いも入り堅調な展開が続きました。

 後場に入っても堅調な動きとなりました。昼の市場外取引が金額も大きく売
り越しと伝えられたのですが、寄り付きこそ前場の引けを下回って始まったも
のの底堅い動きからすぐに切り返し、前場引け値水準で方向感のない展開で
小動きとなりました。その後は上値の売り物が確認されると利食い売りや戻り
売りもかさみ軟調となる場面もあるなどもたついた動きとなりました。引け際
には買い戻しも入り、堅調となりましたが、利上げに対する警戒感が引き続き
強く、上値を買い上がれず、目先的な動きが主体となっているようです。

 小型銘柄はまちまちの動きとなり、全体としては方向感のない感じです。そ
ろそろ小型銘柄の中でも選別色が出て来ているのかもしれません。先物のまと
まった売り買いはそれほど目立ちませんでしたが、慌てて買い戻す動きも、利
食い売りを急ぐ動きも長続きせず、散発的なものにとどまるといった感じでし
た。

 方向感のない展開ですが比較的強含みの動きとなっているようです。利上げ
に対する警戒感が強いものの、為替の反応が鈍いことから利上げに対し、確信
を持っている格好でもなく、逆に利上げがあってもなくても出尽くし感から堅
調な展開となって来るのではないかと思います。

マネックス証券 投資情報部長 清水洋介)

−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・堅調・軟調(けんちょう・なんちょう)
 堅調とは、相場が好調つまり株価が高いことを指し、逆に、軟調とは、相場
 が不調つまり株価が低いことを指す。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

◆個別銘柄◆ 

 鉄鋼株、機械株は堅調、空運株が前日の反動もあって軟調

大 京 (8840) 663円 △54 円 
 現在発行している優先株のうち三菱UFJ銀行が保有する優先株1億株を消
却すると発表され、1株当たり利益の希薄化が抑制されるとの見方から、大幅
高となりました。

パシフィック (8902) 239,000円 ▼10,000 円 :1株単位
 2月上旬に公募増資などで最大7万5000株を発行すると発表され、株式需給
の悪化や一株利益の希薄化などを警戒した売りが出て、大幅安となりました。

高島屋 (8233) 1,591円 ▼43 円 
 暖冬の影響による冬物商品の伸び悩みもあり、大手百貨店の冬物セールの売
れ行きが鈍くなり、1月中旬までの売上高は前年同期を下回る店も出てきたと
報じられ、大幅安となりました。

新日鉄 (5401) 650円 △8 円 
 昨年12月に昨年来高値を付け、売られていましたが、調整は一巡したとの見
方から堅調となりました。

三洋電 (6764) 188円 △14 円 
 国内10カ所ある主要生産拠点を機能別に再編する方針を明らかにしたと報じ
られ、収益性の改善などを期待した買いが入り、大幅高となりました。

太陽電 (6976) 2,345円 △170 円 
 大容量セラミックコンデンサーは供給能力不足が続いており、需給が逼迫す
る可能性が高く、収益は今期2007年3月期から大幅に上振れする可能性が高い
ことから、外資系証券が投資判断を引き上げ、堅調となりました。