スティールパートナーって

綱島パナソニック&梅屋敷

今度はサッポロですか?!

円高や週末の手仕舞い売りにもかかわらず、買い気も旺盛で底堅い展開

日経平均            17,875.65 (▼21.58)
日経225先物         17,870 (▼20 )
TOPIX            1,774.53 (▼ 2.18)
単純平均             479.12 (▼ 0.12)
東証二部指数           4,234.78 (▼ 1.06)
日経ジャスダック平均       2,199.22 (▼ 1.46)
東証マザーズ指数         1,112.81 (▼19.67)
東証一部
値上がり銘柄数          658銘柄
値下がり銘柄数          882銘柄
変わらず             175銘柄
比較できず            0銘柄
騰落レシオ           120.58%  ▼ 0.5%
売買高            21億5857万株(概算)
売買代金        2兆9939億5100万円(概算)
時価総額          567兆4195億円(概算)
為替(15時)          119.34円/米ドル

◆市況概況◆

 米国株は引き続き堅調だったのですが、昨日までの上昇の反動や為替が円高
に振れたこと、外国人売買動向(市場筋推計、外資系13社ベース)が売り越し
(金額ベースはトントン)と伝えられたことなどから売り先行の始まりとなり
ました。寄り付きの売りが一巡した後は下値をむきになって売り叩くような動
きはなかったのですが、週末と言うことで手仕舞い売りなどもあってもたつい
た動きが続きました。昨日大きく上昇した小売り株が目先筋の売りに押され軟
調となるなど利食いを急ぐ動きも見られました。

 後場に入ってからも軟調ながらも底堅い展開が続きました。昼の市場外取引
は金額はかなり大きく、やや売り越しと伝えられたのですが、前場引け値
準で寄り付いた後も底堅い動きとなり、積極的な買いもあまり見当たらなかっ
たのですが、底堅さが確認されると引けを意識した時間帯には買戻しも入り、
前場の高値水準を窺う展開となりました。それでも週末と言うこともあり、戻
りも限定的となり、前日の終値を意識したところでは利食い売りや見切り売り
に押される展開となりました。

 小型銘柄も終始もたついた動きとなるものが多く、東証マザーズ指数は大幅
安となりました。食品株が再編の思惑で買われ、銀行株も利上げ期待から堅調
となりました。電力株や通信株は利食い売りに押されて軟調、小売り銘柄も昨
日の反動もあってもたついた展開となりました。先物へのまとまった売り買い
も散発的で追随する動きも少なく、大きく方向感を出すまでにはいたっていま
せん。

 前日までの上昇や週末と言うことを考えても「堅調」と言ってもいいのでは
ないかと思います。前日大きく上昇した小売り銘柄も利食い売りに押されなが
らも底堅く、こうした動きを見ていると「何か買えるものがあれば・・・」と
いった雰囲気が感じられます。為替が円高に振れながらも振れ幅が広がること
もなく、節目を抜けたことでセンチメントも変化しているものと思います。ま
だ、「下がれば買い」といった雰囲気が強いのではないかと思います。

マネックス証券 投資情報部長 清水洋介)

◆個別銘柄◆ 

 電力株、通信株は利食い売りに押され、銀行株は利上げ期待でしっかり

サッポロHD (2501) 891円 △100 円 
 スティール・パートナーズが前日、TOBを実施して66.6%まで買い増すこ
とを提案したと発表し、外資系証券が投資判断を引き上げたことから、業界再
編を期待した買いが入り、ストップ高となりました。

沖電気 (6703) 215円 ▼41 円 
 情報通信機器や半導体の不振が響き、2007年3月期決算が赤字に転落、それ
と同時に無配にすると発表したことから、嫌気した売りが出て大幅安となりま
した。

三菱商 (8058) 2,555円 ▼45 円 :100株単位
 銀行等保有株式取得機構の保有株の700億円程度の売り出しを実施すると報じ
られたことから、株式の需給悪化を懸念した売りが出て軟調となりました。

キヤノン (7751) 6,550円 △240 円 :100株単位
 1000億円を上限とする自社株買いを実施すると発表したことから、株主還元
強化を好感する買いが入り、堅調となりました。

幻冬舍 (7843) 395,000円 ▼50,000 円 :1株単位
 2007年3月期決算を下方修正し、国内証券が投資判断を引き下げたことから、
ストップ安となりました。

ダイキン (6367) 4,200円 △50 円 :100株単位
 2007年3月期決算が好調だったことから、投資判断の引き上げもあって、好
感した買いが入り、上場来高値を更新しました。