もういや

明治神宮

底堅さを確認し、海運株の好決算発表や先物へのまとまった買いで堅調

日経平均            17,748.12 (△91.28)
日経225先物         17,750 (△80 )
TOPIX            1,745.01 (△12.38)
単純平均             467.05 (△ 2.60)
東証二部指数           4,106.60 (△16.76)
日経ジャスダック平均       2,067.72 (△ 2.11)
東証マザーズ指数          930.12 (▼14.18)
東証一部
値上がり銘柄数          874銘柄
値下がり銘柄数          710銘柄
変わらず             146銘柄
比較できず            1銘柄
騰落レシオ           93.58%  ▼ 1.56%
売買高            24億4497万株(概算)
売買代金        3兆2265億0500万円(概算)
時価総額          559兆0208億円(概算)
為替(15時)          119.81円/米ドル

◆市況概況◆

 米国市場は底堅い展開となり、為替や原油価格は落ち着いて、外国人の売買
動向(市場筋推計、外資系13社)も株数ベースでは売り越しながら金額ベース
では買い越しと伝えられたのですが軟調な始まりとなりました。寄り付きの売
りが一巡した後は底堅い動きとなり切り返すのですが、前日の終値を超える場
面では再び売られ、狭い値幅での動きとなりました。

 後場に入っても方向感なく小動きの始まりとなりました。昼の市場外取引は
金額はかなり大きかったのですが、売り買いの偏りはないと伝えられたことも
あって、方向感なく始まったのですが、その後、週末のオプションSQ(特別
清算指数)算出に絡んだ動きか、先物にまとまった買いが入ると一気に買戻し
などが入り堅調となりました。さすがに4月の高値水準である17,800円を意識
するところでは利食い売りや戻り売りもかさむのですが、押し目買いもしっか
りと入り堅調な引けとなりました。

 先物主導と言うことで、小型銘柄は底堅いもののもたついた展開となり、日
ジャスダック平均、二部株指数は小幅高、東証マザーズ指数は軟調となりま
した。先物には後場に入るとまとまった買いが見られましたが、追随する動き
も限定的となり、しっかりと節目を意識した水準では上値が重くなりました。

 ようやく、米国市場などの海外市場に追随して上昇となって来た感じです。
目先筋が中心の相場展開には変わりなく、今一つ盛り上がりに欠ける状況です
が、小型銘柄にも底入れ感があり、もう一段上昇し日経平均の節目である
17,800円、TOPIXの1,750を超えてくれば高値を窺うような展開になって来
るのでしょう。

マネックス証券 投資情報部長 清水洋介)

◆個別銘柄◆ 

 好決算に素直に反応し海運株が高く、好決算銘柄を物色する動き

キユーピー (2809) 1,152円 △24 円 :100株単位
 6月1日出荷分からのマヨネーズを値上げすると発表し、値上げ効果がコス
ト負担の軽減につながるとの見方から買いが入り、年初来高値を更新しました。

サンケン電 (6707) 1,220円 △163 円
 前期は芳しくなかったものの、今期は大幅増益となるとされたことなどから、
外資系証券が投資判断を引き上げ、大幅高となりました。

ドン・キホーテ (7532) 2,375円 △225 円 :100株単位
 既存店売り上げの好調や販管費の抑制などが寄与し、2007年3月期決算が増
益になったことから、外資系証券が投資判断を引き上げ、好感した買いが入り
大幅高となりました。

ケーヒン (7251) 2,350円 ▼180 円 :100株単位
 ホンダ向けを中心に電子制御製品などの販売が拡大したが、原材料価格の上
昇や次期モデルの開発費用の増加が収益を圧迫し、2007年3月期決算が減益とな
ったことから、嫌気した売りが入り大幅安となりました。

NIS (8571) 62円 ▼3 円 :100株単位
 ローン事業で利用者からの利息返還請求が急増し、2007年3月期決算が減益と
なったことから、軟調となりました。

出光興産 (5019) 13,860円 ▼2,000 円 :100株単位
 石油化学製品の市況悪化などが響き、2008年3月期決算が減益の見通しだと
発表したことから、失望売りが入り大幅安となりました。