後2ヶ月

小金井のハセコウ

10月最後のNYは
△ダウ 10,440.07
37.30 (0.36%)
△SP500 1,207.01
8.60 (0.72%)
△Nasdaq2,120.30
30.42 (1.46%)
△CME日経 13,685
250 (1.86%)
Dax 4,929.07
103.43 (2.14%)
△FT100 5,317.3
103.9 (1.99%)
△米ドル 116.35
0.75 (0.65%)
△ユーロ 139.53
0.01 (0.01%)
△ポンド 205.93
0.89 (0.43%)
米国債 4.559

  • 0.016 (-0.35%)

▼JGB 137.02
NY原油 59.76
▼金 466.90

そんなさなかに、東証がシステムダウン!
取引ができないなんて!

後場途中からの始まりにもかかわらず出来高も多く、日経平均は高値引け

日経平均            13,867.86 (△261.36)
日経225先物         13,860 (△240 )
TOPIX            1,473.02 (△ 28.29)
単純平均             505.23 (△ 5.08)
東証二部指数           4,319.19 (△ 35.74)
日経ジャスダック平均       2,247.80 (△ 10.92)
東証一部
値上がり銘柄数         1,211銘柄
値下がり銘柄数          355銘柄
変わらず             97銘柄
比較できず            1銘柄
騰落レシオ            107.02% -1.76%
売買高            17億9744万株(概算)
売買代金        1兆9290億9000万円(概算)
時価総額          463兆1527億円(概算)
為替(15時)          116.49円/米ドル

◆市況概況◆

 東証のシステム障害で13:30の始まりとなりましたが、米国株高に引きずられ
るような格好で、大幅高となり、日経平均も年初来高値を更新となりました。
朝方から東京証券取引所のシステム障害で株の売買が出来ず、米国株高やシカ
ゴ市場(CME)の日経平均先物が大幅高となったことを期待した投資家の買
い気を削いでしまうのではないかと思われました。

 それでもTOPIX先物日経平均先物ジャスダック市場、大阪市場での
取引は行われ、堅調な動きとなったことなどから今か今かと東証の取引開始を
満を持して待っているといった状況で、日経平均先物は取引再開を待たずに年
初来高値を更新、株式の取引が開始されたところでは、大幅高を予想していた
かのように、買い先行の始まりとなり、銀行株や鉄鋼株等主力銘柄が買い気配
で始まるなど総じて堅調な始まりとなりました。

 寄り付き(?)の買いが一巡した後も買い気は衰えず、銀行株や小売り銘柄
などの景気敏感株ばかりではなく、不動産株等の含み資産関連銘柄やハイテク
銘柄の一角も堅調な動きとなり、積極的に上値を買い上がるような動きも見ら
れ、指数も堅調な動きを続けました。

 目先筋の売り買いも多かったようですが、目先的な利食い売りをしっかりと
こなし、買い方の回転が効いているようで、取引時間が短かったわりに(短かっ
たから?)市場は盛り上がっているような感じでした。主力銘柄の値動きが良
かったことで、小型銘柄の動きは相対的にもたついたようにも見えましたが、
ストップ高となる銘柄も散見されるなど、値動きのいいものには積極的な買い
も見れたようです。

 東証のシステム障害という、言わば市場にとってはネガティブに取られかね
ない事態が生じたにもかかわらず出来高も多く、そういいった中で日経平均
年初来高値を更新するなど堅調な動きとなっており、市場のセンチメントはと
てもいいのではないかと思います。

 (マネックスビーンズ証券 清水洋介)


◆個別銘柄◆

「デフレ脱却」を先取りするような銘柄が大幅高となっています。

富士通 (6702) 752円 (▲12)  東証のシステム障害により本日の午前
中の売買は全銘柄停止となりました。9割強の銘柄が一時取引停止になった1997
年以来の事で今後問題となりそうです。障害が発生したシステムは富士通製の
もので、嫌気売りがでたようです。

京都銀行 (8369) 1,341円 (△60) 
 景気回復を期待した動きから、銀行株は総じて堅調な動きとなりました。同
行も地合いの良さに加え、14時30分ころに2005年9月中間期の連結経常利益が上
方修正されたことを好感した買いが入り大幅高となりました。

住友チタニウム (5726) 13,820円 (△420) :100株単位
 10月28日に発表した業績の大幅な上方修正に加え、提供価格を20%値上げす
る報道や、今後の需要が継続するとの予測から続伸となり、年初来高値を更新
する場面もありました。

Sサイエンス (5721) 85円 (▲1) 
 地合いがしっかりとしてきたことで、銀行や鉄鋼などの主力大型銘柄が多く
物色され、以前のように低位株を物色する動きは少なくなりました。以前、低
位材料株として物色されていた同社の出来高も最盛期の1/50ほどでした。

昭和シェル (5002) 1,422円 (▲18) :100株単位
 石油価格も下落したことや、ガソリンの小売価格も下落したという報じられ
たことで、石油株は総じて軟調な動きとなり、同社ももたついた動きとなりま
した。

三井不動産 (8801) 1,970円 (△75) 
 不動産株が大幅高となりました。資産を再評価する動きから不動産株に目先
筋の買いが入り、買いが買いを呼ぶ展開となり大幅高となりました。10月31日
の引け後に発表した決算を好感した買いも背中を押す形となりました。


◆ランキング◆

東証一部値上がり上位 
 材料含みの銘柄に引続き地銀株に高いものが目立ちます。

東証一部値下がり上位
 決算を受けて売られたものや材料株の見切り売りなどの銘柄が見られます。

東証一部売買高上位
 引続き主力銘柄の低位ディーリング銘柄が賑わっています。

東証一部売買代金上位
 今日も銀行株が上位を占めています。