井泉のとんかつ

▼ダウ 11,154.54

  • 95.57 (-0.85%)

▼SP500 1,293.23

  • 8.38 (-0.64%)

▼Nasdaq2,304.46

  • 11.12 (-0.48%)

=CME日経 16,570
0 (0.00%)
Dax 5,890.63

  • 21.63 (-0.37%)

▼FT100 5,935.7

  • 36.5 (-0.61%)

△米ドル 117.83
1.12 (0.96%)
△ユーロ 141.60
1.42 (1.01%)
△ポンド 205.52
1.55 (0.76%)
米国債 4.778
0.077 (1.64%)
▼JGB 133.80
NY原油 66.07
▼金 567.00


目先の節目をぬけて大幅高、昨年来高値更新

日経平均            16,938.41 (△248.17)
日経225先物         16,910 (△260 )
TOPIX            1,711.54 (△ 18.85)
単純平均             548.37 (△ 6.18)
東証二部指数           5,023.98 (△ 38.71)
日経ジャスダック平均       2,622.54 (△ 23.13)
東証一部
値上がり銘柄数         1,233銘柄
値下がり銘柄数          367銘柄
変わらず             93銘柄
比較できず            2銘柄
騰落レシオ           117.99%  ▼ 1.46%
売買高            19億6584万株(概算)
売買代金        2兆4536億6800万円(概算)
時価総額          542兆9527億円(概算)
為替(15時)          117.77円/米ドル

◆市況概況◆

 朝方は外国人売買動向(市場筋推計、外資系12社ベース)は引続き買い越し
となっていたのですが米国市場が大幅安となったこともあって売り先行となり
ました。それでも配当権利落ち日を通過し、実質新年度入り、となったことで
目先筋のディーラーや機関投資家も動き易く、また、配当を取って利益を確定
した向きや配当や分割を嫌って買い手控えていた向きも押し目での買いやポジ
ションを膨らませるタイミングを虎視眈々と狙っている状況でした。

 前場中ごろから底堅さを確認したことで、先物にまとまった買いが入り、市
場外取引への思惑や機関投資家投資信託の買いを期待した動きで一気に昨年
来高値更新となりました。「節目」とされた日柄(=配当権利落ち日)や「節
目」とされた株価水準を抜けたことで買い意欲は一気に高まり、先物主導で日
経平均16,700円を窺がう展開となりました。さすがに一気に17,000円超えとは
なりませんでしたが、買い方の回転が効いてきたことから市場のセンチメント
は一気に上向きに転換してきたようです。

 小型銘柄の値動きも比較的好調で、大型銘柄からの乗り換えもあったのか総
じて堅調な動きとなりました。ここのところ大型銘柄に比べ値動きの悪さを嫌
気する展開となっていましたが、個人投資家を中心に買い方の回転が効いてき
たこと、投資信託の買いなども期待されることから先高観も強まってきたので
はないかと思います。先物にもまとまった買戻し(?)なども見られ、相場を
牽引する動きとなっていました。

 節目を次々と抜けて来たことで、買い方の回転は効き、買い方の回転が効い
たことで値動きが良くなり、値動きのよさを見てますます買いが入る、といっ
た状況でセンチメントも一気に好転して来ました。消費者物価指数の発表や日
銀短観、米国での原油価格動向や金利動向、為替の動向など市場の懸念要因は
多いのですが「値動きが良くなり、センチメントが好転した」という大きな買
い要因もあり、堅調な底堅い展開が続くのではないかと思います。「戻れば売
り」といった展開から「下がれば買い」というような状況に変化してきたので
はないでしょうか。


 (投資情報センター 清水洋介)


−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・市場のセンチメント(しじょうのせんちめんと)
 市場に参加している投資家の心理の状態のことをいう。例えば、センチメン
 トが良いといえば、投資家が相場の上昇を期待して前向きな思考であること
 をいう。

◆個別銘柄◆ 

円安を嫌気する銘柄の一角以外は先物主導でほぼ全面高

松 下 (6752) 2,635円 △60 円 
 朝方から買いが集まって堅調に推移し、引け値ベースで昨年来高値を更新し
ました。主力銘柄に投資信託の新規設定に伴う買いが入っていると指摘する声
もありました。

郵 船 (9101) 744円 ±0円 
 大型オイルタンカーのスポット運賃が軟調となっていると報じられ、収益圧
迫を懸念する売りが優勢となってさえない展開が続いていましたが、大引け
かけて押し目買いが入り、前日と変わらずで引けました。

コマツ (6301) 2,205円 △85 円 
 外資系証券が機械セクターの投資判断を引き上げたことが材料となって、朝
方から堅調に推移し、大幅高で引けました。

ホンダ (7267) 7,370円 △80 円 :100株単位
 為替が円安基調となっていたことで買いが集まり、一時上場来高値をつける
など堅調な展開が続きました。

ヤフー (4689) 71,100円 △5,000 円 :1株単位
 ジャパンネット銀行の実質的な大株主となることが伝わり、市場のセンチメ
ントが好転していることも支援材料となって個人投資家などからの買いが集ま
り、ストップ高比例配分となりました。

新日鉄 (5401) 456円 ▼4 円 
 鉄鋼大手3社が一体となって買収防衛策を検討していくと報じられたことで、
買収期待が薄まるとの見方もあって売りが優勢となり、引けは軟調となりまし
た。


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http://mail.monex.jp/?4_20829_193182_9