日経が続落

ヤバイの五月!?
去年は5月17日でした。

外資注文動向、買い3580万、売り5400万、1820万売り越し観測

一時は400円を越す下げ

4751、8921、9984を仕込み

【変化日】
対等数値の理論だと、5/15-5/19が相場の変化日になる可能性が高そうです。
2000年4月のITバブル時の高値が20833円、2003年4月の歴史的安値が7603円。
高値から安値までの日数は160週間・750日、歴史的安値2003年4月から、160
週間目は来週(5/15-5/19)、750日目は5/17。これが変化日の理由となります。

去年、一昨年とGW明けに相場は派手に下落してますが、2005年5月の安値は
10825円(5/17)2004年5月の安値は10505円(5/17)でした。
今月後半から相場は好転しそうです。


【騰落レシオ】
かなり下がってきました。基本的には120%で売り、70%で買いといいます。
今年はライブドアショックで90.4を%つけたあと120.2%まで反発。3/7に72.5%をつけ
てから4/10に133.9%まで反発しています。逆張りスタンスではビンビンの買いシグナ
ル点灯といえます。

東証一部 77.5%
東証二部 72.8%
マザーズ  58.4%
ヘラクレス  59.3%
JASDAQ 74.0%
・総合    74.5%

米国株が大幅安となったことや外国人が売り越し基調となって大幅安

日経平均            16,601.78 (▼260.36)
日経225先物         16,600 (▼290 )
TOPIX            1,688.18 (▼ 23.13)
単純平均             520.27 (▼ 6.44)
東証二部指数           4,860.00 (▼ 26.61)
日経ジャスダック平均       2,580.97 (▼ 13.68)
東証一部
値上がり銘柄数          263銘柄
値下がり銘柄数         1,385銘柄
変わらず             47銘柄
比較できず            1銘柄
騰落レシオ           73.50%  ▼ 4.02%
売買高            19億8669万株(概算)
売買代金        3兆0378億3500万円(概算)
時価総額          536兆8964億円(概算)
為替(15時)          110.08円/米ドル

◆市況概況◆

 米国市場が大幅安となったことや外国人の売買動向(外資系12社ベース、市
場筋推計)が大幅売り越しになったことを嫌気した売りにオプションSQ(特
清算指数)算出に絡む思惑などもあって、売り先行の始まりとなりました。
寄り付きは先物が米国シカゴ市場(CME)の日経平均先物終値近辺で寄り
付きましたが、寄り付きの売りが一巡したあとも先物への売り、ハイテク銘柄
を中心とした見切り売りが続きました。それでも先物へのまとまった売りが一
巡すると買戻しも入り切り返す場面もあったのですが、戻りも鈍く、寄り付き
近辺での戻り売りは厚く、もたついた動きが続きました。

 後場に入っても昼のバスケット取引が売り越しと伝えられたこともあって一
段安となる場面もありましたが、さすがに好業績銘柄や好材料のあった銘柄に
は買いも入り底堅い動きとなり、底堅さが確認されると目先筋の買戻しなどで
戻り歩調となりました。週末ということで積極的な買いも見られないのですが、
逆に積極的な売りも引けを意識するような時間帯になると手控えられ、売りが
先行していた分ちょっとした買戻しでするすると値を戻すような展開となり、
下げ幅を縮小した引けとなりました。

 小型銘柄も見切り売りに押されるものが多く、軟調なものが目立ちましたが、
軟調な地合いが続いていただけに見切り売りが一巡すると下値を大きく売り込
む動きもなく、下げも限定的となりました。先物へのまとまった売り買いは多
く、相場の動きを主導する展開が続いています。一部の個別の材料があった銘
柄を除いて、先物主導で目先的な動きに振り回わされている感じです。

 下値の目処とみられた水準を割り込んでしまった感じです。ここまでどちら
かというと「下がれば買い」といった雰囲気であったものが「戻れば売り」と
言う感じになってしまうかもしれません。「連休明けが高値」ということになっ
てしまった感もありますが、目先的に円高金利先高懸念からの売りは一巡し
た感もあり、好業績銘柄を中心に底堅い動きとなって来るのではないかと思い
ます。


(投資情報センター 清水洋介)


−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・シカゴ市場(CME)の日経平均先物
 シカゴ市場(Chicago Mercantile Exchange)は、アメリカ最大の先物取引
 で、日経平均先物も上場されている。アメリカの市場は日本時間の夜中に取
 引されるため、翌日の日本の株式取引の参考とされることがある。同様に、
 シカゴ市場の日経平均先物大阪証券取引所日経平均先物や日本の株式取
 引の参考にされることがある。
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◆個別銘柄◆ 

 個別の材料から食品株、海運株などが堅調だが、他はほぼ全面安

みずほ (8411) 988,000円 ▼9,000 円 :1株単位
 信用取引の追加保証金発生に伴う個人投資家の換金売りが入っていると指摘
する声もあって朝方から売りが優勢となり、軟調な展開が続きました。

キヤノン (7751) 8,670円 △170 円 :100株単位
 株式分割と今期の実質増配を好感して買いが集まり、相場全体がさえない展
開となる中で堅調な動きが続きました。

京セラ (6971) 10,050円 ▼200 円 :100株単位
 米国株安や円高・ドル安基調を警戒する向きもあって、同社などハイテク銘
柄は売りが優勢となり、軟調な引けとなりました。

洋エンジ (6330) 708円 △72 円 
 三井物産(8031)に対する第三者割当増資を実施することが発表され、経営
基盤の強化を好感する買いが集まり、一時ストップ高となる場面も見られまし
た。

LTTバイオ (4566) 139,000円 ▼8,000 円 :1株単位
 新薬を共同開発していた三菱ウェルファーマが離脱することが報じられ、開
発の遅延を懸念する売りが優勢となり、さえない展開が続きました。

J T (2914) 454,000円 △17,000 円 :1株単位
 値上げの実施を申請したと発表したことで、収益拡大を期待する買いが集ま
り、大幅高で引けました。