日経が下げトレンド

そんななかで、2341
青野原


かじの村のバラ肉がおいしかった。

日経の底は?
オプションSQをにらんで先物主導で乱高下

日経平均            16,862.14 (▼89.79)
日経225先物         16,890 (▼70 )
TOPIX            1,711.31 (▼13.75)
単純平均             526.71 (▼ 5.01)
東証二部指数           4,886.61 (▼50.05)
日経ジャスダック平均       2,594.65 (▼17.40)
東証一部
値上がり銘柄数          377銘柄
値下がり銘柄数         1,218銘柄
変わらず             98銘柄
比較できず            2銘柄
騰落レシオ           77.52%  ▼ 8.35%
売買高            17億4699万株(概算)
売買代金        2兆6441億5400万円(概算)
時価総額          544兆3158億円(概算)
為替(15時)          111.24円/米ドル

◆市況概況◆

 米国市場がFOMC(公開市場委員会)の利上げ決定を受けてもたつきながらもし
っかりとするものが多かったのですが、寄り付き前の外国人売買動向が売り越
しとなったこともあって、売り先行の始まりとなりました。それでも寄り付き
の売りが一巡したあとは先物へのまとまった買いもあって堅調な展開になり、
日経平均も17,000円を大きく上回る場面もあったのですが、明日のオプション
SQ(特別清算指数)算出に絡んでの思惑もあって、乱高下となり、結局、指数は
寄り付きとほぼ変わらずの引けとなりました。

 取引時間中に発表される業績も好調なものが多いのですが、発表されたもの
は「とりあえず売り」といったような状況で、好調な決算でも材料出尽くしと
されることが多く見られました。それでも好業績銘柄には下値での買いも入り、
底堅さは見られるのですが、明日のSQをにらんで積極的に買い上がる動きもな
く、為替動向や金利動向が気になってポジションを大きく膨らませることも出
来ず、方向感のない目先的な動きに右往左往する相場展開でした。腰の据わっ
た売り買いが見られず先物の動きに合わせ、目先的な売買に勤しむむきが多い
のではないでしょうか。

 大型株がどうの、小型株がどうの、という動きにはならず、小型銘柄もそう
じて軟調な中でまちまちとなりました。業種別でも下がったものほど良く上が
るような動きと、個別の決算発表に反応する動きが中心となり、相場全体の方
向感は見られませんでした。先物へのまとまった売り買いはあいかわらず多く、
相場が乱高下する要因となっていましたが、方向感を持って売買を繰り返すと
いうよりは目先的な小掬い商いが中心となっていたのではないでしょうか。

 もたついた動きが多く、明日も週末ということで腰の据わった買いも見られ
ないのかもしれませんが、オプションSQが終れば、好業績銘柄への買いも入っ
て来るのではないかと思います。キヤノン(7751)が引け後に増配と株式分割
を発表、優良銘柄を買うきっかけとなって来るのではないでしょうか。


 (投資情報センター 清水洋介)


−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・SQ〈Special Quotation〉
 特別清算指数とも言い、先物オプション取引などにおいて最終決済に用い
 られる指数のことをいう。 SQが算出される日は、先物取引の場合は、3、6
 、9、12月の第二金曜日(取引最終日の翌日)、オプション取引の場合には毎
 月の第二金曜日(取引最終日の翌日)となる。SQは、算出される日の寄付
 きの株価から算出されるため、SQの算出日の寄付きには様々な思惑から株
 価が大きく動くことが多い。※寄付きとは、その日の最初に付いた株価のこ
 と。始値ともいう。
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◆個別銘柄◆ 

 紙パルプ、医薬品、精密株の一角が堅調

阪 神 (9043) 1,025円 △37 円 
 外資系証券グループが指数構成銘柄の見直しを発表しましたが、同指数に組
み入れが決まったことが材料となって買いが集まり、堅調な動きとなりました。


三菱マ (5711) 611円 ▼18 円 
 発表された前期の連結業績は好調でしたが、今期の連結純利益予想が市場平
均を下回ったことを悪材料とする向きもあって売りが優勢となり、引けは軟調
となりました。

任天堂 (7974) 18,460円 △410 円 :100株単位
 新型家庭用ゲーム機「Wii」への期待や、携帯ゲーム機「ニンテンドー
SLite」の出荷台数が好調と報じられたことなどで、収益拡大を期待する
買いが集まり、堅調な引けとなりました。

ダイキン (6367) 3,840円 ▼200 円 :100株単位
 国内系証券が投資判断を引き下げたことが材料となって、売りが優勢となり、
引けは大幅安となりました。

NTT (9432) 543,000円 △6,000 円 :1株単位
 要人が同グループの完全分割に慎重な姿勢を示したと伝わりましたが、特に
目立った反応は見られず、後場に入ってからは堅調な動きは続き、引けは堅調
となりました。

トヨタ (7203) 6,540円 ▼140 円 :100株単位
 今期の連結業績見通しが発表されましたが、営業利益率が低下すると予想し
たことで、物足りなさを指摘する声もあって利益確定売りなどに押され、さえ
ない動きとなりました。