五月の嵐

デュークガーデン

吹き荒れています。
底は見えません。
こんなときこそ、仕込みどきですか。

外資注文動向、買い2780万、売り4250万、1470万売り越し観測

3月機械受注は▲5.2%となり、市場予想の+0.4%よりも弱い結果となった
地合いが弱いですね。
今が最悪!
ネット証券で取引されている個人投資家信用取引の評価損率が10%に近づ
いてきた。

「こんなときはどうしたらいいの?」

米国株安を受けて軟調だが、売り飽き気分もあって底堅い展開

日経平均            16,486.91 (▼114.87)
日経225先物         16,480 (▼120 )
TOPIX            1,681.81 (▼ 6.37)
単純平均             517.62 (▼ 2.65)
東証二部指数           4,805.16 (▼ 54.84)
日経ジャスダック平均       2,561.21 (▼ 19.76)
東証一部
値上がり銘柄数          598銘柄
値下がり銘柄数         1,017銘柄
変わらず             80銘柄
比較できず            0銘柄
騰落レシオ           75.01%  △1.51%
売買高            18億2492万株(概算)
売買代金        2兆8301億7600万円(概算)
時価総額          534兆7412億円(概算)
為替(15時)          109.58円/米ドル

◆市況概況◆

 先週末の米国市場が大幅続落となったことや寄り付き前に市場筋の推計とし
て伝えられる外国人売買動向が連日の大幅売り越しとなったことで、売り先行
となりました。CME(シカゴ市場)の日経平均先物が週末の日本市場の終値
を大きく割り込んでいたこともあって、その水準にさや寄せするような動きか
売り気配を切り下げて始まり軟調な展開となりました。

 寄り付きの売りが一巡したあとは一進一退の動きとなりましたが、円高が進
み、値がさ銘柄を中心に押し目買い意欲も弱く、戻れば売り、といった雰囲気
の中で指数は小動きとなりました。後場に入ると売り飽き気分も出てきたのか
戻り歩調となりましたが、機械受注統計が発表になると予想の下限を下回った
ことで先物へのまとまった売りが出て、再び指数を押し下げるような動きにな
りました。それでもある程度までは機械受注の落ち込みも織り込んでいたもの
と思われ、底堅い動きから下げ幅を縮小して終了しました。

 小型銘柄も朝方から軟調な動きが続き大幅下落となるものが多く、値頃感か
ら買いついた向きの見切り売りなどもかさみ、売りが売りを呼ぶような場面も
見られました。先物へのまとまった売り買いは手控え気味となりましたが、機
械受注統計が発表になると目先的な思惑からまとまった売り買いが交錯、最後
は買戻しが中心となって下げ幅を大きく縮小、CMEの終値を大きく上回る格
好で引けました。

 米国市場や為替に振り回される格好となっていますが、さすがにここまで下
がると底堅い動きとなって来るようです。下がれば買いといった雰囲気ではな
く上がれば売りといった感じにセンチメントが変化し、個別銘柄でも上値の重
い動きとなってくるのでしょう。


(投資情報センター 清水洋介)


−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・機械受注統計(きかいじゅちゅうとうけい)
 機械受注統計とは機械メーカー280社による生産設備用機械の受注額を集計し
 たもので、内閣府の経済社会総合研究所から発表されるものである。通常
 「船舶・電力を除く民需」という項目が利用され、景気の動向を計る上で
 重要な企業の設備投資の先行きを示す指標として注目される。
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◆個別銘柄◆ 

 ディフェンシブ銘柄中心に底堅い動き

ソフトバンク (9984) 3,000円 △75 円 :100株単位
 米アップルコンピュータと「ipod」を内蔵した携帯電話の共同開発など
で提携すると報じられたことで、携帯電話業界の同業他社に対抗する切り札に
なるとの声もあって買いが集まり、堅調な動きが続きました。

ファナック (6954) 10,690円 ▼120 円 :100株単位
 朝方に大きく値を下げた後はじりじりと下げ幅を縮小していましたが、後場
の取引時間中に市場予想を下回る3月の機械受注統計が発表された直後に売り
がかさみ、軟調な引けとなりました。

信越化 (4063) 6,510円 △160 円 :100株単位
 取引時間中に今期の業績見通しが発表されましたが、連結経常利益の予想が
市場予想の平均を上回ったことで、収益拡大を好感する買いが集まり、引けは
大幅高となりました。

トヨタ (7203) 6,250円 ▼120 円 :100株単位
 円高・ドル安が進行していることや、米国市場の軟調さを嫌気して同社など
輸出関連銘柄の一角は朝方から売りが優勢となり、さえない展開となりました。

新日鉄 (5401) 420円 △2 円 
 朝方は小幅に値を下げて始まりましたが、値ごろ感もあって押し目買いが入
り、しっかりとした動きが続きました。

NEC (6701) 715円 ▼26 円 
 社内の構造改革がずれ込む可能性が高いことなどを理由に、外資系証券が同
社の投資判断を引き下げたことなどが材料となって、朝方から売りが優勢とな
り、引けは大幅安となりました。