ああ、世界同時株安

宮前平

日経ヤバイ、日本株ピンチ、マザーズ指数もたいへんなところにーーー、
▼ダウ 11,125.33

  • 18.73 (-0.17%)

▼SP500 1,262.07

  • 4.96 (-0.39%)

▼Nasdaq2,172.86

  • 21.02 (-0.96%)

▼CME日経 15,735

  • 490 (-3.02%)

Dax 5,546.24

  • 126.04 (-2.22%)

▼FT100 5,532.7

  • 124.7 (-2.20%)

▼米ドル 111.27

  • 0.43 (-0.38%)

△ユーロ 143.27
0.59 (0.41%)
△ポンド 210.09
0.34 (0.16%)
米国債 5.038

  • 0.006 (-0.12%)

△JGB 133.70
NY原油 69.96
△金 657.70

い気に乏しく、リバウンドもなく連日の大幅安

日経平均            15,599.20 (▼258.67)
日経225先物         15,560 (▼240 )
TOPIX            1,579.26 (▼ 36.60)
単純平均             491.37 (▼ 9.69)
東証二部指数           4,566.45 (▼ 93.12)
日経ジャスダック平均       2,445.25 (▼ 41.11)
東証一部
値上がり銘柄数          213銘柄
値下がり銘柄数         1,434銘柄
変わらず             47銘柄
比較できず            0銘柄
騰落レシオ           66.48%  ▼ 3.62%
売買高            20億6111万株(概算)
売買代金        2兆9034億8400万円(概算)
時価総額          502兆9995億円(概算)
為替(15時)          111.15円/米ドル

◆市況概況◆

 世界株安のなか、米国市場がもたついた動きとなり、シカゴ市場(CME)
終値が日本市場の終値を大きく下回り、寄り付き前の外国人売買動向(市場
筋推計、外資系12社ベース)が大幅売り越しとなったことなど、昨日の大幅安
の反動というよりは昨日の地合いを引き継ぐように売り先行となりました。為
替が円高方向に振れたことも輸出関連銘柄への見切り売りを誘い軟調な動きと
なりました。

 昼の市場外取引がやや買い越しと伝えられたのですが、腰の据わった買いも
見られず、「戻れば売り」といった展開が続きました。先物へのまとまった買
いが入る場面も朝方から何度かあったのですが追随する動きとはならず、戻り
も限定的となり、戻りの鈍さを見ると目先筋の見切り売りも出る、といった状
況で、終始「いいところ」はなくもたついた展開でした。

 小型銘柄も終始軟調な動きとなり、日経ジャスダック指数や東証マザーズ
数、二部株指数は揃って軟調となりました。先物へのまとまった売り買いも見
られたのですが、買いには追随せず、売りには敏感に反応するような動きが多
く、相場押し上げ要因とはならず、逆にヘッジ売りなどで上値を押える要因と
なりました。

 さすがにここまで来ればそろそろ下げ止まって来るのではないかと思われ、
米国市場が堅調な展開となれば買戻しや押し目買いも入って来るのではないか
と思われます。業績面やテクニカル面、過熱感から売られているわけでもなく、
センチメントの悪さが売りを急がせているような感じです。


 (投資情報センター 清水洋介)


−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・ヘッジ(へっじ)
 保有している有価証券等の価格変動のリスクを、先物などを売買することに
 よって回避することをいう。例えば、株式を保有している場合、値下がりに
 よるリスクを回避したい場合は、先物を売る取引となる。
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◆個別銘柄◆

 ディフェンシブ銘柄の一角がしっかり、銀行株が軟調

武 田 (4502) 7,190円 △30 円 :100株単位
 さえない相場展開となった中で、地合いの影響を受けにくいディフェンシブ
銘柄として注目が集まり、堅調な引けとなりました。

新日鉄 (5401) 410円 ▼9 円 
 世界的な業界再編に対する期待もあって最近は底堅く推移していたのですが、
本日は利益確定売りなども入ってさえない展開となり、引けは大幅安となりま
した。

楽 天 (4755) 83,700円 △1,900 円 :1株単位
 小型株の一角には値ごろ感などもあって押し目買いが入り、引けは堅調とな
りました。なお、外資系証券は同社の投資判断を「買い」で継続しています。

国際帝石 (1605) 912,000円 ▼35,000 円 :1株単位
 商品市況のさえない動きを背景に同社など石油関連銘柄は売りが優勢となり、
大幅安で引けました。

プレス工 (7246) 572円 △27 円 
 取引時間中に発表した今期の連結業績が増益基調ということで、収益拡大を
好感する買いが集まり、大幅高で引けました。

三菱UFJ (8306) 1,530,000円 ▼100,000 円 :1株単位
 同グループの好調な業績が発表されたものの、株式売り出しに伴う需給悪化
を懸念した売りが優勢となり、引けは軟調となりました。