底なし
高島君
世界の株価が底なし沼
▼ダウ 10,930.90
- 71.24 (-0.65%)
▼SP500 1,256.15
- 7.70 (-0.61%)
▼Nasdaq2,151.80
- 10.98 (-0.51%)
▼CME日経 15,090
- 265 (-1.73%)
△Dax 5,543.93
41.12 (0.75%)
△FT100 5,706.3
36.5 (0.64%)
△米ドル 113.47
0.24 (0.21%)
▼ユーロ 145.23
- 0.12 (-0.08%)
▼ポンド 210.63
- 0.09 (-0.04%)
△米国債 5.024
0.016 (0.32%)
△JGB 133.26
▼NY原油 70.82
▼金 632.60
地合いの悪さに加えSQ(特別清算指数)算出に伴う思惑もあって大幅安
日経平均 14,633.03 (▼462.98)
日経225先物 14,570 (▼530 )
TOPIX 1,482.22 (▼ 51.32)
単純平均 444.45 (▼ 17.92)
東証二部指数 4,076.75 (▼161.04)
日経ジャスダック平均 2,210.62 (▼ 66.24)
東証マザーズ指数 1,276.18 (▼ 49.10)
東証一部
値上がり銘柄数 40銘柄
値下がり銘柄数 1,648銘柄
変わらず 9銘柄
比較できず 0銘柄
騰落レシオ 54.39% ▼ 4.41%
売買高 26億5245万株(概算)
売買代金 3兆4300億8900万円(概算)
時価総額 471兆5685億円(概算)
為替(15時) 113.69円/米ドル
◆市況概況◆
米国市場が軟調となったことや引き続き外国人投資家の売りが続いていると
見られていることなどから売り先行の始まりとなりました。明日の先物・オプ
ションのSQを控えての思惑も下げを加速させる要因となりました。センチメ
ントの悪いところで節目と見られた日経平均の15,000円、TOPIX指数の
1,500ポイントをあっさりと割り込んでしまい、買い手が引っ込んでしまうとこ
ろでヘッジ売りや投げ売りもかさみ下げ幅を拡大しました。
景況感とか金利の状況とか経済指標が悪化した、と言うニュースからの下落
ではなく、単純に需給動向や外部環境の悪さに市場の方向性が下向きで一致し
てしまったことが下げの一番大きな要因となっており、言わば、買い手不在の
中、売りが売りを呼んだことが下げの一番の要因とでも言うような展開でした。
特にこれと言って特定できる下げの要因があるわけでもないのでかえって下落
への恐怖が募り下げが下げを呼んでしまったのではないかと思います。
小型銘柄がどうの、主力銘柄がどうのというレベルではなく、ほぼ全面的に
大幅安となっています。先物への売りも下がれば下がるほどオプションへのヘッ
ジ売りや現物株のヘッジに対する売りが膨らむと言う格好で下げを大きくする
要因となっていました。6月限の先物から9月限の先物へのロールオーバー
(乗り換え)が進んでいないのではないかとの見方も多く、これもまた売り要
因として取りざたされていました。
明日のSQをきっかけに底入れ反転と言うことを期待する向きも多いのでは
ないかと思います。相場全体の地合いや外部環境が悪いことは悪いのですが、
ここまで過剰に反応することも無いような気もします。米国市場や外国人投資
家の売買動向だけを見て方向感が決まっているような感もありますが、なにか
のきっかけでセンチメントが一変することを期待したいものです。
(投資情報センター 清水洋介)
−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・SQ(えすきゅー)
特別清算指数とも言い、先物やオプション取引などにおいて最終決済に用い
られる指数のことをいう。 SQが算出される日は、先物取引の場合は、3、6、
9、12月の第二金曜日(取引最終日の翌日)、オプション取引の場合には毎月
の第二金曜日(取引最終日の翌日)となる。SQは、算出される日の寄付き
の株価から算出されるため、SQの算出日の寄付きには様々な思惑から株価
が大きく動くことが多い。※寄付きとは、その日の最初に付いた株価のこと。
始値ともいう。
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◆個別銘柄◆
個別の材料で堅調となったもの以外は全面安
任天堂 (7974) 18,880円 △420 円 :100株単位
「ニンテンドーDS Lite」の月産能力を増強したことなどが好感され
て買いが集まり、一時前日比マイナスに転じるなど不安定な場面も見られまし
たが、引けは堅調となりました。
新日鉄 (5401) 382円 ▼19 円
外国人や個人投資家からの売りがかさんでいるとの指摘もあり、終始軟調な
展開が続いて、大幅安となりました。
板硝子 (5202) 599円 △28 円
EU(欧州連合)の欧州委員会が同社による英ピルキントン社の買収を承認
したことが発表され、今回の買収については同社から既に発表されていたもの
の、改めて業績拡大への期待から買いが集まり、堅調な引けとなりました。
トヨタ (7203) 5,720円 ▼200 円 :100株単位
米国の景気に対する失速懸念が強まっていることもあって、朝方から売りが
優勢となり、大幅安で引けました。
コムシスHD (1721) 1,290円 △38 円
業績に安定感があることを理由に外資系証券が同社の投資判断を引き上げた
ことが材料となって、朝方から買いが集まり、引けは堅調となりました。
エルピーダ (6665) 4,600円 ▼30 円 :100株単位
海外の機関投資家が売りを出しているとの指摘もあり、軟調な展開が続いて
一時大幅安となりました。