草加せんべい

朝刊はお休み

ワールドカップはジタンがレッドカードで退場。PKの結果はイタリアが優勝でした。

後場に入ってから先物主導で意外高

日経平均            15,552.81 (△245.20)
日経225先物         15,550 (△210 )
TOPIX            1,594.07 (△ 20.92)
単純平均             473.19 (△ 2.64)
東証二部指数           4,342.13 (▼ 10.37)
日経ジャスダック平均       2,311.99 (▼ 12.93)
東証マザーズ指数         1,421.43 (▼ 0.33)
東証一部
値上がり銘柄数          903銘柄
値下がり銘柄数          675銘柄
変わらず             115銘柄
比較できず            3銘柄
騰落レシオ           93.67%  △3.29%
売買高            17億0491万株(概算)
売買代金        2兆4783億1900万円(概算)
時価総額          506兆1882億円(概算)
為替(15時)          113.70円/米ドル

◆市況概況◆

 週末の米国市場が大幅安となったことで日本市場も売り先行となりました。
外国人の売買動向(市場筋推計、外資系13社ベース)が大幅売り越しとなった
と伝えられたことも売りを加速させる要因となり、寄り付きから大きく売られ
て始まりました。それでも寄り付きからの売りが一巡すると下値を売り叩く動
きもなく、外部要因の悪化のわりには底堅い展開となりました。

 昼の市場外取引もやや売り越しと伝えられたのですが、後場に入ると先物
まとまった買いが断続的に入りじりじりと目先的な売りをこなしながら堅調な
展開となりました。機械受注統計が予想を上回ったことでいったん「ゼロ金利
解除」を織り込むように上げ幅を縮小する場面もみられたのですが、その後は
先物主導でインデックス買いや主力銘柄への買戻しなどを誘いながらじり高と
なり、結局は大幅高となりました。

 小型銘柄は終始もたついた展開となり、大型主力銘柄に比べて戻りも鈍く、
日経ジャスダック平均、二部株指数、東証マザーズ指数など小型銘柄の動きを
示す指数は軒並み軟調となりました。先物には後場に入ってからまとまった買
いが入りオプションSQ(特別清算指数)を控えたヘッジ買いの動きもあった
のか意外高となりました。先物主導で指数を押し上げた恰好となり、買戻しを
誘いながら目先筋の買いで大幅高となったようです。

 米国市場のもたつきや外国人売りが懸念される中で意外高となりました。銀
行株を中心とした主力優良銘柄を中心に堅調な雰囲気となって、相場の地合い
の良さを確認した形です。「ゼロ金利解除」もある程度織り込み済み、という
ことで足元の好調な業績を見直す動きになってくればここから一段高も期待出
きるのでしょう。

(投資情報室 清水洋介)

−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・インデックス売買(いんでっくすばいばい)
 まず、インデックスとは、日経平均株価やTOPIXといったマーケットの
 指標(指数)のことである。そして、インデックス売買とは、保有する銘柄
 がインデックスに連動するように売買することをいう。例えば、日経平均
 価の「インデックス買い」というのは、日経平均株価を構成する銘柄を同数
 買い付けることをいい、逆に「インデックス売り」というのは、日経平均
 価を構成する銘柄を同数売ることをいう。機関投資家や証券会社などが先物
 などとの裁定取引などで行うことが多い。
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◆個別銘柄◆ 

 銀行株を中心に主力銘柄が堅調

三菱UFJ (8306) 1,630,000円 △80,000 円 :1株単位
 前場はさえない動きでしたが、ゼロ金利政策解除への思惑などもあって後場
に入ってからは買いが集まって前日比プラスに転じ、堅調となりました。

武富士 (8564) 5,820円 ▼240 円 :10株単位
 貸金業者が融資時に適用する金利について、利息制限法の上限金利を超える
金利の適用が禁止される可能性が高まったことで、収益縮小を懸念する売りが
かさみました。後場は、相場の地合い好転もあって下げ幅を縮小しましたが、
さえない展開となりました。

ソフトバンク (9984) 2,335円 △35 円 :100株単位
 朝方から軟調となっていましたが、後場に入ってからは相場全体の地合いが
好転したこともあって値を戻し、前日比プラスに転じて堅調となりました。

エプソン (6724) 2,895円 ▼50 円 :100株単位
 インクジェットプリンター事業の収益低迷などを理由に、外資系証券が同社
の投資判断を3段階中の最下位に引き下げたことが材料となって売りが優勢と
なり、相場の地合い好転もあって後場は下げ幅を縮小しましたが、さえない展
開となりました。

サマンサJP (7829) 537,000円 △50,000 円 :1株単位
 米マネー誌「バロンズ」で好意的に紹介されたことが買い材料となって、朝
方から買いが集まり、ストップ高となりました。

Uアローズ (7606) 2,035円 ▼80 円 :100株単位
 先週に6月の既存店売上高が前年同月比で減少と発表され、業績の伸び悩み
を嫌気する売りが本日も続き、軟調となりました。