アメリカ爆下げ
どうなっているの
みんなが売ったときが底
個人が投げたものを買っているのはだれ?
莫大が買いエネルギーがあるのでは?
売り飽き気分もあって底堅いが買いも限定的で戻らず
日経平均 14,845.24 (▼252.71)
日経225先物 14,790 (▼270 )
TOPIX 1,521.71 (▼ 29.32)
単純平均 451.22 (▼ 7.85)
東証二部指数 4,185.56 (▼ 52.52)
日経ジャスダック平均 2,245.46 (▼ 25.23)
東証マザーズ指数 1,303.26 (▼ 17.47)
東証一部
値上がり銘柄数 163銘柄
値下がり銘柄数 1,490銘柄
変わらず 43銘柄
比較できず 2銘柄
騰落レシオ 90.55% ▼ 9.94%
売買高 16億5913万株(概算)
売買代金 2兆3544億0300万円(概算)
時価総額 483兆3217億円(概算)
為替(15時) 115.93円/米ドル
◆市況概況◆
米国市場が大幅安となったことや寄り付き前の外国人売買動向(市場筋推計、
外資系13社ベース)が大幅売り越しとなったことなどから売り先行の始まり
となりました。オプションSQ(特別清算指数)算出に絡む売りもあったよう
で、寄り付きの売りが加速された感じです。ただ、売り一巡後は目先筋の買い
などもあって、底堅い動きとなりましたが、戻り歩調となっては売られ、売ら
れては戻り歩調となるような展開が続きました。
昼の市場外取引は金額は大きかったのですが、売り買いの偏りはなかったと
伝えられたのですが後場に入ってからはいよいよゼロ金利政策が解除されると
の思惑もあり、寄り付き直後の安値を窺がうような展開になりました。それで
も押し目では買いも入り、底堅い動きとなり、底堅い動きと見ると先物を中心
に買戻しも入るといった展開が続きました。取引時間中にゼロ金利解除が正式
に伝えられましたが既に織り込まれていたとされ、ほとんど変化はありません
でしたが、引けは手仕舞い売りに押され安値圏での引けとなりました。
小型銘柄も朝方から軟調な動きとなっていたのですが、主力銘柄同様3連休
前に売り飽き気分からの買戻しなどもあって堅調となる場面も見られました。
ただ、週末の手仕舞い売りなどもあって戻りも限定的となり、結局、日経ジャ
スダック平均、二部株指数、東証マザーズ指数は引き続き軟調となりました。
先物には仕掛け的な動きも含めて、まとまった売り買いが散発的に見られ、そ
のたびに振らされる場面もありましたが、3連休を控えて手仕舞いの動きやヘッ
ジの売りもあって、最後は売物がちとなりました。
米国市場や外国人動向、ゼロ金利解除後の反応や地政学リスク、といった買
いを手控える材料にはことかかないのですが、その割りには底堅い堅調な展開
となりました。売り飽き気分も強まってきたことや足元の業績が好調なことか
らそろそろ底入れも期待されるところですが、積極的に買い上がるだけの材料
に乏しいようです。
(投資情報室 清水洋介)
−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・ゼロ金利政策(ぜろきんりせいさく)
ゼロ金利政策とは、日銀が行う銀行間の超短期の金利を限りなくゼロに近づ
ける政策です。銀行が容易に資金調達が可能となることで、積極的な企業へ
の融資などを促し、景気の回復を計る目的で施行されています。ただ、日銀
もゼロ金利政策は異常と捉えており、景気回復の兆しが見られたことで、ゼ
ロ金利政策を解除しました。
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◆個別銘柄◆
ほぼ全面安の中で石油関連銘柄や小売株の一角はしっかり
ファーストリテイ (9983) 9,370円 △100 円 :100株単位
2005年9月−2006年5月期の連結純利益が前年同期比で増益となったことが
好感され、「ユニクロ」事業の採算改善を好感する買いが入り、堅調となりま
した。
三菱UFJ (8306) 1,580,000円 ▼40,000 円 :1株単位
日銀の金融政策決定会合でゼロ金利政策の解除が決定しましたが、材料出尽
くしと見る向きもあって手仕舞い売りなどから下げ幅を拡大し、軟調な動きが
続きました。
郵 船 (9101) 726円 ▼19 円
地政学リスクを受けて原油価格が上昇していることもあり、同社など海運株
は燃料コストの上昇が懸念されて売りが優勢となり、軟調となりました。
ソフトバンク (9984) 2,105円 ▼15 円 :100株単位
まとまった買いが入って急速に値を戻す場面も見られましたが、個人投資家
などの見切り売りなどからもたついた動きとなりました。
シャープ (6753) 1,711円 ▼31 円
米国市場で景気減速懸念もあってハイテク株が全般的に売られたこともあり、
朝方から売りが優勢となってさえない動きとなりました。
協エクシオ (1951) 1,312円 ▼110 円
転換社債型新株予約権付社債(CB)を発行して150億円を調達すること
が発表されましたが、株式価値が潜在的に希薄化することを懸念する向きもあっ
て、朝方から売りが優勢となり、大幅安となりました。
[ニューヨーク 14日 ロイター] 日産自動車<7201.T>と仏ルノー
検証後、3社提携についてさらに検討すべきかどうかを決定する。