アメリカ上等
黒須田
基準が大事
アメリカ市場が急騰!
米国株高を受けて大幅高だが上値も限定的
日経平均 15,005.24 (△210.74)
日経225先物 15,060 (△300 )
TOPIX 1,534.82 (△ 20.60)
単純平均 446.14 (△ 4.62)
東証二部指数 4,050.03 (△ 24.47)
日経ジャスダック平均 2,182.32 (△ 6.90)
東証マザーズ指数 1,153.23 (▼ 6.96)
東証一部
値上がり銘柄数 1,192銘柄
値下がり銘柄数 403銘柄
変わらず 99銘柄
比較できず 3銘柄
騰落レシオ 74.26% △2.54%
売買高 14億3187万株(概算)
売買代金 1兆8546億1200万円(概算)
時価総額 486兆6331億円(概算)
為替(15時) 116.62円/米ドル
◆市況概況◆
米国市場が大幅高となったことを受けて買い先行となりました。寄り付き前
の外国人売買動向(市場筋推計、外資系13社ベース)が今日も大幅売り越し
と伝えられたのですが、さすがに大きく値を上げてのスタートとなりました。
ただ、寄り付きの買いが一巡した後は積極的に買い上がる動きも限定的となり、
目先筋の利食い売りなどもあって上値の重い展開となりました。日経平均は節
目と見られた15,000円を上回っての推移となりましたが、今一つ盛り上がりに
欠ける展開となりました。
昼の市場外取引も金額はそれほど大きくもなく、売り買いの偏りもないと伝
えられましたが後場の寄り付きは買い先行となり、日経平均は先物も含めて後
場の寄り付きが高値となりました。それでも上値を買い上がる動きにはならず、
ほとんど動きはなく、指数は小動きとなりました。大引けでも日経平均は
15,000円を超え市場のセンチメントも変わって来るかもしれませんが、出来高
も少なく盛り上がらない相場となりました。
小型銘柄は相変わらずもたついた動きとなるものが多く、東証マザーズ指数
は結局軟調、日経ジャスダック平均や二部株指数も比較的小幅の上げ幅に留ま
りました。先物へのまとまった売り買いも散発的には見られるのですが、相場
を方向付けるような動きにもならず、小口の小掬い商いが主体と言う感じでし
た。
米国市場次第、外国人売買動向次第という感じで主体性の無い相場展開が続
いていますが、四半期業績の発表が本格化して来るなかで業績面から割安感の
強い銘柄や、上方修正必至と見られるような銘柄をしっかりと拾っておいても
いいのではないかと思います。
(投資情報室 清水洋介)
−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・小掬い商い(こすくいあきない)
相場の小幅な動きで、少しの利益を稼ぐ売買のことをいう。また、○○1円
で買って、○○2円で売るような売買になることから、「1カイ2ヤリ」(い
ちかいにやり)の売買ともいう。
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◆個別銘柄◆
好業績主力銘柄を物色する動きで小型銘柄は相変わらず値動きが鈍い
東エレク (8035) 7,350円 △230 円 :100株単位
米フィラデルフィア証券取引所の半導体株指数(SOX)が上昇したことが
材料となって、同社など半導体関連銘柄は買いが優勢となり、大幅高となりま
した。
JAL (9205) 206円 ▼9 円
公募増資による1株あたり利益の希薄化を懸念する向きが多く、朝方から売
りが優勢となり、大引けは公募増資の発行価格(211円)を割り込みました。
任天堂 (7974) 21,680円 △840 円 :100株単位
第1四半期の連結業績が好調だったことが伝わり、収益拡大を好感する買い
が集まって大幅高となりました。海外機関投資家を中心に買いが入ったとの指
摘もありました。
武富士 (8564) 5,700円 ▼170 円 :10株単位
貸金業者が融資時に適用する上限金利の引き下げが見込まれることを理由に、
外資系証券が投資判断を引き下げたことが材料となって売りが優勢となり、軟
調となりました。
洋ゴム (5105) 431円 △11 円
天然ゴムの価格上昇が一服したと伝わり、コスト低下による利益の早期改善
を期待する買いが集まり、堅調となりました。
ヤフー (4689) 50,000円 ▼1,100 円 :1株単位
朝方から堅調でしたが、次第に売りが優勢となって前日比マイナスに転じ、
軟調となりました。信用取引の買い残の多さや第1四半期の連結業績が会社予
想を下回ったことを嫌気する声がありました。