戻れ、戻れ
新座立教キャンパス
週末ということもあって盛り上がりに欠け方向感のない展開
日経平均 15,499.18 (△28.81)
日経225先物 15,500 (▼10 )
TOPIX 1,571.70 (△ 2.17)
単純平均 454.85 (△ 0.04)
東証二部指数 4,159.83 (△ 4.16)
日経ジャスダック平均 2,219.67 (△ 4.62)
東証マザーズ指数 1,289.81 (△ 7.96)
東証一部
値上がり銘柄数 786銘柄
値下がり銘柄数 745銘柄
変わらず 162銘柄
比較できず 3銘柄
騰落レシオ 88.26% ▼ 1.26%
売買高 13億5156万株(概算)
売買代金 1兆7040億3000万円(概算)
時価総額 499兆4835億円(概算)
為替(15時) 115.15円/米ドル
◆市況概況◆
米国市場が堅調となったことや寄り付き前の外国人売買動向が買い越しと伝
えられたことから、買い先行の始まりとなりました。それでもここのところしっ
かりとした相場となっていたことや米国市場で雇用統計の発表を控えているこ
となどから積極的な買いが手控えられ、週末のヘッジ売りやポジション調整の
売りがかさんで上値の重い展開となりました。前場はかろうじて小幅高となり
ましたが、軟調となる指数もあって、相場全体には方向感のない展開でした。
後場に入ってからももたついた相場が続きました。昼の市場外取引は売り買
いの偏りもないと伝えられて相場への影響も限定的となりました。散発的に好
調な業績を発表した銘柄が買われ、ここまでもたついた展開となっていた、売
られ過ぎと見られた銘柄が買い直されるだけ、といった感じで小動きに終始、
結局前日同様にほぼ横ばいとなりました。出来高も売買代金も少なく、夏枯れ
相場といった様相です。
小型銘柄は朝方こそ堅調となっていたのですが、ここのところの戻り相場の
反動もあって軟調となりました。目先筋の利食い売りや見切り売りを見て戻り
売りに押される、といったような展開でした。先物へのまとまった売り買いも
散発的には出てくるのですが追随する動きもほとんどなく、方向感のない盛り
上がりに欠ける展開となりました。
米国市場動向や外国人売買動向に振らされる展開が続いています。好調な業
績を発表した銘柄は引き続きしっかりとした動きとなっています。値動きの悪
い銘柄から良い銘柄への乗り換えも少しは見られていますが、こうした動きが
本格的になって来るとあく抜け感も出て積極的な買いも見られるようになって
くるのかもしれません。
(投資情報室 清水洋介)
−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・戻り(もどり)
相場が下落している局面での、一時的な上げのことをいう。この局面で売る
ことを、「戻り売り」という。
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◆個別銘柄◆
証券株、海運株が高く非鉄金属株が安い
北越紙 (3865) 846円 △16 円
日本製紙グループ(3893)が同社株を大量に取得したことが報じられ、王子
製紙(3861)によるTOB(株式公開買付)へのいろいろな思惑もあって買い
が集まり、堅調となりました。
三菱マ (5711) 477円 ▼9 円
海外の商品価格が軟調となったことで、同社など非鉄金属株は利益確定売り
などに押され、軟調となりました。
住友不 (8830) 3,040円 △60 円
第1四半期の連結営業利益が大幅増益となったことが伝わり、朝方から買い
が集まって堅調となりましたが、大幅増益の要因が一時的なものということも
あって、積極的に上値を買い上がる動きとはなりませんでした。
バンナムHD (7832) 1,645円 ▼19 円 :100株単位
独ツァプフ社へのTOB(株式公開買付)が不成立となったことが報じられ
ましたが、成立への期待がそれほど大きくなかったこともあって市場の反応は
冷静で、引けは小幅安となりました。
商船三井 (9104) 755円 △19 円
既に発表された第1四半期の連結業績は経常減益となりましたが、値ごろ感
もあって買いが入り、大幅高となりました。
綜合警備 (2331) 2,000円 ▼60 円 :100株単位
第1四半期の連結業績は好調と伝えられましたが、期待したほどの増収でも
ないことで外資系証券が投資判断を3段階評価の真ん中に引き下げ、さえない
動きとなりました。