ナタタタ、
塩浜ハー
日本経済は磐石?
GDPいくよ!!
SQの影響は少なく、週末ということで方向感のない展開
日経平均 15,565.02 (▼65.89)
日経225先物 15,600 (△30 )
TOPIX 1,577.92 (▼ 4.96)
単純平均 456.45 (△ 0.10)
東証二部指数 4,164.45 (△ 1.88)
日経ジャスダック平均 2,200.16 (△ 5.00)
東証マザーズ指数 1,256.60 (▼ 3.15)
東証一部
値上がり銘柄数 750銘柄
値下がり銘柄数 813銘柄
変わらず 132銘柄
比較できず 2銘柄
騰落レシオ 87.57% △3.88%
売買高 16億9568万株(概算)
売買代金 2兆1646億6100万円(概算)
時価総額 501兆6006億円(概算)
為替(15時) 115.53円/米ドル
◆市況概況◆
昨日の米国市場が堅調となったことやオプションSQ(特別清算指数)の算出に
絡み、インデックスの売り買いが買い越しとなったことで堅調な始まりとなり
ました。寄り付きの買いが一巡した後は週末ということで手仕舞い売りも多く、
日経平均も節目と見られる水準にあるだけに上値の重い展開となりました。いっ
たん上値が重くなるとテロの懸念や寄り付き前に発表になったGDP(国内総生産)
が芳しくなかったことも気になり、積極的な買いを手控える向きも多くなり、
もたついた展開となりました。
昼の市場外取引は金額も小さく、売り買いの偏りもなかったことから市場へ
の影響はほとんどなかったのですが、後場に入ってからは週末のヘッジとして
の先物売りに押され軟調な動きが続きました。それでも目先筋の買戻しや好業
績銘柄への押し目買いなどもあって底堅い動きは続き、軟調なまま変化のない
動きが続きました。全般にもたついた動きのなか個別に建設株や海運株が物色
され堅調となっていました。
小型銘柄はまちまちの動きとなり、日経ジャスダック平均は高く東証マザー
ズ指数は軟調となるなど昨日に続き方向感のない展開となりました。先物への
まとまった売り買いも散発的にしかなく、目先筋の小掬い商いが中心で、相場
の方向を決めるような展開にはなりませんでした。
海外でのテロへの恐怖などから積極的にポジションを増やすと言うよりは手
仕舞い売りが優勢な状況で上値も重くなったようです。それでも値動きの良い
銘柄には目先筋の買いがしっかりと入るような展開で、センチメントが大きく
変化した感じはありません。7月4日の高値の節目を抜け切らないことには底
値を確認したことにはならず、先行きへの懸念も出ているものと思われます。
(投資情報室 清水洋介)
−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・GDP(じー・でぃー・ぴー)
Gross Domestic Productの略で国内総生産を表し、原材料費等の中間投入分
を除いた「付加価値」の総額を表すものです。つまり、日本で生み出された
付加価値の総額を表すものです。GDPは各種の統計結果を組み合わせて加
工したもので、加工統計(第二次統計)と言われるものです。
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◆個別銘柄◆
建設株、不動産株が高く、海運株も引き続き堅調
商船三井 (9104) 832円 △12 円
同社など海運株は、割安感の強さから物色されて3日続伸となっていました
が、本日も朝方から買いが集まり、堅調となりました。
ANA (9202) 442円 ▼7 円
英国で航空機を爆破するテロが察知されたことが報じられ、今後のテロに対
する懸念から同社など空運株に売りが出て、さえない動きとなりました。
大成建 (1801) 422円 △19 円
不動産業者への銀行の貸出残高が伸びていることなどを理由に、外資系証券
が同社など建設業者の投資判断を最上位に引き上げたことが材料となって、買
いが集まり大幅高となりました。
新日鉄 (5401) 470円 ▼3 円
割安感などから物色されて3日続伸となっており、本日も一時年初来高値を
うかがう場面が見られましたが、次第に利益確定売りなどもかさんで小幅安と
なりました。
マクドナルド (2702) 1,899円 △4 円 :100株単位
7月の既存店売上高が好調と報じられましたが、織り込み済みとの見方から
市場の反応は鈍く、小幅高にとどまりました。
ビックカメラ (3048) 201,000円 ▼4,000 円 :1株単位
大型新規上場銘柄として注目されていますが、上場初日に続いて本日も上値
が重く、さえない動きとなりました。