大きなSQ

明日はメジャーSQです!
日経ミニのはじめての決算日でもあるわけです。

新座立教キャンパス、王子飛鳥山

大引け日経平均は271.68円安の16012.41ポイント。TOPIXは29.36ポイント安の1613.46ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は185、値下がり銘柄数は1465。出来高は17億2315万株、売買代金は2兆3102億円。

国際通貨基金の専務理事が、インフレや原油高の影響から世界経済の見通しに対しネガティブな発言。これにより欧米の株式市場は全面安の展開。日本株も寄り付きから激しく売り込まれました。その後も、売りバスケット500億円の話題が個人投資家を巻き込みマーケットのムードは最悪の展開。どうしても日経平均を16000円以下に押さえ込もうという、露骨な売物に終日振り回されてしまいました。また、翌日にSQを控えていることから、クレディースイス証券も売りまくっていたようです。ただ、こんな地合いでも、悪材料に免疫のついた銘柄などが切り返してくるように、物色意欲は健在です。SQ前に一番ピリピリしているのは、クレディースイス証券かもしれませんね。

大引け日経平均は271.68円安の16012.41ポイント。TOPIXは29.36ポイント安
の1613.46ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は185、値下がり銘柄数は1465。
出来高は17億2315万株、売買代金は2兆3102億円。

国際通貨基金の専務理事が、インフレや原油高の影響から世界経済の見通しに
対しネガティブな発言。
これにより欧米の株式市場は全面安の展開。
日本株も寄り付きから激しく売り込まれました。その後も、売りバスケット500億円の話題が個人
投資家を巻き込みマーケットのムードは最悪の展開。
どうしても日経平均を16000円以下に押さえ込もうという、露骨な売物に終日振り回されてしまいました。また、翌日にSQを控えていることから、クレディースイス証券も売りまくっていたようです。
ただ、こんな地合いでも、悪材料に免疫のついた銘柄などが切り返してくるように、物色意欲は健在です。
SQ前に一番ピリピリしているのは、クレディースイス証券かもしれませんね。

目先的な過熱感もあり、利食い売りや見切り売りに押され軟調

日経平均            16,284.09 (▼101.87)
日経225先物         16,290 (▼120 )
TOPIX            1,642.82 (▼ 8.53)
単純平均             473.23 (▼ 1.96)
東証二部指数           4,353.52 (▼ 1.91)
日経ジャスダック平均       2,272.99 (△ 0.02)
東証マザーズ指数         1,331.86 (▼ 14.92)
東証一部
値上がり銘柄数          516銘柄
値下がり銘柄数         1,062銘柄
変わらず             119銘柄
比較できず            1銘柄
騰落レシオ           119.12%  ▼ 6.74%
売買高            19億0845万株(概算)
売買代金        2兆2586億9100万円(概算)
時価総額          521兆6075億円(概算)
為替(15時)          116.35円/米ドル

◆市況概況◆

 米国市場が堅調となったのですが、昨日までの堅調な地合いの反動や外国人
売買動向(外資系13社ベース、市場筋推計)が売り越しとなったことを嫌気し
て、売り先行の始まりとなりました。それでも下値をむきになって売り叩くよ
うな動きもなく、底堅い展開となり、売りが一巡すると前日比プラスとなる場
面があるなど引き続き強含みの展開が続きました。主力銘柄を中心に利食い
りをこなして底堅い動きとなるものが多く、小動きとなりました。

 昼の市場外取引は売り買いの偏りはないと伝えられたのですが、金額が大き
かったことから思惑を呼び、先物の動きへの反応が敏感となって、まとまった
売りが出ると大きく下落となりました。いったん下向きに転じると目先筋の利
食い売りや見切り売りがかさみ、下げ幅を広げるような場面も見られました。
それでも先物の売りが途切れると押し目買いで戻る場面もありましたが、結局
は見切り売りがかさみ軟調となりました。

 小型銘柄は相対的に主力銘柄に比べて堅調なものが多く、二部株指数は底堅
く、日経ジャスダック平均は堅調となりました。主力銘柄に過熱感がでている
中で出遅れ感の強い小型銘柄が幕間つなぎの動きもあって、物色されたのでしょ
う。先物へのまとまった売りも散発的に出ており、その都度上に下に振らされ
る場面もあったのですが、追随する動きも少なく、方向感を大きく出すような
展開にはなりませんでした。

 手掛かり材料難の中で目先的な過熱感も出て買い難くなっています。それで
も小型銘柄の一角が堅調となるなど、買い意欲は依然として出てきているよう
です。米国市場でも決定的な材料に乏しく日本市場への影響も限定的となって
います。嵐の前の静けさではないですが、「まだまだ動きがないだろう」と思っ
ていると動きも出てくるのではないかと思います。

(投資情報室 清水洋介)

−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・幕間つなぎ(まくあいつなぎ)
 相場の一つの動きが一段落し、次に動きが始まるまでの間を幕間といい、そ
 の間に売買することを幕間つなぎという。また、幕間つなぎに、注目され活
 発に売買される銘柄を幕間つなぎ銘柄という。小型株や材料株など値動きの
 大きくなる銘柄を物色する動きや低位株でのディーリングなどを言い、これ
 らを幕間つなぎ銘柄ということが多い。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

◆個別銘柄◆ 

 建設株や金融株は堅調だか、主力株を中心に安い

大林組 (1802) 854円 △32 円 
 大手ゼネコン4社の受注シェアが上昇していることが報じられ、好感する向
きの買いが集まり、大幅高となりました。

東 映 (9605) 903円 ▼10 円 
 10月初めに実施される日経平均の構成銘柄入れ替えについて発表され、同社
株が除外されることとなり、機関投資家からの売りを先取る形で売りが出て、
軟調となりました。

コマツ (6301) 2,270円 △40 円 :100株単位
 米同業大手のキャタピラーが大幅高となったことで、国内大手の同社に連想
買いが入り、堅調となりました。

コンビ (7935) 884円 ▼100 円 :500株単位
 紀子さまのご出産が近づいてきたということで育児関連銘柄として買いが集
まっていましたが、急騰の反動で利益確定売りなどがかさみ、ストップ安とな
りました。

三菱重 (7011) 521円 △3 円 
 国産ジェット機事業を官民共同で本格的に育成する方針であることが伝わり、
将来的な収益拡大を期待する買いが入って、堅調となりました。

ヤフー (4689) 45,150円 ▼1,850 円 :1株単位
 ネット広告事業などの爆発的な成長が期待できなくなったとの見方から、外
資系証券が投資判断を新規に3段階評価の最下位で開始したことが囃され、朝
方から売りがかさんで大幅安となりました。