北の核

SHOCK!!
前場高かった9984も、マイナス引け!
日経も痛い!

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前引け間際から様相を変え、米国ダウ平均が最高値にもかかわらず日本市場は
大幅安

日経平均            16,082.55 (▼159.54)
日経225先物         16,120 (▼120 )
TOPIX            1,601.99 (▼ 15.85)
単純平均             452.82 (▼ 7.12)
東証二部指数           4,154.28 (▼ 38.69)
日経ジャスダック平均       2,177.50 (▼ 14.59)
東証マザーズ指数         1,180.36 (▼ 25.59)
東証一部
値上がり銘柄数          187銘柄
値下がり銘柄数         1,459銘柄
変わらず             49銘柄
比較できず            1銘柄
騰落レシオ           83.85%  ▼ 9.59%
売買高            19億0600万株(概算)
売買代金        2兆6110億4100万円(概算)
時価総額          509兆2823億円(概算)
為替(15時)          118.03円/米ドル

◆市況概況◆

 米国市場でダウ平均が史上最高値を更新したことや外国人売買動向(市場筋
推計、外資系13社ベース)が買い越しと伝えられ、買い先行で始まりました。
鉄鋼株などが信用期日ということもあって引き続き軟調、石油関連銘柄も軟調
となるなど上値の重い展開となり、任天堂(7974)が上方修正を発表して値を
飛ばすなど、上方修正期待の強い銘柄は堅調となりました。前引け間際には先
物のまとまった売りが入り上げ幅を縮小して前場の取引を終了しましたが底堅
い動きとなりました。

 後場に入ると全く前場とは仕成りを変え、寄付きから売りものがちの始まり
となり、その後も断続的な先物へのまとまった売りが主導する形で大幅安とな
りました。特に材料が出たわけでもないのですが、前引け間際の先物売りで仕
掛け的な売りが入り易く、目先的な過熱感もあって仕掛け的な売りに乗り易か
ったということでしょう。北朝鮮の核実験の話を持ち出す向きもありましたが、
北朝鮮の影響はほとんどなく、まとまった売りが出たことで目先筋の投げ売り、
見切り売りを急ぐ動きが一気に出たことで下げ幅を広げたといったところでし
ょう。

 小型銘柄は朝方からもたついたものが多く、主力銘柄に買いエネルギーを奪
われてしまった格好でした。後場に入ると目先筋の見切り売りもかさみ軟調
なるものが多くなりました。先物には前場の引け間際からまとまった売りが出
始め、後場に入るとまとまった売りで指数を押し下げるような格好となりまし
た。特に材料が出たわけでもなく、一過性ではないかとの見方もあり、さすが
に16,000円を意識する水準では買い戻しも入り底堅い動きとなりました。

 こうした「想定外」の大きな下げが出ると何かしらわかり易い理由を探すこ
とが多いようで、その点では本日の下げも「北朝鮮の核実験」のせいだとか言
われるものと思います。ただ、本日の下げは前引け間際の先物のまとまった売
りがポイントでその売りへの思惑で売られた面が強いと思います。目先的な動
きに一喜一憂する向きが多く、一方向に動き出すと皆がそちらを向いて一斉に
動き出すことも多く、いったん方向が出ると特に材料がなくても大きく動くこ
とが多いのでしょう。

(投資情報部 清水洋介)

−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・見切り売り(みきりうり)
 上値が重いなどの理由で、これ以上の値上がりを期待できずに売ることをい
 う。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

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◆個別銘柄◆ 

 石油関連銘柄や非鉄金属株が安く、ディフェンシブ銘柄はしっかり

ファーストリテイ (9983) 11,230円 △70 円 :100株単位
 「ユニクロ」の9月の既存店売上高が前年同月比で増収となったことが発表
され、好調な販売動向を好感する向きもあって朝方から堅調となりました。

住友鉱 (5713) 1,450円 ▼81 円 
 銅、金など商品相場が下落基調にあることもあり、見切り売りなどもかさん
で大幅安となりました。

トヨタ (7203) 6,570円 △90 円 :100株単位
 為替が円安基調にあることや、9月の米新車販売が好調だったこともあり、
相場全体が急落となる中でも好業績銘柄の一角として買いが入り、堅調となり
ました。

イオン (8267) 2,880円 ▼25 円 :100株単位
 後場に入ってからは相場全体の急落もあって軟調となっていましたが、取引
時間中にダイエー(8263)の資本・業務提携に向けた優先交渉企業に選ばれる
見通しとなったことが伝わってからは、買いが入って下げ渋りました。

アトリウム (8993) 3,400円 △130 円 :100株単位
 取扱物件が大型化、都市化しており、高い収益性を保持できるのではとの見
方から、外資系証券が投資判断を3段階評価の強気で新規に開始したこともあ
り、堅調な動きとなりました。

JAL (9205) 220円 ▼11 円 
 8月の国内線旅客数が前年同月比で増加したことや原油価格の下落もあって、
収益改善を期待して買いが入り、前場は堅調となっていましたが、相場全体の
急落もあって目先的な利食い売りなどに押され、大幅安となりました。