あああ、暴落の木枯らしが

新座立教キャンパス

節目を割り込み大幅安、小型銘柄の動きを示す指数は軒並み年初来安値更新

日経平均            15,725.94 (▼365.79)
日経225先物         15,720 (▼350 )
TOPIX            1,533.94 (▼ 39.60)
単純平均             420.53 (▼ 13.16)
東証二部指数           3,941.67 (▼ 90.36)
日経ジャスダック平均       2,049.16 (▼ 38.65)
東証マザーズ指数         1,022.54 (▼ 67.57)
東証一部
値上がり銘柄数          68銘柄
値下がり銘柄数         1,614銘柄
変わらず             26銘柄
比較できず            0銘柄
騰落レシオ           72.40%  ▼ 10.78%
売買高            19億3941万株(概算)
売買代金        2兆5178億0100万円(概算)
時価総額          490兆4915億円(概算)
為替(15時)          117.94円/米ドル

◆市況概況◆

 週末の米国市場は底堅い動きとなったのですが、日本市場は相変わらず軟調
な展開となっています。寄り付き前の外国人売買動向(外資系13社ベース、
市場筋推計)も5日連続の売り越しとなり、軟調な始まりとなり、節目と見ら
れた16,000円の水準を割り込むと見切売りもかさみ、「戻れば売り」といった
展開で上値も重くなり、終始軟調な展開となりました。

 後場に入っても、いいところなく一段安となりました。昼の市場外取引が金
額は大きかったのですが、やや売り越しと伝えられたこともあって、前場の終
値よりも軟調に始まり戻りを試しつつ、上値の重さを確認して見切り売りを誘
いながら下値を切り下げるような展開となり、先週の月曜日の安値を下回る引
けとなりました。

 小型銘柄も下値のめどを割り込んだものも多く、見切り売りがかさみ、大幅
安となりました。日経ジャスダック平均を筆頭に二部株指数、東証マザーズ
数が軒並み大幅安、年初来安値更新となりました。先物にもまとまった売り買
いが散発的に出たのですが特にまとまった買いが入っても追随する動きとはな
らず、上値の重さを確認して売り直されるような場面もあり、先安感が募るよ
うな感じでした。

 なかなか底入れ感が出てきません。あっさりと日経平均も節目と見られる水
準を割り込み、小型銘柄の動きを示す指数も軒並み年初来安値更新となって、
底割れ感が出ています。こうしたときは皆が総弱気になって、阿鼻叫喚の中、
「セリングクライマックス」がないと底入れとなってこないのではないかと思
います。

 

◆個別銘柄◆ 

 ディフェンシブ銘柄の一角だけがしっかり

三洋電 (6764) 179円 ▼26 円 
 2007年3月期の連結最終損益が3期連続の赤字になる見通しと報じられたこ
とから、失望感を誘い年初来安値を更新しました。

メルシャン (2536) 359円 △17 円 
 全般に買い材料に乏しい中で、キリンが16日にTOB連結子会社化すると
発表したことを引き続き材料視し、大幅高となりました。

あおぞら (8304) 448円 ▼32 円 
 今の相場を象徴するかのように、「戻れば売り」といった見切売りに押され、
14日に新規上場して以来、売り出し価格(公開価格)の570円を一度も上回れず、
公開価格と比較した下げ幅は100円を超えました。

レンゴー (3941) 682円 △41 円 
 日本製紙レンゴーは資本・業務提携する方針を固めたと報じられたことか
ら、業界再編をはやし、大幅高となりました。

三井住友 (8316) 1,170,000円 ▼30,000 円 :1株単位
 2006年9月中間決算の発表を控え、買い手控え気分の強い中、仕掛け的な売
りや見切り売りが入り軟調となりました。

武 田 (4502) 7,500円 ±0円 :100株単位
 ほぼ全面安となるなかで、国際優良銘柄の中でも特にディフェンシブ銘柄と
して逃避的に資金が流れ、堅調となりました。