飛び石の週末

イラクのテロと円高で株価はさえず。

センター南 宝祭殿

銀行の下げがきつい。
特に、三井住友は三井住友8416
25日乖離率が−9.64% RSI33.33% VR76.55
貸借10.93  日証金4.07

信用買いが重そうです!
一目では、急降下した基準線が雲の上限に上からタッチ!
雲の下限から3%下に転換線が急降下中。
そのはるか下に、長い陰線のローソク
そして、もちろん遅行線も急降下中で、ローソクの下。

これらのテクニカルデーターから分析すると、教科書に載せたいような典型的下落トレンドで底なし状態!
25日線との乖離もー12%くらいには進みそうです。
この取り組みからだと、未だ空売りが間に合いそうですね。

これは私が新宿支店に口座を持つみずほにも言えることです。

そして、DOCOMO9437が、日足でみるとこれまた典型的なヘッド&ショルダーを形成しております。
ボリンジャーバンドでは、なんと”ー2σ”175972を割りました。
また、今日のローソクが上髭の安値引け陰線というのもいただけません。
11月1日の176000円で止まりましたが、仮に来週これを割るとなると8月23日の174000円を目指す展開となりそうです。

そんななかで、マザーズ指数、ジャスダックなどの新興がしっかりしてきました。
4751などが強さを見せ始めたようです。
そろそろ、下げがきつかった新興不動産やネット関連などの仕込どころでしょうかね。

休日前の米国市場が堅調、外国人売買動向(市場筋推計)が買い越しと伝え
られたのですが、外国為替が大きく円高に振れたことから輸出関連銘柄やハイ
テク銘柄に軟調なものが目立ち売り先行となりました。寄り付きからの売りが
一巡すると底堅い場面も見られたのですが、前場の中ごろ過ぎに先物へのまと
まった売りが出ると一気に下落となり、休日前の安値を割り込み大幅安での推
移となりました。それでも、さすがに前引け間際には目先筋の買戻しなどもあ
り、底堅い展開となりました。

 後場に入っても、もたついた展開は続きましたが、連休の谷間ということも
あって積極的に売り叩く動きも買い上がる動きもなく方向感のない展開となり
ました。後場の寄り付きからは戻り歩調となる場面もあったのですが、上値の
重さが確認されると先物にまとまった売りが出て一気に上げた分を再び下げる
といった状況でもたついた展開が続きました。

 小型銘柄は売り飽き気分も出てきたのか比較的堅調な動きとなりました。東
マザーズ指数や二部株指数は堅調、日経ジャスダック平均も底堅い動きとな
りました。先物には比較的まとまった売り買いが多く見られましたが売り買い
の方向に一貫性はなく、上がれば下がる、下がれば上がるといった目先的な売
買が中心となっていたようです。そのたびに指数も右往左往するのですが、方
向感はなく終始もたついた展開といった感じでした。

 本日の動きはある程度予測されたとは言え、為替が円高になった分売りがか
さみ、水準が低かった感じです。ただ、底入れ感が出るわけでもなく、底割れ
となるわけでもなくそういった意味では想定の範囲内の動きといえるのでしょ
う。来週は月替わりということもあり、また、米国市場でも多少動きはありそ
うで、経済指標の発表などで動きが出てくる可能性もあります。

 (投資情報部長 清水洋介)

−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・輸出関連銘柄(ゆしゅつかんれんめいがら)
 売上げ構成に占める輸出比率の高い銘柄のことをさす。そのため、為替の動
 向が収益に影響を与えやすい。例えば、輸出をして外国で物を売った場合に、
 外貨が手に入るが、為替が円安だと円に換えた時により多くの利益を得るこ
 とができる。そのため輸出関連銘柄は円安の際に物色される傾向にある。
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◆個別銘柄◆ 

 ディフェンシブ銘柄の一角が堅調、輸出関連銘柄やハイテク銘柄は軟調

ホンダ (7267) 4,060円 ▼50 円 :100株単位
 ニューヨーク外国為替市場で円相場が大幅続伸、日本市場でも円高が進んだ
ことから、業績への悪影響が懸念され、軟調となりました。

ダイワボウ (3107) 415円 △25 円 
 韓国の益山で鳥インフルエンザの疑いがある事例が発生したと報じられ、鳥
インフルエンザウイルスを減少させる効果がある布を手掛けており、そのこと
が好感され堅調となりました。

エイブル (8872) 2,750円 ▼100 円 :100株単位
 2006年9月中間期の連結営業損益が赤字になり、通期連結業績も下方修正と
発表され、配当予想も引き下げたことから、大幅安となりました。

Fマート (8028) 3,020円 ▼60 円 :100株単位
 過当競争に伴う収益性悪化への懸念や天候の悪化懸念が根強く、軟調となり
ました。

サンセイ (6307) 108円 △4 円 
 中間期経常利益が赤字から黒字に転換、連結通常利益が従来予想から上方修
正したことを好感して個人投資家の買いが強まり、堅調となりました。

ANA (9202) 410円 △3 円 
 国内線運賃の値上げが発表された事を受け、原油高の悪影響を軽減するとの
見方から買いが優勢となり株価が上昇しました。