■
高島・都市交通
早・残2H
飛び石連休を控え買戻しが優勢で大幅高
日経平均 15,914.23 (△180.09)
日経225先物 15,860 (△160 )
TOPIX 1,552.87 (△ 19.92)
単純平均 425.95 (△ 7.35)
東証二部指数 3,957.59 (△ 42.50)
日経ジャスダック平均 2,045.89 (△ 9.18)
東証マザーズ指数 1,069.72 (△ 61.03)
東証一部
値上がり銘柄数 1,393銘柄
値下がり銘柄数 257銘柄
変わらず 58銘柄
比較できず 0銘柄
騰落レシオ 72.06% △5.79%
売買高 17億5370万株(概算)
売買代金 2兆2614億8700万円(概算)
時価総額 496兆9321億円(概算)
為替(15時) 117.59円/米ドル
◆市況概況◆
米国市場は相変わらず堅調だったのですが、外国人売買動向(外資系13社ベ
ース、市場筋推計)が売り越しと伝えられたことで売り先行の始まりとなりま
した。それでも飛び石連休の前とあって積極的にポジションを取るような動き
よりはいったん買い戻す動きが多く、底堅い展開となりました。いったん底堅
さを確認すると先物にも買い戻しが入るのですが、かといって積極的に戻りを
とりにいくほどの買いも入らず小動きとなりました。
昼の市場外取引は金額もそれほど大きくなく、売り買いの偏りもないと伝え
られたのですが、ここまで下落となっていたこともあって買い戻しが中心とな
ってしっかりとした動きとなりました。しっかりとした動きを見ると今度は買
い戻しを急ぐ動きもあって、久しぶりに大幅高となりました。飛び石連休を前
にここまで買い戻しが入るとなるとそれだけ売り込んでいた向きが多かったと
いうことなのでしょう。
小型銘柄も前場はもたついたものが多かったのですが、後場に入ると戻すも
のも多くなりました。東証マザーズ指数はここまでの下落の反動も大きく、大
幅高となりましたが、先物主導の戻り相場では日経ジャスダック平均の戻りは
鈍いものとなっていました。先物にもヘッジ売りしていた分の買戻しもあった
のかまとまった買いが散発的に入り相場を押し上げる展開となりました。
騰落レシオも低い水準にあることでもわかるように売られすぎの買戻しが中
心となりました。買わない理由はまだまだ多く、何一つ解決したわけでもない
のですが、目先的にはいったん買い戻し、利益を出しておこう、というわけの
ようです。本日の昼のオンラインセミナーでも話をしたのですが、連休の谷間、
金曜日にも堅調になるようであれば来週、来月の相場につながってくるのでは
ないかと思います。
−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・ヘッジ(へっじ)
保有している有価証券等の価格変動のリスクを、先物などを売買することに
よって回避することをいう。例えば、株式を保有している場合、値下がりに
よるリスクを回避したい場合は、先物を売る取引となる。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
◆個別銘柄◆
ここまでの下落の反動で銀行株、証券株が高く、原油価格の上昇を受け石油
関連銘柄が堅調
コニカミノルタ (4902) 1,681円 ▼59 円 :500株単位
新株予約権付社債の発行で700億円を調達すると発表したことから、株式価値
の希薄化を嫌気する売りに押され、大幅安となりました。
特種紙 (3881) 589円 △22 円
東海パルプ(3706)と来年4月に共同持ち株会社を設立し、経営統合するこ
とで基本合意したと正式発表したことから、大幅高となりました。
東 レ (3402) 824円 △17 円
米航空機大手ボーイングが韓国の大韓航空から受注したことを手掛かりに上
昇、ボーイングと次世代旅客機向け炭素繊維の供給契約を結んでいる東レにも
買いが波及し、堅調となりました。
CCC (4756) 877円 △100 円 :100株単位
2006年9月中間期の連結決算が好調であり、それに伴い増配すると発表した
ことから、大幅高となりました。
スギ薬局 (7649) 1,971円 △140 円 :100株単位
前日にジャパン(7498)の完全子会社化と2007年2月期の記念配を実施する
と発表したことから、外資系証券が投資判断を引き上げ、大幅高となりました。
綜合警備 (2331) 2,160円 △45 円 :100株単位
綜合警備保障はホテルや大型商業施設などに向け警備ロボット「D1」を販
売することを発表、リース料は通常の警備員一人の料金をやや下回るとされた
ことを好感、株価は堅調となりました。