なんで、CAは上に行かないの

新座立教キャンパス
上野毛

米国株高や円安を好感して堅調

日経平均            16,527.99 (△110.17)
日経225先物         16,580 (△180 )
TOPIX            1,627.97 (△ 11.63)
単純平均             450.59 (△ 3.55)
東証二部指数           4,157.62 (△ 21.36)
日経ジャスダック平均       2,114.77 (△ 2.83)
東証マザーズ指数         1,153.11 (▼ 8.86)
東証一部
値上がり銘柄数         1,169銘柄
値下がり銘柄数          434銘柄
変わらず             105銘柄
比較できず            0銘柄
騰落レシオ           95.54%  △4.42%
売買高            16億9167万株(概算)
売買代金        2兆1840億7100万円(概算)
時価総額          520兆9431億円(概算)
為替(15時)          116.69円/米ドル

◆市況概況◆

 週末の米国市場は雇用統計の発表などを受けて堅調となり、為替もドル高と
なったことから、日本市場も買い先行となりました。外国人売買動向(市場筋
推計、外資系13社ベース)は売り買いトントンと伝えられましたが「売り越し
でない」ことを好感する動きもあったようです。寄り付きの買いが一巡した後
は戻り売りや目先筋の利食い売りに押されるものが多く、上値の重い展開とな
りましたが、先物にまとまった買いが入ると日経平均は16,500円を超え、しっ
かりとした展開になりました。

 後場に入ってからも堅調な地合いが続きました。昼の市場外取引は金額はそ
こそこ大きかったのですが、売り買いの偏りはないと伝えられ、後場の寄り付
きは前引けとほぼ同じ水準で始まりました。ただ、寄り付き直後から先物にま
とまった買いが入ると一段高となり、その後も目先筋の買いを中心に買い気は
旺盛で高値圏での動きが続き、一時16,600円を超える場面も見られました。た
だ、今週は経済イベントや指標の発表が多く、積極的にポジションを膨らませ
るというよりは利益を出しながらと言う動きが多く、上値も限定的、最後は目
先筋の利食い売りなどもかさみ上げ幅を縮小して終わりました。

 小型銘柄も引き続き堅調なものが目立ちましたが、東証マザーズ指数は業績
の下方修正で大きく売られる銘柄などもあって軟調となりました。二部株指数
は13連騰、日経ジャスダック平均は11連騰となりました。先物へのまとまっ
た売り買いは散発的に見られましたが大きく方向感を出すというよりも相変わ
らず目先筋の売り買いが中心となっていたようです。

 日経平均に続きTOPIXも節目を抜けかかって来ました。小型銘柄もじり
じりと戻りを試す展開となっており、市場のセンチメントは明らかに変化して
いるような感じです。一時期の米国市場のように景気が悪いと利上げがないと
好感し、景気が好調な指標があると今度は好業績を好感するというように楽観
的な見方になって来ると10月の高値(日経平均16,910円)を抜けるような展開
になって来るのでしょう。

マネックス証券 投資情報部長 清水洋介)

−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・ポジション(ぽじしょん)
 「持ち高」。株式取引などでどの銘柄をどのくらいの数量保有しているかと
 いう状況を表す。株式などを買い持ちしていることを「ロングポジション」、
 売り持ちしていることを「ショートポジション」と言う。
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◆個別銘柄◆ 

 引き続き鉄鋼株が商いを伴い堅調

トクヤマ (4043) 1,707円 △18 円 
 太陽電池半導体の基板材料となる多結晶シリコンの生産能力を6割増強す
ると発表し、中長期的な業績拡大を期待する買いが入り、堅調となりました。

キユーピー (2809) 1,029円 ▼29 円 :100株単位
 販売促進費の増加などが響き、2006年11月期の連結経常利益を下方修正し、
大幅安となりました。

大特鋼 (5471) 785円 △56 円 
 2007年中に名古屋市の生産拠点に溶解炉を新設し、新型炉がフル稼働する08
年度に、チタン合金などの月間生産量を現在の6割増の160トンに引き上げると
報じられたことから、大幅高となりました。

GMO (9449) 870円 ▼100 円 :100株単位
 2006年12月期の連結業績が赤字に転落する見通しと発表し、期末配当を見送
ると伝えられたことから大幅安となりました。

マルハ本社 (1334) 250円 △15 円 
 来年10月に経営統合するとのニュースが流れ、目先筋の買いが一斉に入り堅
調となりましたが、すぐに売買停止になりその後の売買は再開されずに引けま
した。

ベネッセ (9783) 4,680円 △50 円 :100株単位
 2007年度予算で乳幼児(3歳未満)向け児童手当のうち、第一子と第二子に
対する支給額を現行の月額5000円から倍増して、月額1万円にする方向で調整
に入ったと報じられ、堅調となりました。