あああ、

恵比寿

朝一で逆指値が発動!
2731 ニイウスコー 今日の底で買い埋め!

米国株安や円高を嫌気して売られるも底堅い

日経平均            17,263.94 (△ 9.21)
日経225先物         17,270 (△20 )
TOPIX            1,710.68 (▼ 0.38)
単純平均             461.10 (△ 0.04)
東証二部指数           4,181.65 (△ 1.94)
日経ジャスダック平均       2,111.91 (▼ 1.82)
東証マザーズ指数         1,031.38 (▼ 6.63)
東証一部
値上がり銘柄数          717銘柄
値下がり銘柄数          872銘柄
変わらず             133銘柄
比較できず            0銘柄
騰落レシオ           94.57%  ▼ 2.29%
売買高            23億3845万株(概算)
売買代金        2兆6916億6500万円(概算)
時価総額          547兆0585億円(概算)
為替(15時)          117.13円/米ドル

◆市況概況◆

 米国市場が軟調となったことや為替が円高に振れたことから売り先行となり
ました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系13社ベース)が売り越しと伝え
られたことも買いを手控えさせ、利食い売りや見切り売りを急がせる要因とな
ったものと思われます。ただ、寄り付きの売りが一巡した後は押し目買いも入
り戻り歩調となる場面もありました。それでも上値の重さが確認されたところ
先物にまとまった仕掛け的な売りが出ると一気に日経平均17,000円を意識す
る水準まで売られました。その後はアジア市場が堅調なことから底堅い動きと
なりました。

 後場に入ってからは前場と打って変わって堅調となりました。昼の市場外取
引が金額も大きく買い越しと伝えられたことや円高が伸展しなかったこと、ア
ジア市場が堅調となったことから買い先行で始まり、今度は先物にまとまった
買いが入ると一段高となる場面もありました。ただ、ここまで下値の目処と見
られていた17,300円を抜けるととたんに戻り売りや見切り売りもかさみ、上値
の重い展開となりました。

 小型銘柄は方向感の無い小動きとなるものが多く、結局日経ジャスダック
均、二部株指数、東証マザーズ指数はもたついた動きでした。先物へのまとま
った売り買いに振らされた一日となりました。前場は仕掛け的な売りに振らさ
れて下値を確認、後場は仕掛け的な買いに振らされて上値を確認する動きとな
りました。

 月末、週末、期末、と言うことで買い手控え気分も強いのですが、後場に入
って海運株や電力株が切り返したように、配当狙いで買われ、その後、配当取
り後の利食い売りや見切り売りに押されたものも売り一巡感が出てきたようで
す。明日はますます、買い手控え気分も強くなるのでしょうが、逆にポジショ
ン整理もある程度すすんだものと見られ、底堅い展開となって来るのではない
かと思います。

マネックス証券 投資情報部長 清水洋介)

◆個別銘柄◆ 

 配当取りの売りが一巡し電力株や海運株が堅調

三陽商 (8011) 1,023円 △48 円
 バーバリー事業で安定的な増収が見込めることや、2005年以降に立ち上げた
新ブランドが収益に貢献していることなどを評価し、外資系証券が新規に投資
判断を始めたことから、期待した買いが入り大幅高となりました。

TIS (9751) 2,710円 △180 円 :100株単位
 国内証券が投資判断を引き上げたことから、目先的な底入れ感もあって、大
幅高となりました。

アンリツ (6754) 566円 ▼26 円
 欧州子会社が手掛けるサービスアシュアランス(SA)事業(通信ネットワ
ークの品質保証)で開発費がかさんだことや産業機械の原材料価格の高騰が響
き、2007年3月期決算を下方修正したことから、失望売りが入り大幅安となり
ました。

エキサイト (3754) 271,000円 △40,000 円 :1株単位
 伊藤忠商事(8001)とエキサイトは世界最大の公衆無線LAN(構内情報通
信網)サービス「FON(フォン)」を運営する英フォン・ワイヤレスと資本・
業務提携したと報じられ、収益拡大を期待した買いが入り一時ストップ高とな
りました。

島津製 (7701) 1,025円 ▼12 円
 英子会社の株式評価損約26億円と、繰り延べ税金資産約10億円を取り崩すこ
とが響き、2007年3月期決算を下方修正したことから、軟調となりました。

新日鉱HD (5016) 1,025円 ▼19 円 :500株単位
 2007年3月期決算を上方修正し増益になると発表されましたが、織り込み済
みだったため、材料出尽くし感から利益確定売りが入り軟調となりました。