もう、堪忍して

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明治神宮 往復 電車

米国株安を受けて軟調だがかろうじて節目で踏ん張る

日経平均            17,779.09 (▼274.29)
日経225先物         17,790 (▼310 )
TOPIX            1,756.16 (▼ 23.56)
単純平均             462.72 (▼ 5.82)
東証二部指数           4,080.09 (▼ 21.23)
日経ジャスダック平均       2,053.84 (▼ 5.97)
東証マザーズ指数          901.03 (▼ 8.22)
東証一部
値上がり銘柄数          289銘柄
値下がり銘柄数         1,372銘柄
変わらず             71銘柄
比較できず            0銘柄
騰落レシオ           93.45%  ▼ 7.18%
売買高            34億4632万株(概算)
売買代金        5兆1325億5200万円(概算)
時価総額          560兆7018億円(概算)
為替(15時)          121.21円/米ドル

◆市況概況◆

 米国株が大幅安となったことに加え、外国人売買動向(市場筋推計、外資
13社ベース)は大幅売り越し、寄り付き前に発表になった機械受注は予想を
下回るといったネガティブな材料が多く、加えてSQ(特別清算指数)算出で
のまとまった売りもあり、大幅に売り優勢の始まりとなりました。寄り付きの
売りが一巡した後も戻りは鈍く、戻りの鈍さを嫌気して目先筋の見切り売りが
出、そうした売りを見て先物への仕掛け的な売りも入るといった状況で大幅安
となりました。

 後場に入ってからも軟調な展開が続きました。戻り歩調となる場面もあった
のですがその度に戻り売りや週末の見切り売りに押されるものも多く、下値を
売り叩く動きは一段落となったものの戻りの鈍い小動きとなりました。銀行株
や保険株など「金利上昇メリット(?)」のある銘柄が堅調となり相場を下支
えする動きとなりました。

 小型銘柄も軟調な動きとなりました。小型銘柄だから売られるといったよう
なことでもなく、主力銘柄が軟調となる中で週末と言うこともあるのか手控え
気分が強いといったところなのでしょう。終始軟調となりました。先物にも前
場にはまとまった売りが何度か見られ、目先筋の投げ売りを誘うような動きも
ありましたが、後場に入るとおとなしく、目立った動きはありませんでした。

 米国の金利が上昇したからすぐにどうの、と言うことでもないのでしょうが、
ちょっと過剰反応となったのではないかと思います。日経平均の17,800円、T
OPIXの1,750ポイントを何とか保ったことで(日経平均は正確には17,800円
を割り込んでいますが、水準とすればほぼ17,800円と見られます)、来週も切
り返しの動きが期待されるのではないかと思います。

マネックス証券 投資情報部長 清水洋介)

◆個別銘柄◆ 

 保険株や銀行株など金利高でメリットがあると思われている銘柄群が堅調

ファナック (6954) 11,420円 ▼190 円 :100株単位
 寄り付き前に発表になった4月の機械受注統計が市場予想を下回ったことか
ら、失望売りが入り軟調となりました。

シャディ (8048) 1,272円 △200 円 :100株単位
 UCC上島珈琲グループで親会社のMRCHDが完全子会社化を目指しTO
B(株式の公開買い付け)を実施すると発表したことから、大幅高となりまし
た。

ソニー (6758) 6,590円 ▼200 円 :100株単位
 欧州に続き米国でもPS3の出荷台数が伸び悩んでいると伝わり、米株式相
場が下落していることもあり、軟調となりました。

ビクター (6792) 494円 ▼12 円
 ビクター売却を巡る松下(6752)と米投資ファンドの交渉が決裂する可能性
が強まったと報じられ、売却交渉の先行き不透明感を嫌気した売りが入り、年
初来安値を更新しました。

ミレアHD (8766) 5,380円 △220 円 :100株単位
 金利上昇による運用利回り上昇が期待され、全般的に軟調な相場のなかで数
少ない「買える銘柄」として、大幅高となりました。

りそなHD (8308) 316,000円 △10,000 円 :1株単位
 債券相場での金利上昇から預貸金利ざやの改善を見込んだ買いが入り、大幅
高となりました。