郵政民営化否決

さあ、衆議院は解散!
いよいよ選挙です!
小さい政府派の私としては、これで行革が後退することのないように小泉自民党には選挙で頑張ってほしいです。
そして、道路、郵政などの利権を漁ってきたあさましい経世会の人たちが政界から去ることをつとに祈っております。
小泉さんには、お金の臭いがないからいいのです。

米国株安と郵政民営化否決懸念から売り先行で始まるも買戻しが優勢で堅調

日経平均            11,778.98 (△12.50)
日経225先物         11,790 (△30 )
TOPIX            1,191.90 (△ 2.71)
単純平均             436.57 (△ 0.80)
東証二部指数           3,656.37 (▲12.08)
日経ジャスダック平均       1,996.74 (▲ 9.81)
東証一部
値上がり銘柄数          762銘柄
値下がり銘柄数          766銘柄
変わらず             119銘柄
比較できず            6銘柄
騰落レシオ            89.24% -1.92%
売買高            15億4551万株(概算)
売買代金        1兆3161億9600万円(概算)
時価総額          371兆1063億円(概算)
為替(15時)          112.36円/米ドル


◆市況概況◆

 米国市場が軟調な動きとなっていたことや郵政民営化法案が否決されるので
はないかと見方が多く、売り先行の始まりとなりました。比較的しっかりと寄
り付いた後でも先物への仕掛け的な売りなどもあって大きく下げる場面もあり
ましたが、まとまった売りが出尽くしたところでは押し目買いの動きなどもあ
って、底堅い動きとなりました。

 後場に入って郵政民営化法案が否決されたと伝わると材料出尽くし感から買
戻しが優勢となり、買戻しで戻り歩調となると買いが買いを呼ぶ格好で急速に
戻り歩調となりました。今度は先物へのまとまった仕掛け的な買いが入ると指
数は前日比プラス圏での動きとなりました。引続き決算発表に敏感に反応する
動きもあったのですが、今日の相場は先物の動きや全般的なセンチメントにそ
の場その場で振り回されたような感じでした。

 方向感を持った売り買いが中心ではなく、目先的な動きに敏感に反応する売
り買いが主体であり、先物の動きや、市場の雰囲気に振り回されていました。
業種的にどうのこうのといった動きではなく、為替も乱高下、個別の動きに終
始し、目先的な売り買いを目指してばたばた、あたふたとしている向きが多か
ったのではないかと思います。

 指数の上下幅が久しぶりに大きく、前場後場で大きく仕成りを変えるよう
な展開となって、市場全体の底堅さは見えたような気もするのですが、腰の据
わった買いも見られず、株式をどうしても手放したいような売りも見えず、乱
高下となったわりには方向感が見え難い感じとなっていました。衆議院の解散
が確実視されていますが選挙情勢をにらみながら「ああでもないこうでもない」
と選挙の動向を材料に目先的にばたばたとする相場展開が続くのではないでし
ょうか。

マネックスビーンズ証券 清水洋介)


◆個別銘柄◆ 

 とらえどころがなくまちまちの状況。好決算には素直な反応。

三井住友FG(8316) 732,000円 (▲1,000) :1株単位
 三井住友銀行独占禁止法違反(不公正な取引方法)の疑いで公正取引委員
会が審査を始めたと報じられ、軟調な地合いの中で嫌気売りを誘い、安くなり
ました。

クレディセゾン(8253) 3,950円 (△220) :100株単位
 先週末に発表した4〜6月期業績が大幅に伸びたことを好感し、買い気配から
始まるなど、軟調な地合いの中で大幅高となりました。軟調な地合いだからこ
そ好業績で値動きのいい銘柄に買いが集まるようです。

イビデン(4062) 3,690円 (△280) :100株単位
 大手携帯電話メーカー向けプリント基板を増産と報じられ、収益拡大期待か
ら買い先行となりました。プリント基板以外にも好調な部門が多く、業績が拡
大傾向にあることも改めて見直されました。

NTTデータ(9613) 364,000円 (▲6,000) :1株単位
 郵政民営化で大型システム商談が動き出す可能性があったが、民営化が参院
で否決されたことで嫌気した売りに押されました。材料出尽くしから買い戻し
が入る銘柄もありましたが、郵政民営化のメリットがある銘柄として買い見送
りとなりました。

ワカモト(4512) 364円 (△7) 
 前場は地合いの悪さに押される場面もありましたが、後場に入って大幅増益
を発表、自社株の実際の買付けを発表したこともあり、一気にプラス圏まで買
い上がられました。

グローリー(6457大) 1,765円 (▲33) :100株単位
 前場から大きく売られる場面もあったのですが、後場に入って今期通期業績
の上方修正を発表。全般的な戻り歩調に乗る格好で下げ渋り、一時前日の終値
まで戻す場面も見られました。


◆ランキング◆

東証一部値上がり上位
 好業績を好感する動きと値動きのよさだけで買われているものがあります。

東証一部値下がり上位
 小口の見切り売りに押されるものの下げがきつくなっています。

東証一部売買高上位
 材料含みのディーリング銘柄が中心になっています。

東証一部売買代金上位
 主力銘柄に大きな動きはなく手仕舞い売りと押し目買いのせめぎ合いと言う
感じです。

詳細は
http://mail.monex.jp/?4_5850_215565_6

株式分割銘柄に関してはマネックスビーンズ証券のウェブサイトにログイ
ン後、「投資情報」→「株式周辺情報」→「資本異動銘柄」をご覧ください。

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として作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘を目的とした
ものではありません。