ヘラクレス指数3000割れ

湘南キャンパス

そろそろ不動産再生関連の仕込みどき

<外国人の買い越し額は1―3月だけで前年分を上回る>

 東証REIT指数は21日、前日比1.23%安の1695.27となった。この日は
利益確定売りに押されたものの、指数は2003年9月の安値から56%上昇した水準に
あり、最高値圏を維持している。長期金利が一時2%を付けるような金利上昇局面でも影
響は軽微だったといえる。
 REITにとって金利上昇は、借入コストの増加だけでなく、国債利回りと比較した相
対的な魅力低下という2つの意味を持つが、「海外実需筋が割高になった現物株から乗り
換える動きが続いている」(大手証券売買担当者)と指摘されるように、良好な需給が価
格の下落を抑えている。
 実際、外国人によるREITの買い越し額は年初から拡大している。東証の集計による
と、2005年の年間買い越し額629億円に対し、1―3月の買い越し額は865億円
と前年の年間買い越し額を上回る勢い。REITの時価総額は3.4兆円と東証1部の
150分の1以下に過ぎないことを考えれば、外国人の関与率の高さは際立っている。