ゴトウビ

王子の狐

5月はみんな辛い。
こんなに新興銘柄が下げるなんて予想外。
LDショックは序章でしかなかったというの?

もう、やっていられないよ。

月末を意識し様子見ムードが強く、方向感なく小動き

日経平均            15,859.45 (▼56.23)
日経225先物         15,840 (▼20 )
TOPIX            1,612.76 (▼ 3.41)
単純平均             497.08 (▼ 3.26)
東証二部指数           4,568.47 (▼ 3.25)
日経ジャスダック平均       2,400.01 (▼20.58)
東証一部
値上がり銘柄数          360銘柄
値下がり銘柄数         1,252銘柄
変わらず             83銘柄
比較できず            1銘柄
騰落レシオ           70.45%  ▼ 1.56%
売買高            14億1552万株(概算)
売買代金        1兆7964億9600万円(概算)
時価総額          513兆5105億円(概算)
為替(15時)          112.03円/米ドル

◆市況概況◆

 米国市場は休場でしたが、寄り付き前の外国人売買動向(市場筋推計、外資
系12社ベース)が引き続き売り越しとなり、強弱感のはっきりしない経済指標
の発表などもあってもたついた動きとなりました。寄り付きこそ堅調な始まり
となったもののすぐに前日の終り値を割り込んでの動きとなり、後場に入って
から一時、寄り付きの値段を抜けて堅調な動きとなる場面もあったのですが、
結局、手掛かり材料難で積極的な買いは続かず、軟調な展開となりました。

 朝方、鉱工業生産指数や家計調査などの経済指標の発表などもあったのです
が、米国市場が休場ということもあって、方向感のない展開が続きました。先
物へのまとまった売り買いで上下振らされる場面はあるのですが、一時的なも
のに過ぎず、小掬い商いが中心ということなのでしょう。下値を売り叩く動き
も、積極的に買い上がる動きもなく、投資信託や年金資金などの買いも一部入っ
たのではないかと思われますが、相場を動かすほどでもなく、ディーラーも月
末接近で動き難く、相場の方向性を加速させることもなかったということでしょ
う。

 小型銘柄は引き続き底入れ感はなく、下落を続けています。昨日の東証マザ
ーズ指数やヘラクレス指数に続き、日経ジャスダック平均も年初来安値更新と
なり、まだ新興市場銘柄には見切り売りが続いているようです。先物にはまと
まった売り買いが散発的に見られますが、追随する動きに乏しく、方向感を出
すまでには至りませんでした。

 小型銘柄が依然として下げ止まらないこともあって、相場全体に盛り上がり
に欠ける展開となっています。ただ、明日は月末ということでの「ドレッシン
グ買い」や月初にディーラーが動き易くなることを見越したような買いも期待
され、月が替わればディーラーの参加で盛り上がってくるのではないでしょう
か。


 (投資情報センター 清水洋介)

−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・ドレッシング買い(どれっしんぐがい)
 「お化粧買い」とも言う。月末や決算期末に保有株式の評価額を上げるため
 などに行う買い注文のことを指す。機関投資家などが運用成果を良く見せる
 ために行う、という見方がある。
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◆個別銘柄◆

 総じて軟調な中で、証券株などがしっかり

ヤマダ電 (9831) 11,780円 ▼180 円 :100株単位
 朝方に発表された4月の家計調査でサラリーマン世帯の消費支出が市場予想
を下回ったこともあって、同社など小売株は売りが優勢となり、引けは軟調
なりました。

カルピス (2591) 1,118円 △101 円 
 同社の飲料やサプリメントに含まれる乳酸菌がアトピー性皮膚炎を緩和させ
ることが試験で分かり、販売拡大を期待する買いが集まって、大幅高で引けま
した。

ブリヂストン (5108) 2,390円 ▼55 円 :100株単位
 ジャワ島で発生した大地震の影響で、合板や天然ゴムの価格が上昇する可能
性が報じられ、同社などタイヤ株は原材料価格の上昇への懸念から売りが優勢
となり、軟調な引けとなりました。

ジャックス (8584) 1,154円 △26 円 
 投信の新規設定に伴う買いが入っているとの指摘もあって、同社などその他
金融株に注目が集まり、堅調な引けとなりました。

ハドソン (4822) 820円 △65 円 :100株単位
 今年度に市場投入するゲームソフトを前年度の2倍にすると報じられたこと
が材料となって、収益拡大を期待する買いが集まり、引けは大幅高となりまし
た。

日本ペ (4612) 530円 △21 円 
 同社がアジアで展開している合弁会社への出資比率を引き上げる方針である
ことが報じられ、事業拡大を期待する買いが集まり、大幅高となりました。