my birth day

aaaa,
生きるって、辛いことばかりです。

週の株式相場は強弱感の対立で一進一退か。企業が発表している2006年4―6月期業績が予想以上に良好で、事前に弱気に傾いていた市場心理は改善している。好業績の発表が続けば相場は一段の上値を試す展開が見込まれる。一方で米金融政策や中東情勢など外部環境の先行き不透明感は強く、戻り待ちの売りが上値を抑える場面もありそうだ。



 先週の日経平均株価は週間で521円(3.5%)上昇した。ハイテク企業を中心に、市場の事前予想を上回る4―6月期業績の発表が相次ぎ、日本株に対して内外の機関投資家による買いが膨らんだ。日経平均は1万5000円台を回復し、日銀がゼロ金利政策を解除した14日以前の水準に戻った。



 四半期業績の発表シーズン以前は、米国株式相場や外国人の売買動向に左右される不安定な相場展開が目立っていた。ここにきて国内企業の業績拡大を素直に好感した買いが増え、市場では「相場の地合いが変わった」(東洋証券の児玉克彦シニアストラテジスト)との声も出ている。



 今週もトヨタ自動車など主要企業の四半期業績の発表が相次ぐ。業績相場の様相が強まるなか、「外国人投資家を中心に好業績銘柄を見直す機運が高まる」(メリルリンチ日本証券の菊地正俊チーフ株式ストラテジスト)との見方が多い。



 もっとも、東京証券取引所第一部の1日当たりの売買代金は概算で2兆円前後の水準にとどまっており、「株式市場に新規資金の流入が加速した形跡はない」(AIG投信投資顧問)。「上値を追うには市場全体の売買の盛り上がりが足りない」(三菱UFJ証券の藤戸則弘投資情報部長)との指摘もある。



 米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会合など重要イベントを来週以降に控え、投資家が様子見を維持する可能性もある。緊迫する中東情勢や高値圏にある原油相場に対する警戒感も根強い。新興株が本格的に回復するまでは個人も動きにくく、相場の上値も限られそうだ。