雨の大船

前日のNYは暴落
大船

びくびくで迎えた東京の寄り。

売り飽き気分もあって底堅い展開

日経平均            15,855.26 (▼30.12)
日経225先物         15,850 (▼30 )
TOPIX            1,555.11 (△ 2.10)
単純平均             431.38 (△ 2.07)
東証二部指数           4,015.56 (△15.87)
日経ジャスダック平均       2,060.68 (△ 1.56)
東証マザーズ指数         1,118.55 (△16.07)
東証一部
値上がり銘柄数         1,004銘柄
値下がり銘柄数          582銘柄
変わらず             121銘柄
比較できず            0銘柄
騰落レシオ           73.32%  △0.85%
売買高            17億0558万株(概算)
売買代金        2兆2308億5400万円(概算)
時価総額          497兆8542億円(概算)
為替(15時)          116.13円/米ドル

◆市況概況◆

 米国株が大幅安となったことで売り先行となりました。ただ寄り付きからの
売りが一巡すると底堅い展開となり、底堅さを確認すると買い戻しや押し目
いも入りますます底堅くなる、といった展開でした。それでも積極的に上値を
追う動きにもならず上値の重さも相変わらずといった状況でした。底堅さが出
て来たことで、配当利回りなどにも着目する動きもあり、鉄鋼株が堅調となっ
ていました。

 後場に入ると戻り歩調となりました。後場も寄り付きは市場外取引が金額も
比較的小さく、売り買いの偏りもないと伝えられたことで大きな動きはなかっ
たのですが、目先筋の買戻しが入ると上値の軽い動きとなりじりじりと値を戻
す展開となりました。いったん戻り歩調となり、上値の重さが見えないと買い
戻しを急ぐ動きもあってますます下げ幅を縮小、TOPIXは堅調となるなど底入れ
感の強い展開となりました。

 小型銘柄も朝方から底堅い動きが続き、東証マザーズ指数は終始堅調となり、
日経ジャスダック平均や二部株指数も底堅い堅調な展開となりました。先物
はまとまった売り買いが散発的に見られたのですがまとまった買いに敏感に反
応するパターンとなりました。小型銘柄を中心に底入れ感も出てきたことから
先物を買い戻す動きも多かったようです。

 米国株が大幅安となった割には底堅い堅調な展開となりましたが、ここまで
の出遅れ感を考えるとむしろこれが普通、という感じでしょう。まだ、米国株
に比べると日本株の出遅れ感も強く、いったん底入れ感が出てくると米国市場
などの動きにはかかわらず、戻り歩調となるのではないかと思います。

 

◆個別銘柄◆ 

 鉄鋼株や不動産株、石油関連銘柄の一角が堅調

KDDI (9433) 783,000円 △7,000 円 :1株単位
 外資系証券が投資判断を引き上げたことから、全般に軟調な相場の中、朝方
から堅調となりました。

ニッセン (8248) 721円 △12 円 :100株単位
 個人投資家とみられる見切り売りに押されて軟調となりましたが売り一巡後
後場に入り急速に切り返し堅調となりました。

ライフステージ (8991) 213,000円 △30,000 円 :1株単位
 前日、自己株式を取得したとの発表から大幅続伸。ストップ高にあたる3万
円高の21万3000円まで上昇しました。

SBI (8473) 37,200円 △500 円 :1株単位
 SBI東証マザーズ上場のインターネット総合研究所(4741)を株式交換
で07年4月1日に完全子会社化すると発表、堅調となりました。

東洋水産 (2875) 1,680円 ▼27 円 
 日清食品(2897)と明星(2900)のTOB成立が確実となり、即席めんのシ
ェアが5割を越す企業連合が誕生するにあたって、競合している同社は警戒感
から軟調になりました。

カウボーイ (9971) 330円 △19 円 
 外資系証券など2社から出資を受け入れると発表、事業再構築の期待から買
いが入り、大幅高となりました。