今年最大

外国人による買い越し!
8921 11月9日以来の出来高2593

恵比寿 さくら水産 ステキ!

戻り高値更新で堅調ながらも目先的な過熱感もあって上値の重い展開

日経平均            16,914.31 (△85.11)
日経225先物         16,910 (△70 )
TOPIX            1,657.40 (△ 5.55)
単純平均             455.87 (△ 0.97)
東証二部指数           4,175.13 (△ 9.62)
日経ジャスダック平均       2,127.02 (△ 8.85)
東証マザーズ指数         1,152.12 (△ 7.70)
東証一部
値上がり銘柄数          785銘柄
値下がり銘柄数          756銘柄
変わらず             168銘柄
比較できず            1銘柄
騰落レシオ           113.17%  △3.86%
売買高            16億5930万株(概算)
売買代金        2兆3126億9800万円(概算)
時価総額          530兆6780億円(概算)
為替(15時)          117.87円/米ドル

◆市況概況◆

 米国市場が堅調となったことや為替が円安となったこと、外国人売買動向
(市場筋推計、外資系13社ベース)も大幅買い越しとなったことに加え寄り付
き前に発表された日銀短観が予想通りとなったことで年内の利上げ懸念が薄ら
ぎ、買い先行となりました。日経平均も寄り付きから10月24日の高値を抜けて
始まり、節目を抜けたことで強含みの展開となりました。それでも17,000円を
窺う場面では上値も重くなり、上値の重さを確認すると週末と言うこともあっ
て早めの手仕舞い売りがかさむ状況となりました。

 後場に入ってからは一段と調整色の強い展開となりました。昼の市場外取引
も金額はそこそこ大きくやや売り越しと伝えられたこともあって、上げ幅を縮
小する場面も見られました。その後は押し目買いや買戻しなどもあって底堅い
動きとなり、底堅さが確認されると引けを意識した時間帯には先物へのまとま
った買いもあって再び上値を追う動きもありました。それでも17,000円を抜け
ないと見る向きも多く、結局最後は手仕舞い売りに押され、上値の重い引けと
なりました。

 小型銘柄は朝方は軟調なものが多く、東証マザーズ指数が軟調となるような
場面もあったのですが、主力銘柄の上値が重く、利食い売りがかさむにつれて
小型銘柄を物色する動きも出て、堅調となりました。週末の手仕舞いの買戻し
もあったのか、東証マザーズ指数や日経ジャスダック平均、二部株指数は軒並
み堅調な引けとなりました。先物にもまとまった売り買いは散見されたのです
が、追随する動きも少なく、大きく方向感を出すような展開とならず、目先筋
が中心となっていたようで、最後は手仕舞い売りやヘッジ売りに押されました。

 日経平均も戻り高値を更新して堅調となりました。これまで懸念されていた
SQ(特別清算指数)の算出、年内の利上げ、外国人売りに株式税制の問題な
ど徐々に解決、あるいはこなれて来ているのではないかと思われます。来週か
らはますますクリスマス休暇や年末年始の休暇を控えて市場参加者も少なくな
って来るのかも知れませんが、強含みの展開は続き、過熱感が出れば調整しな
がら、徐々に上値を切り上げるような動きになって来るのではないかと思いま
す。

マネックス証券 投資情報部長 清水洋介)

−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
手仕舞い(てじまい)
 保有している銘柄や信用取引の建て玉などを売却や返済をして現金化するこ
 とをいう。つまり、保有しているポジションを減らす、もしくは、なくすこ
 とをいう。手仕舞いが行われる理由は、利益を確定するために「手仕舞い
 をする他、週末などの取引がない日に何が起こるかわからないリスク(政治
 的要因やテロなどの「イベントリスク」)を出来るだけとらないようにする
 ために行われることもある。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

◆個別銘柄◆ 

 陸運株、海運株、空運株が原油価格上昇を嫌気して軟調


日清食 (2897) 4,110円 ▼40 円 :100株単位
 明星食品(2900)に対するTOBが成立し、22日付で連結子会社化すると発
表。今日は利益確定の売りが優勢となり反落しました。

ソニー (6758) 5,050円 △80 円 :100株単位
 9月14日から3ヶ月ぶりに5000円台を回復、米での小売売上高が市場予想を
上回ったことやクリスマス商戦が好調と伝えられたことを好感して買いが続き、
堅調となりました。

J T (2914) 597,000円 △18,000 円 :1株単位
 午後に入り、英たばこ大手ガラハーの買収で基本合意が正式決定したという
ニュースが伝わり改めて買収による収益拡大の期待が広がり一時は前日比2万
4000円高の60万3000円までつけ、大幅高となりました。

光通信 (9435) 5,610円 △420 円 :100株単位
 市場では日経平均株価が4月7日の年初来高値を視野に入れる動きが出てお
り、株価が年初来高値の半分に満たない出遅れ銘柄の一環として大幅高となり、
値上がり率3位となりました。(東証1部)

レオパレス21 (8848) 3,800円 ▼70 円 :100株単位
 三菱UFJ証券の15日付リポートで投資判断を5段階中の上から2番目の
「3」に引き下げたことで、投資家心理が弱気に傾き、軟調となりました。