ポカポカ陽気
CAの動きがおかしい!?
堅調だが決め手に欠ける展開で上値も重い
日経平均 17,406.86 (△62.06)
日経225先物 17,430 (△80 )
TOPIX 1,732.42 (△16.14)
単純平均 472.24 (△ 2.80)
東証二部指数 4,242.76 (△18.00)
日経ジャスダック平均 2,215.76 (△ 2.47)
東証マザーズ指数 1,157.70 (▼ 4.99)
東証一部
値上がり銘柄数 1,124銘柄
値下がり銘柄数 473銘柄
変わらず 115銘柄
比較できず 1銘柄
騰落レシオ 112.57% △1.49%
売買高 23億2351万株(概算)
売買代金 3兆0093億9200万円(概算)
時価総額 554兆5849億円(概算)
為替(15時) 120.28円/米ドル
◆市況概況◆
米国市場が底堅い展開となったことや外国人売買動向(市場筋推計、外資系
13社ベース)が買い越しとなったことから買い先行となりました。ただ、特に
材料が出たわけでもなく、外国人も金額ベースでは売り越しと伝えられて上値
の重い展開となりました。押し目ではしっかりと買いも入るのですが、積極的
に買い上がる動きにもならず、堅調ながらも方向感のない展開が続きました。
後場に入ると売り先行となりました。昼の市場外取引が金額も大きく売り越
しと伝えられると、週末にオプションSQ(特別清算指数)算出やG7を控え
ていることもあって、為替動向をにらみながら売り急ぐ動きもありました。そ
れでも為替が大きく円高に振れることもなく、押し目買いに底堅さが確認され
ると今度は買戻しも入り前場の高値水準での動きとなりました。結局、引け際
にも買戻しが入り日経平均は堅調、17,400円台で引けました。
小型銘柄は終始もたついた動きとなるものが目立ちました。主力銘柄、特に
鉄鋼株や電力株など大型銘柄が物色される中で小型銘柄は物色の対象となって
おらず「蚊帳の外」と言う感じです。先物へのまとまった売り買いもあまり目
立たず、前日に比べると出来高も少なく、大きく方向感を出すような動きには
なりませんでした。
日経平均もしっかりと下値の目処でサポートされています。この水準(年初
の高値水準)を割り込むと調整も長引きそうですがとりあえず下げ止まったこ
とで、強含みの展開に変わりはないものと思います。まだ高値を抜けるだけの
材料も力強さもないのですが、底値を確認するところなのかもしれません。
(マネックス証券 投資情報部長 清水洋介)
◆個別銘柄◆
電力株、鉄鋼株、海運株などの主力大型銘柄がしっかり
中山鋼 (5408) 464円 ▼14 円
スクラップなど原材料価格の上昇が利益を圧迫し、2007年3月期通期の連結
純利益を下方修正したことから、失望売りが出て大幅安となりました。
三井金 (5706) 638円 △23 円
2007年3月期の連結純利益予想を下方修正しましたが、銅価格の高値推移で
金属部門が好調なことから、買いが入り大幅高となりました。
ワコム (6727) 356,000円 △28,000 円 :1株単位
外資系証券が投資判断を引き上げたことから、目先筋の買いを集め大幅高と
なりました。
オリンパス (7733) 4,050円 △150 円
デジタルカメラの販売拡大に加え、内視鏡システムなど医療機器の新製品が
好調で、2007年3月期通期の連結純利益を上方修正したことから、好感した買
いが入り上場来高値を更新しました。
アイフル (8515) 3,440円 ▼70 円 :50株単位
大手消費者金融会社の融資の審査が厳しくなってきたと報じられ、収益環境
の悪さを改めて嫌気した売りが出て、軟調となりました。
みずほ (8411) 833,000円 ▼4,000 円 :1株単位
利ザヤ改善の遅れなど本業の収益力の回復に力強さがみられないため、個人
投資家などによる手じまい売りが続き、軟調となりました。