アメリカ不動産バブル崩壊
綱島
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米国株安、円高を嫌気して大幅安
日経平均 16,676.89 (▼501.95)
日経225先物 16,550 (▼580 )
TOPIX 1,674.94 (▼ 50.49)
単純平均 455.89 (▼ 12.87)
東証二部指数 4,213.62 (▼ 61.33)
日経ジャスダック平均 2,133.74 (▼ 27.00)
東証マザーズ指数 1,008.84 (▼ 31.68)
東証一部
値上がり銘柄数 43銘柄
値下がり銘柄数 1,674銘柄
変わらず 14銘柄
比較できず 0銘柄
騰落レシオ 94.57% ▼ 11.33%
売買高 23億9907万株(概算)
売買代金 3兆1986億5200万円(概算)
時価総額 536兆6324億円(概算)
為替(15時) 116.15円/米ドル
◆市況概況◆
米国市場が大幅安となったことや為替が円高となったことで売り先行となりました。見切り売りや投げ売りに仕掛け的な売りも加わり大きく値を下げて寄り付きましたが、その後は底堅い展開となるようにも見られました。ただ、先物にまとまった仕掛け的な売りが出るとずるずると値を崩す格好となりました。
為替は落ち着いていたのですが、仕掛け的な売りが出ることで買い気が失せたような状況でした。
後場に入っても軟調な展開が続きました。昼の市場外取引は金額は大きく売り越しと伝えられたことで、前場の引け値よりも安く寄り付きましたが先物に買戻しなども入り戻り歩調となりました。それでも上値は重く、上値の重さが確認されると先物にまとまった売りもあり、一段安となりました。その後は戻りも鈍く、結局大幅安となりました。
小型銘柄も大幅安となりました。東証マザーズ指数、日経ジャスダック平均、二部株指数は大幅安となりました。先物もまとまった売り買いは多かったのですが、上値の重さが確認される、戻りの鈍さが確認される、場面ではまとまった売りが出るなど相場を下押す要因の一つとなっていたような感じです。
米国の「サブプライム問題」が材料視されていますが、ちょっと過剰反応ではないかと思います。また、「円キャリー取引」解消への懸念もまた、少し反応が過剰ではないかとも思います。ただ、米国市場も日本市場も先月末の大暴落時の水準は割り込んでおらず、まだ底割れとはなっていません。ここで日米
の株価が下げ止まれば底堅さが確認され、市場も盛り上がって来るのではないかと思います。
(マネックス証券 投資情報部長 清水洋介)
◆個別銘柄◆
不動産株、商社株など、ここまでの上げが大きかったものほど下げがきつい
エプソン (6724) 3,180円 ▼180 円 :100株単位
2007年3月期に液晶ディスプレーなど電子デバイス事業の構造改革費用として、100億円強の特別損失を計上する方針を固めたと報じられ、赤字に転落する見通しとのことから、嫌気した売りに押され、大幅安となりました。
リンナイ (5947) 2,885円 ▼85 円 :100株単位
経済産業省が湯沸かし器やストーブなどのガス機器の不完全燃焼による一酸化炭素(CO)中毒の死亡事故についての調査結果を公表し、メーカー別に見たCO中毒の死者数が3番目に多かったことが嫌気され、軟調となりました。
東洋水産 (2875) 2,145円 △100 円
外資系証券が投資判断を引き上げたことから、全般的に軟調となるなかで目先筋の買いを集め、大幅高となりました。
シンニッタン (6319) 770円 △50 円 :100株単位
米系資産運用会社セーフ・ハーバー・インベストメントが大幅な増配を要求する株主提案を発表し、増配期待が高まり大幅高となりました。
三菱重 (7011) 656円 △12 円
米電力大手、テキサス電力から大型原子力発電所の建設を受注することが内定したと報じられたことから、期待した買いが入り堅調となりました。
不二家 (2211) 283円 ▼11 円
2007年3月期決算の収益予想を下方修正し赤字になると発表、それと同時に無配になることも発表したことから、業績悪化を嫌気した売りが入り大幅安となりました。