会社情報

宝斎殿

四季報をやめて会社情報にした。

米国株高、為替も落ち着いているにもかかわらず、軟調

日経平均            16,744.15 (▼116.24)
日経225先物         16,700 (▼100 )
TOPIX            1,677.06 (▼ 17.12)
単純平均             456.16 (▼ 4.52)
東証二部指数           4,202.98 (▼ 37.90)
日経ジャスダック平均       2,135.46 (▼ 10.12)
東証マザーズ指数         1,010.37 (▼ 9.39)
東証一部
値上がり銘柄数          329銘柄
値下がり銘柄数         1,320銘柄
変わらず             81銘柄
比較できず            1銘柄
騰落レシオ           100.86%  ▼ 1.7%
売買高            24億2832万株(概算)
売買代金        3兆3683億8200万円(概算)
時価総額          537兆3979億円(概算)
為替(15時)          117.04円/米ドル

◆市況概況◆

 米国株が堅調、為替が落ち着いているにもかかわらず、売り先行となりまし
た。外国人売買動向(市場筋推計、外資系13社ベース)が売り越しと伝えられ
たのですが、金額ベースでは買い越しであり、また、シカゴ市場(CME)の
日経平均先物も堅調となっていたにもかかわらず、ちょっとまとまった売りが
出た、と言うことで円キャリー取引の解消などへの恐怖感から売り急ぐ動きと
なったものと思います。売りが売りを呼ぶような場面も見られ、大幅安となり
ました。

 それでも後場に入るとそうした慌てた売りも一巡感が出て、底堅さが確認さ
れると戻り歩調となりました。鉄鋼株が下げ渋り、電機株が上げ幅を広げ、先
物にもまとまった買いが入り、堅調となりました。ただ、週末と言うこともあ
って、手仕舞い売りや戻り売りに上値が重くなり、先物にまとまった売りが出
ると再び下値を探る展開となり、結局最後は軟調な引けとなりました。

 小型銘柄も軟調な展開となりました。後場に入ってから切り返す場面も見ら
れたのですが主力銘柄に連れて見切り売りもかさみ、軟調となりました。先物
にも朝方からヘッジ売りと見られる売りがかさみ、相場を下押す展開となりま
した。後場に入ってからは買戻しや仕掛け的な買いで戻す場面も見られたので
すが、引けを意識する時間帯からはまとまった売りが断続的に出て、相場全体
を下押す要因となりました。

 後場は「良い調子」で戻していたのですが、結局軟調となりました。週末と
言うことで米国市場も気になることからポジション整理の売りやヘッジ売りも
多かったのではないかと思います。急落前と何が変わったと言って大きく変わ
ったこともないのですが、急落が何度かあるとどうしても買いポジションを持
つ自信もなくなって来るのでしょう。

マネックス証券 投資情報部長 清水洋介)

◆個別銘柄◆ 

 通信株や電機株が個別の材料で高く、鉄鋼株や銀行株が大幅安

東 芝 (6502) 769円 △11 円 
 2007年3月期の年間配当を大幅に増配すると報じられたことから、好感した
買いが入り堅調となりました。

スタイライフ (3037) 255,000円 △25,000 円 :1株単位
 サマンサJP(7829)がTOBを実施し連結子会社化すると発表したことから、
業績拡大を期待する買いが入り大幅高となりました。

川 重 (7012) 476円 △1 円 
 国内証券が新規に「買い」で投資判断を始めたことから、堅調となりました。

三井住友 (8316) 1,060,000円 ▼30,000 円 :1株単位
 米国の景況感の懸念や決算に絡むと見られる海外投資家からの売りが入り、
昨年来安値を更新しました。

北陸電 (9505) 2,925円 ▼95 円 :100株単位
 1999年に志賀原子力発電所1号機(石川県)で臨界事故があったと発表し、
8年間もその事実を隠ぺいしてきたことが嫌気され大幅安となりました。

マツダ (7261) 624円 ▼32 円 
 米国市場で、採算性が高い戦略車種の在庫が増加しており、業績に影響を与
える可能性が高いことから、外資系証券が投資判断を引き下げ、大幅安となり
ました。