SA暴落
拝島
指数の下値目処で下げ止まり、為替の落ち着きもあって堅調
日経平均 17,009.55 (△265.40)
日経225先物 17,000 (△300 )
TOPIX 1,694.08 (△ 17.02)
単純平均 458.69 (△ 2.53)
東証二部指数 4,183.50 (▼ 19.48)
日経ジャスダック平均 2,129.62 (▼ 5.84)
東証マザーズ指数 997.10 (▼ 13.27)
東証一部
値上がり銘柄数 1,015銘柄
値下がり銘柄数 582銘柄
変わらず 134銘柄
比較できず 3銘柄
騰落レシオ 98.44% ▼ 2.42%
売買高 19億0218万株(概算)
売買代金 2兆7337億4200万円(概算)
時価総額 542兆5961億円(概算)
為替(15時) 117.33円/米ドル
◆市況概況◆
週末の米国市場が軟調となったことや外国人売買動向(市場筋推計、外資系13社ベース)が売り越しと伝えられて売り先行の始まりとなりました。ただ、円高が伸展しなかったことや先週末に既に米国株安を織り込んでいたかのような展開からすぐに底堅さを確認して反発となって来ました。ハイテク銘柄の一角や医薬品株などの主力銘柄、いわゆる国際優良銘柄を中心に堅調となりました。
後場に入ってからも一段高となりました。昼休みの間にも円安傾向となったことから買い先行で始まり、その後も割安感の強い銘柄や値動きの良い銘柄に買いが集まり、指数も一段高となりました。米国市場の問題も為替さえ円高にならなければ日本への影響も限定的という見方や配当を期待した買いなどもあって底堅く、底堅さが確認されると割安感も募る、と言うような展開となったのではないかと思われます。
小型銘柄は値動きの悪さを嫌気して軟調となるものが多く、日経ジャスダック平均、二部株指数、東証マザーズ指数など軒並み軟調となりました。先物にはまとまった買いが多く、追随する動きなどもあって指数を押し上げる要因となっていました。底堅さを見て慌ててヘッジ売りの買戻しを入れた向きもあったのではないかと思います。
日経平均はちょうど一目均衡表の雲の下限(16,600円の水準)で下げ止まり、二重の「毛抜き底=ダブルボトム」となった格好です。17,300円どころの雲の上限を抜けてこないと完全に底入れ確認とは行かないのでしょうが、しっかりと底値と期待されるところで下げ止まり、この下値目処を割り込まない限り堅調な地合いとなって来るのではないかと思います。
(マネックス証券 投資情報部長 清水洋介)
◆個別銘柄◆
「サブプライム問題」の影響や値動きの悪さを嫌気して銀行株が安い
テルモ (4543) 4,370円 △130 円 :100株単位
2007年3月期決算が過去最高益になる見通しだと報じられたことから、好感した買いが入り堅調となりました。
中外薬 (4519) 2,985円 △95 円 :100株単位
外資系証券が投資判断を引き上げたことから、堅調となりました。
日 立 (6501) 864円 △1 円
2007年3月期末の配当金を減配し1株3円にすると発表したことから、嫌気した売りが出て軟調となった場面もありましたがもたついた展開で終了しました。
ソキア (7720) 569円 △45 円
トプコン(7732)が子会社化することで合意したと発表したことから、業容拡大、シェアアップを期待した買いが入り大幅高となりました。
富士通 (6702) 765円 ▼8 円
海外子会社株を減損処理するため、2007年3月期単体決算を下方修正し赤字になる見通しだと報じられたことから、嫌気した売りが入り軟調となりました。
三菱UFJ (8306) 1,290,000円 ▼20,000 円 :1株単位
米国内で「サブプライム」と呼ばれる信用力の低い個人向けの高金利型住宅ローンの焦げ付きが取りざたされていることに伴う連想売りが入り、昨年来安値を更新しました。