なぜ弱い

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週末のSQを控えて方向感なく小動き

日経平均            18,040.93 (▼12.88)
日経225先物         18,040 (▼10 )
TOPIX            1,778.50 (△ 1.94)
単純平均             467.35 (△ 0.76)
東証二部指数           4,103.80 (△28.41)
日経ジャスダック平均       2,062.95 (△ 8.93)
東証マザーズ指数          917.52 (△26.62)
東証一部
値上がり銘柄数          685銘柄
値下がり銘柄数          929銘柄
変わらず             115銘柄
比較できず            0銘柄
騰落レシオ           98.02%  ▼ 2.52%
売買高            25億8938万株(概算)
売買代金        3兆0384億6800万円(概算)
時価総額          568兆2970億円(概算)
為替(15時)          121.33円/米ドル

◆市況概況◆

 米国市場は軟調となったのですが、為替の落ち着きなどもあり、また、外国
人売買動向(市場筋推計、外資系13社ベース)が大幅買い越しと伝えられたこ
ともあって落ち着いた始まりとなりました。その後は下値を売り叩く動きも上
値を買い上がる動きもなく、下がれば買われ、上がれば売られるような展開で
方向感なく小動きとなりました。

 後場に入っても方向感のない展開となりました。昼の市場外取引は本日も金
額はかなり多く、やや売り決め優勢と伝えられたのですが、昨日同様、寄り付
きは堅調な始まりとなりました。ただ、上値も限定的、目先筋の利食い売りや
戻り売りに押さえられ、下値は押し目買いに支えられる展開となりました。週
末のSQ(特別清算指数)算出を控えて積極的な売り買いに乏しい展開となり
ました。

 小型銘柄は比較的堅調なものが多くなりました。上値をどんどん買い上がる
というよりは利益を確保しながらの動きが多かったようですが、東証マザーズ
指数の大幅高を筆頭に日経ジャスダック平均、二部株指数など底堅い、堅調な
展開となりました。先物もまとまった売り買いに乏しい展開となりました。満
期を明日に控えて目先筋の売買も分散、方向感を出すような動きにはならず、
相変わらずロールオーバー(乗り換え)が中心となっていました。

 中国市場の影響もほとんどないことが分かったのですが、逆に手掛かり難か
ら方向感のない展開となっています。ただ、ここまで「暴落」を期待していた
向きもそろそろ痺れを切らしてくるところではないかと思われ、SQをきっか
けに買いが入るのではないかとの期待もあるようです。「マーケットメール−
朝刊−」にも書いておいたのですが節目と見られた日経平均の17,800円、TOPIX
の1,750を割り込まない限り、買い気は続くのではないでしょうか。

マネックス証券 投資情報部長 清水洋介)

◆個別銘柄◆ 

 石油関連銘柄や商社株、機械株の一角が堅調

みずほ (8411) 869,000円 △6,000 円 :1株単位
 下落の反動、割安感を指摘する向きもあり、寄り付き後下げに転じる場面も
見られましたが、買い意欲も強く、堅調となりました。

NTTデータ (9613) 565,000円 ▼4,000 円 :1株単位
 対象者の分からない年金記録を照合する新プログラムの開発を受託したこと
が報じられ、堅調となる場面も見られましたが、戻り売りなどもかさんで上値
は重く、引けは軟調となりました。

ユニチャペット (2059) 4,230円 △100 円 :100株単位
 北米でペット用品の販売を始めることが報じられ、業績向上を期待する向き
もあって、堅調となりました。

伊藤園 (2593) 3,940円 ▼40 円 :100株単位
 今期(2008年4月期)の業績見通しが発表されましたが、ほぼ市場予想通り
と指摘する向きもあって反応は鈍く、さえない動きとなりました。

ブラザー (6448) 1,734円 △72 円
 外資系証券が投資判断を引き上げたほか、好業績期待もあり、朝方から堅調
に推移して大幅高となりました。

三井不 (8801) 3,830円 ▼40 円
 金利上昇への懸念や過熱感を指摘する向きもあって、売りがかさんでさえな
い動きとなりました。